解答記入済み - 基礎からの高校物理

「物理基礎」で飛ばした内容
類題 17
No.05
p89
長さ l〔m〕の軽い糸におもりをつけた振り子がある。図のように,糸が鉛直
方向と 60° をなす点 A から,おもりを静かにはなす。このとき,おもりが
図の点 B と点 C を通過するときの速さ vB,vC〔m/s〕を求めよ。
重力加速度の大きさを g〔m/s2〕とする。
組 番 氏名
例題 19
p92
図のように,傾きの角 30° のあらい斜面上を,物体が静かにすべりだした。斜面上の
距離 0.50m だけすべったとき,物体の速さは 2.0m/s であったとする。物体の質量を
4.0kg,重力加速度の大きさを 9.8m/s2 とする。
(1)この間に動摩擦力がした仕事 W〔J〕を求めよ。
(2)物体と斜面との間の動摩擦力の大きさ F ´〔N〕を求めよ。
移動後の高さを重力による位置エネルギーの基準水平面とすると,移動前の高さは
0.50m × sin30° = 0.25m となる。よって,移動前後での物体の力学的エネルギーは
表のようになる。
(1)力学的エネルギーの変化が動摩擦力のした仕事に等しいので
(1/2m × 2.02 + mg × 0)-(1/2m × 02 + mg × 0.25)= W
W = 1/2m × 2.0^2 - mg × 0.25 = 8.0 - 9.8 =- 1.8J
(2)
「W = Fxcos θ 」より
- 1.8 = F ´ × 0.50 × cos180° =- 0.50F ´ よって F ´ = 3.6N
教科書演習問題
p97
2 力学的エネルギー保存則
なめらかな水平面上に置いたばね定数 k〔N/m〕のばねがある。図のように,
ばねの一端を固定し,他端に質量 m〔kg〕の物体を押しつけ,自然の長さ
から x〔m〕だけ縮めた状態から,物体を静かにはなす。物体はばねが自然
の長さになった位置でばねから離れ,水平面と点 A でつながったなめらかな
斜面上をすべり上がり,斜面の上端の点 B に達したとする。点 B の水平面
からの高さを h〔m〕
,重力加速度の大きさを g〔m/s2〕とし,水平面か
ら斜面に移る際に物体の速さは変化しないものとする。
(1)点 A での物体の速さ vA〔m/s〕を求めよ。
(2)点 B での物体の速さ vB〔m/s〕を求めよ。
(3)m = 2.0kg,k = 40N/m,h = 0.50m,g = 9.8m/s2 とするとき,
物体が点 B に達するための x〔m〕の最小値を求めよ。