府立花園高等学校 平成25年度 学校経営推進費 評価報告書(1年目) 標記について、下記のとおり提出します。 1.事業計画の概要 実施課程名 取り組む課題 評価指標 計 画 名 全日制の課程 生徒の希望する進路の実現 ・希望進路実現率の向上(学校教育自己診断における満足度向上) ・中堅私立大学(関関同立、産近甲龍)進学者数の増加 「花園キャリアPROJECT -ICT機器、DVD教材の活用で学力アップと進路目標の達成-」 2.事業目標及び本年度の取組み 学校経営計画の 中期的目標 事業目標 整備した 設備・物品 取組みの 主担・実施者 本年度の 取組内容 成果の検証方法 と評価指標 (1)学習の動機付けとなるキャリア教育を充実する ア. 総合的な学習の時間等を活用したキャリア教育をとおして、中堅大学への進学を含めたすべての生徒の進路希望 実現をめざす イ. 「花園キャリアプラン」に基づき、早い時期から進路を意識させる「総合的な学習の時間」の充実を図る ウ. 高大連携等による学習活動への明確な目標意識を育成する ①現状では、学年のキャリア講演は施設の制約上、体育館での一斉講義に限定されており、他学年とのスケジュール調 整が難航する結果、3年間を通してタイムリーなキャリア学習の継続に支障が生じている。その解消策として、プロジェ クターを天井設置し、多学年が同時にHR教室で多彩な学問分野の講演を受講できる環境を整備する。 ②補・講習とは異なる反復学習の可能なDVD学習教材を導入することで、学習意欲の向上と定着を図るとともに、自学自 習の中でつまづきを克服させることで、自信を持たせた上で進路希望実現への取組みを支援する。 ① 天井設置型プロジェクター 26台(普通教室26) ② 分野別・到達度別DVD学習教材 ③ DVD教材視聴用ポータブルDVDプレーヤー 10セット 主担:学力向上担当首席、校内設置の学習経営推進チーム 取組み推進者:全HR担当教員+各教科担当者 ①プロジェクター(8月末設置):個別授業での活用を図るため教職員の利用研修2回実施。授業での利用は6教科で 593時間に及び、自主製作の教材を12人が活用。HR活動での活用は全学年が実施。総合的な学習の時間や部活動、公開授 業等で活用をした。インターネット資料の活用は全体の14%となっている。3月中に海外との交流実験を予定。 ② DVD教材③ DVDプレーヤー 10セット:教材利用は91人、機器利用は97回。2月上旬に教材の認知度を高めるため、 2年生のHR教室で3会場を設定し、DVD塾としての試みを実施。3講座25人が参加。 3ヶ年経過時点での事業目標の達成を測定するために、1年生(51期生)の進路希望調査を9月に実施。①国公立68人② 私立4大130人③短大11人④専修59人⑤就職11人⑥未定71人という数値が現れたが、生徒の回答姿勢に大学評価の適正が 欠けている点があり、本校生徒の経年的な意識変化を踏まえた数値補正が必要と考える。 ・英語検定2級受験率50%、合格率30% ・第一希望進路の実現率70%以上 ・希望進路実現率の向上(学校教育自己診断における満足度向上) ・中堅私立大学(関関同立、産近甲龍)進学者数の増加 自己評価 ・英語検定2級受験者172名で到達せず、合格率32.5%(○) ・第一希望進路の実現率は66%(○) ・11月に実施した「学校教育自己診断」における一年生の「進路意識の確立」は65%、「施設の満足度」70%となり設 定目標を達成した。事業準備ができてからアンケート実施までに期間が少なかった点を考慮して、次年度は更なる成果 の反映をめざす。(◎) ・中堅私立大学進学者数は微減。(△) 次年度に向けて ①プロジェクター:従来型の授業のペースに慣れている生徒にとって、ICT活用の授業は密度が濃く負担感が増加してい ることが生徒のアンケートから見える。進度を上げるのではなく、生まれたゆとりを解説の充実に充てるなどの指導方 策について教員への周知を図りたい。進路意識の向上に関連して、大学や各種の進路先について一斉に学ぶ進路HRの学 年企画を実施する。 ② DVD教材の作成と活用を行う。 ③ DVDプレーヤー:全HRにDVD利用の環境が整ったことから、自習時間における活用や長期休暇に合わせたDVD塾を開催 するなどで利用増を図る。
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