天王寺高等学校 学校経営推進費 事業計画書 標記について、下記のとおり提出します。 1.事業計画の概要 実施課程名 計画名 全日制の課程 教室でMOOCsを開講(ハーバード、MIT、スタンフォードなどの授業を受講する)、iアプリの開発 2.事業計画の具体的内容 学校経営計画の 中期的目標 事業目標 導入・整備する 設備・物品等 取組みの概要 2 グローバル社会に貢献できる人材の育成(夢・志の育成とともに、豊かな人間性の育成) (1)グローバルリーダーの育成 ア SSHやGLHSの取組を発展させ、海外セミナーを活性化させる。(海外の優秀な大学の授業を体験して 世界を知らしめ、大きな刺激を与える)平成25年度に実施したイギリスやアメリカ等での海外研修をさらに発展 させ、よりいっそう世界を意識させるとともに英語力の向上をはかる。 今日、インターネットを通じて、オンラインでの様々な有益な学習システムが提供されている。 スタンフォード大やMITなどが中心となり、大規模オンライン授業(MOOCs)がフリーで公開されている。日 本においても日本版のMOOs=gaccoが今年から開設された。 また、英語によるプレゼン大会=TEDは優れたスピーカーを世界から集め、様々な分野で魅力的なプレゼンを動 画配信サイトに置いてくれている。 同様に、プログラミングの分野や電子工作の分野でも、Web上に開発環境を持った学習サイトが数多くある。近 年ではエミュレーターでのデバッグもネット上で出来てしまうサイトがある。 こうしたサイトには個人で参加し、ネットで交流しながら学ぶ特性がある。しかし、高校生にとっては、興味は そそられるが、継続して取組むにはなかなか難しい内容のものが多い。 そこで、MOOCsでも、プログラミングでも、例えばバスケットボールの技術や指導法でも、英語で、仲間ととも に、学ぶことのできる環境整備を行い活用する。また、海外との交流をSkypeやハングアウトなどを利用し取り 組む。 1学年の教室(9教室)にプロジェクターを設置する。 MacのノートPCを3台購入する。 ≪1≫取組の詳細 ①設備:9クラスにプロジェクターを導入し、PCを設置する。 内、1クラスにはマックPCを配備し、Objective-C でのプログラミングを行う。 1か所にWi-fiアクセスポイントを設置する ②取組(案) ・MOOCsより、3科目ほどを選択し、それぞれの部屋で、希望者がともに学ぶ。 ※ネイティブのチューターをつける。 ※参加できない日は自分で学習しておく。 ・オンラインのプログラミング学習サイト(Codecademyなど)でJavascriptを希望者で学ぶ。 ・オンラインのプログラミング学習サイトでObjective-Cを希望者で学ぶ。 ・部活動で、活動場所が使えないときなどに、著作権をクリアしている英語の動画(技術や指導、審判技術な ど)をみんなで見て学ぶ。 ・部屋で海外との交流をSkypeなどで行う。 ・Wifiアクセスポイント周辺で、生徒個人がタブレットPCで1対1の海外との交流を行う。 ≪2≫上記、取組の留意点 ・課題研究として水曜の午後の6時間目、7時間目を活用する。 ・放課後は16時以降、18時までの2時間を活用する。 ・休業日は9:00~17:00まで、午前と午後の2サイクルを活用する。 取組みの 主担・実施者 初年度 2年目 成 と果 評の 価検 指証 標方 法 3年目 GL・SSH委員会で企画運営。T-netの英語講師(ネイティブ)に謝礼を支払いサポートを受ける。 本校はGLHSとしてグローバルに活躍できる人材の育成に取組んでいる。平成25年度からイギリスのケンブ リッジ大学やMIT、ハーバード大学、カリフォルニア工科大学、UCLA等で講義を受講して世界を知る取組 みを行っている。その結果、将来にはそのような大学へ留学して世界の最先端の研究をしたいと希望する生徒が 多数出てきている。 MOOCsの授業をうけることは日本に居ながらにして海外のレベルの高い授業を受けることができ、経済的な 理由から海外研修に参加できない多くの生徒へ夢と希望を与えるものであり非常に有意義であると考える。 また、本校はSSHに取組み、2年生は「創知Ⅰ」という授業を行い、その中で課題研究をさせている。全ク ラスでMOOCsの授業を受講できる環境が整備されれば課題研究の一環として全員に海外の質の高い授業を聴 講させることが可能になる。※「創知」学校設定教科、「創知Ⅰ」学校設定科目 1.英語能力の向上 今年度からはイギリスのケンブリッジ大学の教授によるスカイプを使ったオンライン授業の実施を計画したとこ ろ多数の希望者が殺到したが1教室しか使えないので受講生徒は限定的である。 複数の教室で英語によるMOOCsの授業を受けることによって生徒の英語力を向上させることが期待できる。 年度末には英語力を測定するべくTOEFLiBT又はTOEFLiBTチャレンジの受験を推奨し、スコアを 50点以上取得できる生徒を10人以上育成する。(平成25年度はTOEFLiBTチャレンジテストの結 果、40名が受験したが50点以上は2人のみであった) 2.京都大学工学部への進学者を増やす 昨年度よりSSHの取組みの一環としてプログラミングにも取組み、実際にMOOCsの講義を受講して新たな プログラミングの学習に取組んでいる。しかし、パソコンが常時設置してある情報教室においてのみの取組みと なっており、かなり限定的である。 本校では部活動が活発であり(加入者は99%、内、運動部が70%)また学校行事の頻度が高く、生徒が実際 にMOOCsを活用して学習する機会が同時に複数必要である。ICTを整備することによりMOOCsの受講 者数を増やして行く。 3年後に京都大学の工学部への進学者数50人以上をめざす。(平成26年度の入試では京大工学部合格者は2 3人) 3.海外の大学への進学を希望する生徒を増やす 課題研究の一環としてプログラミング以外の講座の受講の促進を行う。課題研究のテーマに関連した学習の機会 とする。平成26年度は現3年生の1人がハーバード大学への進学を希望している。将来的に講座を受けた大学 への進学者が出現する可能性がある。 3.事業費(計画のうち認められたもの) 事業費総額 2,498,260 円 積算内訳 *決算科目(節)を明示し、節毎に積算内訳を記載すること。 科目(節) 1 報償費 番号 内訳 1 英語指導講師・教材作成への謝礼 単価 ¥10,000 数量 22 金額 ¥220,000 2 3 小計 2 旅費 220000 1 2 3 小計 3 消耗需用費 1 2 3 小計 4 維持需用費 ¥0 1 2 3 小計 積 5 委託料 算 内 訳 1 2 3 小計 6 使用料 及び賃借料 ¥0 1 2 3 小計 7 備品購入費 1 プロジェクター一式:エプソン 2 MacBookPro13インチ:2.5GHz ¥1,945,188 ¥111,024 3 ¥333,072 3 8 工事請負費 小計 ¥2,278,260 小計 ¥0 1 2 3 9 役務費 1 2 3 小計 合計 ¥0 ¥2,498,260
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