学 会 2 高齢者漬癌性大腸炎の手術成績 と問題点 飯倉 恒夫 ・亀山 に史 ・野上 島田 能史 ・田島 陽 介・八木 仁 寛 記 事 401 恩や骨関節疾患,あるいは自己免疫機序 の他疾患 が挙げ られ る.今回特発性血小板減少性紫斑病 を 合併 した 2症例 を経験 した. 〔 症例 ま 〕1 8歳 で発症 し約 1 0年間で 7回の入院 畠山 勝義 新潟大学大学院医歯学総合研究科 を必要 とす る再燃 があった.UCの再燃 と血小板 消化器 ・一般外科学分野 減少は相 関 してお り,P S Lによる治療 で両者共 に 酒癌性大腸炎 ( UC) は若年者 に多い疾患 と さ れている. しか し時 に高齢者 に も発症 し,その治 寛解 を繰 り返 した. TPがあ り,1 0年前 よ り直 〔 症例 2〕20年来の 王 療 に苦慮す ることがある.外科 においては,UC 腸炎型 UC を指摘 されていたが無症状で無治療で の手術 は河 ヱ門温 存術である大腸全摘,回腸嚢旺門 あった. 1年前 よ り軟便が損現 しペ ンタサにて治 吻合術 ( I PAA) が標準術式 とな ったが,高齢者 療開始 され た,症状 は一旦軽快 したが,血小板 の につ いては手術 の タイ ミングや術式 の選択 な ど 低値 を認 め,当科紹 介入院 しステロイ ド治療 によ 問題点が残 されている.当村で手術 を施行 した高 り寛解 した. 齢者 UCの治療成績 を検討 し,高齢者 UCの外科 UC と I TPの合併では,UCの先 行例 の報告 が 治療 の間霧点 について考察す る.初 回手術 または 多いが,症例 2は I TPが先行 してお り,症例 1も I PAA時 65歳 以 上 で あった 9例 を対 象 と した. 男 :秦 - 5 :4,全 例 全 大 腸 炎 型 で あ り 8例 UC発症 時 に血小板減少 を認 め,I TPが先 行 して いた可能性 は否定で きない.2例 ともステ ロイ ド ( 89%)が重症 で あった.サ イ トメガロウイル ス 0年 に反応 し UC も血小板減 少 も寛解 した.約 1 感染 は 4例 間,両者 とも重篤化せず に経過 を追 えた. ( 4 4 . 4%)に認め られた.垂症例 8例 には ( 翠)緊急手 術 で 3期 分割手術 の 1期 日の 手術 として大腸亜全摘術 を行 なわれていた*その うち当科で施行 したのは 6例 であ り,重症感染症 83. 3%) に認 め 1例 は死 亡 した.I PAA を 5例 ( 5 当院 にお ける Cr ohn病 寛解導入 ・維持療 法 と長期 経過の検討 を行 った 8例 は全例 自然旺門 か らの排便 が可能 杉村 -仁 ・林 雅博 ・大杉 香織 相場 恒男 ・米山 靖 ・和栗 暢生 古川 浩一 ・五十嵐健太鄭 一月同 意* で あ り,術後 QOLは良好 で あった.高齢者 UC は東症例 が 多 く重篤 な術後合併症 をお こ しやす 新潟市民病院消化器内科 新潟市保健所 喪 い ため 手術 の タ イ ミングは早 め るべ きで あ る. I PAA後の QOLは高齢者で も悪 くな く.選択肢の ひ とつ にな り得 る. 指 的】 クロー ン病の長期経過後 に手術率 を検 討す る. 【 対象】新潟市民病院 に通院歴 の あ る確定 クロ ・ 、 1 潰癌性大腸 炎の腸管外合併症∼特発性血小板 減少性紫斑病 を合併 した 2例 長島 藍子 ・本間 窪田 智之 ・石川 吉田 俊明 ・上村 小林 ー ン病患者の通院治療経過. 【 結果】診断後 20年 を超 えて も予備率 は低 下 し 照 ・関 慶一 達 ・樋口 和男 朝輝 ・太 目 宏信 * ない.年齢 は 45歳 を超 えて も手術頻度 はほ とん ど低下 しない. 【 結語】① 45歳以上の クロ- ン病患者 は今後増 裏 ** 加 し,若年者 と同様 に疾患活動性の コン トロ-ル 済生会新潟第二病院消化器内科 が必要 とな ることが予想 され る. 村上総合病院内科 * 豊栄病院内科 ** 漕癌性 大腸炎 の腸管外合併症 には主 に皮膚 疾 F X/ AZ A/ 6lMPの導 入 ②診断 ・術後早期 の I は, タ ロ- ン病 の 自然 史 を変 える力 が期待 され る.
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