分配金の引き下げ=損

2014年12月30日
Vol.71
分配金
「分配金の引き下げ=損」とは
限りません
毎月分配型ファンドは、安定した収益分配をめざして運用していますが、市況悪化
の影響などを受け、基準価額が値下がりしたときなどには、分配金を引き下げるこ
とがあります。分配金が引き下がると、受け取る分配金額が減ることで損をしている
と感じるお客様も多いようですが、果たして「分配金の引き下げ=損」なのでしょう
か。
そこで今回は、分配金を引き下げることで、ファンドにどのような効果が期待できる
のか押えていただきたいと思います。
分配金を引き下げ、ファンドの資産として留
めておくことで、投資対象資産の上昇時に
投資効果を高めることが期待できます。
□当資料は、日興アセットマネジメントが投資信託の仕組みについてお伝えすることなどを目的として作成した資料であり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。ま
た、当資料に掲載する内容は、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環
境の変動等を保証するものではありません。□投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変
動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書
(交付目論見書)をご覧ください。
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分配金は、①分配対象収益(利子・配当等収益、有価証券売買益、過去の
収益の繰越分など)、②基準価額の水準、③運用環境(将来性)などを考慮し、
総合的に判断して決定します。基準価額が値下がりしたときなどには、それぞ
れのファンドで定められている分配方針に基づき、分配金を引き下げることもあ
ります。また、分配対象収益が少なければ、たとえ前回の決算日より基準価額
が値上がりしていたとしても分配金を引き下げることもあります。
では、引き下げることで払い出されなかった分配金はどこにいくのでしょうか。
は 引き下げる と 払 出されなか た分配金はど
く
し うか
分配金はファンドの中から支払われるため、「分配金の払い出し=運用資産の
減少」となりますが、分配金を引き下げることで、払い出されなかった資金が
ファンドの運用資産として残ります。運用に振り向けられる資金が多くなることで、
投資対象資産が上昇する局面では投資効果が高まる要因となります。
前回の「こよみVol.l 70」でト
前回の「こよみV
70」でトータルリターンについてご紹介したとおり、お客様の
タルリタ ンについてご紹介したとおり お客様の
投資成果は、基準価額と投資期間中に受け取った分配金の合計です。分配
金額が減ったとしても、その分は運用資産として残っているので、「分配金の引
き下げ=損」とは限りません。
今後は、分配金だけではなく、ファンドが投資している資産の見通しを立てなが
ら 投資判断をしてみてはいかがでしょうか
ら、投資判断をしてみてはいかがでしょうか。
□当資料は、日興アセットマネジメントが投資信託の仕組みについてお伝えすることなどを目的として作成した資料であり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。ま
た、当資料に掲載する内容は、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環
境の変動等を保証するものではありません。□投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変
動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書
(交付目論見書)をご覧ください。
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