青 警 本 交 企 第 186号 平成26年6月11日 各 所 属 長 殿 青森県警察本部長 交通の方法に関する教則及び交通安全教育指針の一部改正について 本年5月15日、交通の方法に関する教則及び交通安全教育指針の一部を改正する国 家公安委員会告示(平成26年国家公安委員会告示第21号。以下「改正告示」という。) の制定について国家公安委員会において決定され、交通の方法に関する教則(昭和53 年国家公安委員会告示第3号。以下「教則」という。)及び交通安全教育指針(平成 10年国家公安委員会告示第15号。以下「指針」という。)が別添のとおり改正された。 改正告示は、5月26日公布され、改正内容に応じて、公布の日又は本年9月1日か ら施行されることとなるが、本改正の趣旨及び内容は下記のとおりであるので、更新 時講習等の運転者教育を始めとする各種交通安全教育等を通じて、これらの趣旨及び 内容の周知徹底に努められたい。 記 1 改正の趣旨及び内容 (1) 環状交差点における交通方法の特例関係 ア 改正の趣旨 道路交通法の一部を改正する法律(平成25年法律第43号。以下「改正法」と いう。)により、環状交差点における交通方法の特例に関する規定が整備され たことから、その交通方法の周知を図る必要があるため、教則及び指針におい て、これらの交通方法の特例を踏まえた記述が追加された。 イ 内容 (ア) 環状交差点における自転車の通行方法について記述が追加された(教則第 3章第2節3(2)ウ及び(4))。 (イ) 環状交差点における自動車の通行方法について記述が追加された(教則第 5章第3節7(4)並びに第7節1(2)及び4並びに指針第2章第2節2(4)イ (キ)a及びb並びに第5節2(2)イ(イ)b(a))。 (ウ) 環状交差点を通行する場合の合図の仕方について記述が追加された(教則 第5章第5節1(2))。 (エ) 道路標識「環状の交差点における右回り通行」及び道路標示「環状交差点 における左折等の方法」が追加された(教則付表3(1)ア及び(2)ア)。 (オ) (2) その他所要の規定を整備した。 高速道路における注意事項関係 ア 改正の趣旨 高速道路において、交通事故等により停止した車両内やその周囲にとどまっ ているために後続車に衝突される交通事故や、逆走車、立入り歩行者等と衝突 する事故が後を絶たないことから、これらに対して、運転者が注意すべき事項 等について記述が追加された。 イ 内容 (ア) 停止表示器材を置かなければならないときに、交通事故により運転するこ とができなくなったときが追加された(教則第7章第2節4(2))。 (イ) 高速道路上で運転することができなくなったとき又は荷物が転落若しくは 飛散したときについても、最初に110番通報で警察に連絡することを促す記 述が追加された(教則第7章第2節4(3)及び(5))。 (ウ) 運転することができなくなった車両にとどまることについて、後続車が衝 突するおそれがあり著しく危険であることを強調するとともに、退避すべき 場所について記述が追加された(教則第7章第2節4(4))。 (エ) 高速道路を夜間に走行する場合は、前照灯を上向きにし、落下物や停止し た車両の早期発見に努めるよう促す記述が追加された(教則第7章第2節3 (12))。 (オ) 運転者に対し、道路情報板等により、逆走車や誤って立ち入った歩行者の 情報に注意するよう促す記述が追加された(教則第7章第2節3(13))。 (3) その他 ア 追越しが終わっても追越し車線を走行し続ける車両が見受けられることか ら、追越しが終わったら速やかに追越し車線以外の車線に戻らなければならな い旨の記述が追加された(教則第5章第2節2(3)及び同章第6節2(3))。 イ 速度が交通事故に与える影響を明確にし、速度管理の必要性を周知するため、 速度の2乗に比例して大きくなる力として、交通事故の大きさに関係する衝撃 力が明記された(教則第4章第5節2(4))。 ウ 2 その他所要の改正が行われた。 (1) 施行期日 1(1)については、改正法附則第1条第2号に掲げる規定の施行の日(平成26 年9月1日)から施行される。 (2) 1(2)及び(3)については、公布の日(平成26年5月26日)から施行された。 この係 交通企画課 安全教育係
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