レポート問題(7) (11 月 20 日 出題)

レポート問題(7) (11 月 20 日 出題)
1. (1) j 、k 、l を 2、3、4 のうちの相異なるいずれかの数とするとき、(1 j)(k l){(1 k)(j l)}−1 = (1 l)(j k) となること
を示せ。
def.
(2) 4次交代群 A4 の部分集合 V4 を V4 := { e, (1 2)(3 4), (1 3)(2 4), (1 4)(2 3)} とすると、V4 は A4 の部分群にな
ることを示せ。ただし、e は S4 の単位元とする。V4 を クラインの4元群という。
{ [
def.
cos θ
sin θ
− sin θ
cos θ
]
}
θ ∈ R とする。このとき、次の問に答えよ。
2. 実 2 × 2 行列の集合 SO(2) を、SO(2) :=
[
]
cos θ − sin θ
(1) T (θ) :=
とするとき、θ1 、θ2 ∈ R に対し、T (θ1 )T (θ2 ) = T (θ1 + θ2 ) であることを示せ。
sin θ cos θ
{ [
]
}
a b a, b, c, d ∈ R,
(2) SO(2) は、SL (2, R) =
の部分群であることを示せ。
c d ad − bc = 1
def.
3. 複素 n × n 行列の部分集合 U(n) を U(n) := { A : 複素 n × n 行列 | A∗ A = En かつ AA∗ = En } とする。ただ
def.
し、A∗ := t A で、En は n 次の単位行列。このとき、U(n) は、GL(n, C) の部分群であることを示せ。
{[
a b
4. SL(2, Z) の部分集合 Γr を Γr :=
c d
Γr は SL(2, Z) の部分群であることを示せ。
def.
]
a, b, d ∈ Z, c ∈ rZ
ad − bc = 1
}
とする。ただし、r ∈ N とする。このとき、
def.
5. 群 G の部分集合 S に対し、ZG (S) := {x ∈ G | sx = xs (∀s ∈ S)} としたとき、ZG (S) は G の部分群になることを
示せ。ZG (S) を G の 中心化群という。
• 提出は A4 の市販のレポート用紙を使ってください。ルーズリーフは使用しないこと。
• 必ず全ての問題に解答してください。解答されていない問題がある場合は、添削はしますが評価はしません。
• あくまでも人に読ませるものであることを意識してください。解読できない乱雑なもの、文章が成立していないもの
は提出したとみなしません。
• 丸写しと認められるレポートは提出したとみなしません。また、ファイルを丸ごとコピーするおそれがあるので、ワー
プロ等での提出は認めませんので、ご了承ください。
• 11 月 27 日 正午までに提出してください。
• このレポートは提出が義務付けられるものではありません。提出した場合には、総合点に加点されます。