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機器
免疫化学
抗原賦活化装置
Decloaking Chamber NxGen
製品ページ番号:5426
機疫
免
器染色製品特集
フナコシニュース 2015 年 1 月 1 日・15 日合併号(No.580)
funakoshi news
抗原賦活化装置 Decloaking Chamber NxGen を用いたサイトカイン産生細胞の同定
琉球大学 熱帯生物圏研究センター 感染生物学部門 分子感染防御学分野 准教授 梅村正幸先生
我々の研究室は,結核菌をはじめリステリア菌などの細胞内
その実測データは USB メモリに記録・保存することができ,
寄生性細菌の感染防御機構の解明を目指して研究を行ってい
PC 上での観測も可能である。これまで,電子レンジ,オート
る。これらの感染における免疫応答の経時的変化を個体,組織,
クレーブ,市販の圧力鍋などを用いて抗原賦活化を行ってきた
細胞さらには遺伝子レベルまでより詳細に検討し,理解しよう
が,どうしても再現性が乏しかった。本機の温度・時間プロ
と数少ないスタッフとお互いに切磋琢磨して研究を進めてい
グラムを各々 110℃,15 分に設定し,試料は結核菌感染肺を
る。特に,我々は動物感染モデルを駆使した解析を中心に行っ
パラフィン包埋処理した薄層切片を用いて免疫組織染色を試
ているが,感染後の病理組織学的解析やその感染局所に集簇す
みた。写真は感染肺のⅡ型肺胞上皮細胞を特異的マーカーで
る細胞の特性解析など in vivo で生じる現象を把握することが
あるサーファクタント・プロテイン
(SP)
-C
(写真 1;標識酵素
重要であると考えている。
としてアルカリホスファターゼを使用)あるいは炎症性サイト
今回,Biocare Medical 社
(メーカー略称:BCM)の抗原賦
カインの一つであるインターロイキン(IL)-17F(写真 2;標識
活化装置 Decloaking Chamber NxGen を導入し,安定した
酵素としてペルオキシダーゼを使用)に対する抗体で染色した
免疫組織染色用試料の抗原賦活化を実証できたので報告する。
ものである。なお,免疫組織化学染色用試薬は全て VECTOR
この装置は抗原賦活化専用に開発されたもので,内部圧力や
Laboratories 社(メーカー略称:VEC)の製品を使用した。安
温度,処理時間を一定に保つことの出来る優れモノである。
定した再現性を得るために,本機は必須のアイテムと思われる。
SP-C
写真 1. BCG 感染肺における SP-C 発現
(Ⅱ型肺胞上皮)細胞の局在
●
IL-17F
×40
×40
写真 2. BCG 感染肺における IL-17F 産
生細胞の局在
5
研究室の皆様
(右端が梅村先生)
抗原賦活化専用に開発された装置で,USB メモリーに作動中の
内部圧力値や温度,処理時間の実測データを保存することが可
能です。
●
温度プログラムは,5 種類(60℃,80℃,90℃,95℃,110℃)
から選択することができ,任意の時間を設定できます。再起動
標準的な 110℃加熱の場合,1 時間以内に賦活化処理が完了し
ます。
質 量
サイズ
作動温度
スライド収容可能枚数
電 源
6.91 kg
36.1W × 34.3D × 33.0H cm
60 ~ 110 ± 5℃
最大 72 枚(スライドコンテナ 3 個使用時)
115 V, 60 Hz, 1,000 W
品 名 メーカー 商品コード
Decloaking Chamber NxGen
BCM DC2012
A
通常
キャンペーン
包装 / 価格(¥) 価格(¥)
1 unit / 500,000
お問い合わせ先:
〈機器〉TEL:03-5684-1619 / FAX:03-5684-5643 / e-mail:[email protected]
425,000
本誌に掲載されている製品はすべて研究用です
時には,最後に設定したプログラムが呼び出されます。
●