情報基礎II第六回目

情報基礎 II 演習問題 1
答案は A4 用紙にまとめ,綴じて提出すること.提出期限:6/16(月).
1. 図 1 のような,直流電源 E = 10V,ダイオード D,抵抗 R = 200Ω からなる直列回
路を考える.この回路に流れる電流を ID とし,ダイオードによる電圧降下を VD と
する.
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図 1: 直流電源,ダイオード,抵抗からなる直列回路
(1) この回路に対してキルヒホッフの第二法則を適用し,VD と ID の間に成り立つ
関係式を示せ.
一方,ダイオードの半導体としての特性より,VD と ID の間には
ID = I0 exp
eVD
kT
−1
(1)
が近似的に成り立つことが知られている.ただし e は単位電荷,k はボルツマン定
数,T = 300K は絶対温度を表す(各定数の値は,物理定数表などで調べること).
また I0 = 10µA とする.
(2) 横軸を VD ,縦軸を ID として,−0.5 ≤ VD < 0.25 の範囲について,(1) 式のグ
ラフを書くプログラムを作成せよ.また Excel などでグラフを作成せよ.ただ
し,VD ≥ 0 の領域では ID [mA] で,VD < 0 の領域では ID [µA] の単位で出力せ
よ.レポートにはプログラムと,作成した図を貼り付けて記載すること.
(3) VD → −∞ のとき,ID はどれだけか.グラフから読み取って答えよ.
(4) ダイオードにかかる電圧 VD と,回路に流れる電流 ID は,設問 (1) で求めた関係
式と (1) 式をともに満たす.これらを連立して,ニュートン法(初期値 VD = 0.25
から始めるとよい)によるプログラムを作成し,VD を求めよ.またこのとき,
ID の値はいくらか.レポートにはプログラムと,それぞれ求めた値を有効数字
4 桁で,記載すること.
(5) ニュートン法のアルゴリズムについて,図(手書きでもよい)などを用いてわ
かりやすく説明せよ.
2. その他,授業の感想,要望,何でも記載して下さい.
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