福岡県卸売市場条例施行規則の一部を改正する規則案の概要 1 改正の趣旨 今般、国内産農林水産物の輸出促進に当たって、集荷・分荷、代金決済の機能を 有する卸売市場の活用が期待されるという背景の下、中央卸売市場について規定す る卸売市場法施行規則(農林省令)が一部改正されたことを踏まえ、福岡県内の地 方卸売市場について規定する福岡県卸売市場条例施行規則のうち必要な改正を行う とともに、文言の整理を行うもの。 2 主な改正内容 卸売の相手方の制限を受けないで卸売をすることができる場合の要件追加 (福岡県卸売市場条例施行規則第16条第1項第6号[新規]) 卸売業者が当該市場の仲卸業者及び売買参加者以外の者に販売すること(第三 者販売)は原則として禁止されているが、規則で定める特別な事情がある場合で あって、当該市場の業務規程に基づき開設者が認めた時は、特例としてこれを認 めることができるとされている。(福岡県卸売市場条例第17条関係) この特別な事情がある場合を規定している福岡県卸売市場条例施行規則第16条 第1項について、第1号から第5号までの場合に加え、新たに第6号として、 「卸 売業者が、食品製造業者等との間においてあらかじめ締結した国内産の農林水産 物の輸出に関する契約(品目、数量の上限、実施期間(一年未満)及び入荷量が 著しく減少した場合の措置を定めたもの)に基づき、当該食品製造業者等に対し て卸売をする場合であって、当該契約に基づく卸売が当該地方卸売市場の秩序を 乱す恐れがない旨の開設者の承認を受けている場合」を追加する。
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