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コモディティ市場
作成日:2015年1月26日
作成者: 杉 本 年 史
■ポイント
ギリシャの政局不安を背景に欧州経済に対する懸念が強まったことやスイス国立銀行
(中央銀行)がスイス・フランの対ユーロ相場上限を撤廃したことを受けて為替市場が混
乱し、逃避先としての金の需要が高まりました。他方、原油価格は、世界的な供給過多が
当面継続するとの見方から下落しました。
■1月の市況
<エネルギー>
原油価格は、前月末比14.4%下落しました(2014年12月23日現在)。ロシアとイラクで
原油供給が拡大したことや国際通貨基金(IMF)が世界の経済成長見通しを下方修正したこ
とが原油価格下落に繋がりました。
<金>
ギリシャの政局不安を背景に欧州経済に対する懸念が強まったことやスイス国立銀行
(中央銀行)がスイス・フランの対ユーロ相場上限を撤廃したことを受けて為替市場が混
乱し、逃避先としての金の需要が高まりました(前月末比9.2%上昇)。
■今後の見通し
米国が利上げの方向に向かっていることなどを背景に米ドルの価値が上昇しやすい環境
となっていることから、今後、金などのコモディティ価格は弱含む動きを示すと予想して
います。
【 注 意 事 項 】
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