第6講 2 次曲線(ⅰ) 【問題 1】 次の条件を満たす放物線の方程式を求めよ. (1)焦点 (3, 0) ,準線 x = -3 (2)焦点 (0, - 2) ,準線 y = 2 33 数学C 【問題 2】 次の放物線の焦点の座標と準線の方程式を求め,その概形をかけ. (1) y2 = -8x (2) x 2 = 6 y 34 【問題 3】 次の各問いに答えよ. (1)焦点が原点で,準線が直線 x = -2k ( k は定数)である放物線の方程式を求めよ. (2)焦点が原点で, x 軸を軸とする放物線のうちで点 (3, 4) を通るものは 2 つあることを示せ. (3) (2)の 2 つの放物線により囲まれる部分の面積を求めよ. 35 第6講 2 次曲線(ⅰ) 解答 【問題 1】 次の条件を満たす放物線の方程式を求めよ. (1)焦点 (3, 0) ,準線 x = -3 (2)焦点 (0, - 2) ,準線 y = 2 (1) 放物線 y2 = 4 px の p = 3 の場合であるから, y2 = 4 × 3x \ y2 = 12x (2) 放物線 x 2 = 4 py の p = -2 の場合であるから, x 2 = 4 × ( -2) y \ x 2 = -8 y 36 数学C 【問題 2】 次の放物線の焦点の座標と準線の方程式を求め,その概形をかけ. (1) y2 = -8x (2) x 2 = 6 y (1) y2 = 4 px と比較して, 4 p = -8 より, p = -2 より,焦点 ( -2, 0) , 準線 x = 2 よって右図. x 2 = 4 py と比較して, 4 p = 6 より, p = 3 2 3 より焦点 0, , 2 準線 y = - 3 2 y x =2 F -2 x O 2 (2) ( よって右図. 37 ) y 3 F 2 O y = -3 2 x 【問題 3】 次の各問いに答えよ. (1)焦点が原点で,準線が直線 x = -2k ( k は定数)である放物線の方程式を求めよ. (2) 焦点が原点で,x 軸を軸とする放物線のうちで点 (3, 4) を通るものは 2 つあることを示せ. (3) (2)の 2 つの放物線により囲まれる部分の面積を求めよ. (1) 準線が x = -2k ,焦点 (0, 0) より,この放物線の頂点は ( -k, 0) また,頂点と焦点との距離が k だから, y2 = 4k( x + k ) (2) (1)より, (3, 4) を通るので, 42 = 4 k(3 + k ) ( k + 4)( k - 1) = 0 \ k = -4,1 よって,放物線は 2 つある. (3) k = -4 より, y2 = -16( x - 4) k = 1 より, y2 = 4( x + 1) よって,それぞれ y2 y2 + 4,x = -1 16 4 この 2 つの放物線は, x 軸に関して対称で,交点の 1 つは (3, 4) だから,求める 面積を S とすると, 4 y2 y2 S =2 +4 - 1 dy 16 4 0 x =- ò {( ) ( )} y é y ù = 10 ( ò 16 + 1) dy = 10 ëê- 48 + yûú 4 ( 0 2 3 ) = 10 - 4 + 4 = 80 3 3 38 4 0
© Copyright 2024 ExpyDoc