平均値の信頼区間PDF版

平均値の信頼区間
このMathcadワークシートについて
このワークシートでは、⺟集団の分散が未知の場合な、信頼区間を計算します。
ワークシート内で使⽤している数式・関数
このワークシートで使⽤している数式・関数は次の通りです。
・関数
length(v)
説明
ベクトルvの成分数を返します
mean(A,B,C...)
引数のすべての要素を加えたものを、要素の合計数で
割ってA,B,C< ...の算術平均(平均)を返します。
stdev(A,B,C,...)
A,B,C...の要素の⺟集団分散の平⽅根を返します。
qt(p,d)
確率pの逆累積確率分布を返します。
pt(x,c)
値xの累積確率分布を返します。
rt(m,d)
スチューデントのt分布に従うm個の乱数のベクトルを返し
ます。
READCSV
CSVファイルや、txtファイルを読み込みます
⽬次
1 データの定義
2 統計表本の収集
3 両側有意⽔準を⼊⼒
4スチューデント分布を求める
5信頼区間を求める
6標本データの平均と信頼区間を求める
7頼区間での累積確率分布を計算する
8.関数rtを使⽤して、スチューデントのt分布に従う乱数のベクトルを作成
1. 表本データのセットを定義します。
data ≔ READCSV (“TV.txt”)
data =
txtファイルを読み込んでいる
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⎡ 8.2 ⎤
⎢ 14.4 ⎥
⎢ 14.2 ⎥
⎢ 12.9 ⎥
⎢ 14 ⎥
⎥
⎢
11.2
⎥
⎢
⎢ 7.9 ⎥
⎢ 12.5 ⎥
⎢ 11.6 ⎥
⎢ 4.7 ⎥
⎢ 8.4 ⎥
⎢ 10.6 ⎥
⎢⎣ ⋮ ⎥⎦
2014.07.01版
平均値の信頼区間
2. 関数length,mean,およびstdevを使⽤して、統計表本を収集します
N ≔ length (data)
成分数を求める
m ≔ mean (data)
要素の平均値を求める
8
s ≔ stdev (data) ⋅
‾‾‾‾‾
N
――
N−1
偏差を求める
⾃由度を求める
ν≔N−1
3. 両側有意⽔準を⼊⼒します
a ≔ 0.05
これは95%の信頼区間に相当します
4.関数qtを使⽤して、両側検定のスチューデントの分布の95パーセントタイルを計算します。
| ⎛ a ⎞|
p ≔ |qt ⎜―, ν⎟|
| ⎝ 2 ⎠|
p = 2.009
5.信頼区間の下限と上限を計算します。
s
l ≔ m − p ⋅ ――
8
‾‾
N
l = 10.221
s
u ≔ m + p ⋅ ――
8
‾‾
N
6.標本データおよびその平均と信頼区間をプロットします
u = 12.324
i≔0‥N−1
range ≔ i
i
upper ≔ u
i
mean ≔ m
i
8
lower ≔ l
i
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2014.07.01版
平均値の信頼区間
27.5
25
22.5
data
20
17.5
15
upper
12.5
mean
7.5
lower
2.5
10
5
0
0
5
10
15
20
25
30
35
40
45
50
range
7.関数ptを使⽤して信頼区間での累積確率分布を計算します。
pt (1 − a , ν) = 0.827
8.関数rtを使⽤して、スチューデントのt分布に従う乱数のベクトルを作成します。
⎡ 0.392 ⎤
⎢ −0.407 ⎥
⎢ 0.044 ⎥
rt (7 , ν) = ⎢ 0.58 ⎥
⎢ −1.011 ⎥
⎥
⎢
−0.213
⎢
⎥
⎣ −0.064 ⎦
ワークシートを再計算すると、関数rtにより異なる⼀連の乱数が返ります。
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2014.07.01版