山口大学出願発明:H22-029 山口大学出願発明 :H19-006 特開2011-207725 特許第5598844号 発明の名称:イオンバリヤー膜および 発明の名称:マンガン酸化物の製造方法 該イオンバリヤー膜を使用した分離装置 発明の要約 【発明の有用性 】 本発明は、二次元層構造をもつバーネサイト型層状マンガン酸化物フィルムの製造法を提供す る。バーネサイトを構成するMnO6正八面体のMnは主に4価で存在するが一部は3価で存在す るため、Mn酸化物層は負に帯電する。この負電荷をカチオンがインターカレートしている(下図 参照)。本発明では、従来製法(アノード酸化法)で問題となる点を解決するためにアルカリ金属 イオン共存下で電気化学的に還元することを特徴とする製造法によって、電流応答に優れた層 状マンガン酸化物を提供する。また、電極材料基板にはステンレス鋼、ITO被覆ガラス電極等を 使用することができる。 【発明を利用するメリット】 従来法に比べ優れた電流応答性をもつマンガン酸化物の製造は、二次電池の正極材料をはじ めとして様々な応用分野における機能材料の提供を可能とする。また、薄膜形状なので、単位 体積当たりの電気容量が大きく、セルの小型化にも有利である。 図面等 図.アノード法およびカソード法により析出した層状マンガン 酸化物の比キャパシタンスの掃引速度依存性 利用分野 リチウム二次電池やスーパーキャパシタの電極材料、触媒、イオン交換材料、 レアメタル回収、吸着材、エレクトロクロミック材料などの分野 連絡先 化 28ページ
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