灘中 05年 第2日 2

灘中算数
灘進学教室
06(6855)3354
0797(64)9360
http://nadasingaku.com
灘中
05年
第2日(すべて類題)
2
兄弟2人が、P地点とQ地点を結ぶ一本道を、それぞれ一定の速さで走って2往復した。
兄はPから、弟はQから、同時に出発して、走り終えるまでに4カ所で1回ずつ出会った。
この4カ所を、出会った順にA地点、B地点、C地点、D地点とすると、
AはPQを5:4に分ける点であり、AB間は800mであった。
また、兄は弟より18分速く走り終えた。
(1) PQ間の距離を求めよ。
(2) 兄、弟の走る速さを求めよ。
(3) BC間、CD間の距離を求めよ。
【解説】
★2人の動きが把握しやすいように簡単なグラフを描く
④
⑩
Q
⑳
⑫
弟
C
A
B
兄
P
①
D
⑮ ⑯
⑧
⑤
兄、弟の速さの比は5:4だから
PQ=9とすると
兄の動きより
②
PB=9×3×
4 −9=3
9
AB=PA−PB=5−3=2=800m より
PQ=9=3600m
④
5 =5
9
Bで出会うまでに、兄弟は合計1.5往復するから(合計距離は9×3)
弟の動きより
③
PA=9×
1=400m
←(1)の答
兄、弟が距離PQを進むのにかかる時間を④、⑤とすると 折り返しの時刻は図の通り
走り終えた時刻の差=⑳−⑯=④=18分
より
兄のPQ間=④=18分
兄の分速=3600÷18=200m
弟の分速=200×
4 =160m
5
←(2)の答
←(2)の答
⑤ C、Dで出会うまでに、兄弟は、それぞれ合計2.5往復、3.5往復するから
兄の動きより
PC=9×5×
5 −9×2=7
9
BC=PC−PB=7−3=4=1600m
弟の動きより
PD=9×7×
←(3)の答
4 −9×3=1
9
CD=PC−PD=7−1=6=2400m
←(3)の答
灘中算数
灘進学教室
06(6855)3354
0797(64)9360
http://nadasingaku.com
灘中
05年
第2日(すべて類題)
4
図のような時計板がある。
最初は針が12を指している。
サイコロを投げて、偶数の目が出れば、出た目の数だけ針を時計回りに回転させ、
奇数の目が出れば、出た目の数だけ針を反時計回りに回転させる。
11
例えば、4の目が出ると、針は4を指す。5の目が出ると、針は7を指す。
サイコロを4回投げるとき、最後に指す数字が12になるような、サイコロの目の出方を考える。
次の表の①以外の場合を、①にならって、重複しないようにすべて書け。
1回目
2
2回目
1
3回目
2
4回目
3
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
⑪
⑫
⑬
⑭
【解説】
(1)
①
4回の出目の和が12または24になればよい
②
和=24になるのは
③
和=12になる組合せは
(6、6、6、6)のみで
1通り
(2、2、2、6)(2、2、4、4)のいずれか
(2、2、2、6)のとき
4通り
(2、2、4、4)のとき
4
C 2 = 4 × 3 = 6通り
2 ×1
④ 求める場合の数=1+4+6=11通り
(2)
① 4回の出目の和が12になればよい
組合せは
(1、1、5、5)(1、3、3、5)(3、3、3、3)のいずれか
C 2 = 4 × 3 = 6通り
2 ×1
(1、1、5、5)のとき
4
(1、3、3、5)のとき
4×3=12通り(1の場所は4通り、それぞれに対して5の場所は3通り)
(3、3、3、3)のとき
1通り
② 求める場合の数=6+12+1=19通り
(3)
① 1回目=2だから
1回目後の場所=2
② 残り奇数1回で12にもどるから
③ 場所の移動
3回目後の場所=1、3、5 のいずれか
2・3回目の組合せ
場合の数
2→○→1
奇=偶+1→(2、3)(4、5)
2×2=4通り
2→○→3
偶=奇+1→(1、2)(3、4)(5、6)
2×3=6通り
2→○→5
偶=奇+3→(1、4)(3、6)
2×2=4通り
全部で
4+6+4=14通り
あり、
4
7
(3) 1回目には2の目が、4回目には奇数の目が出るような、4回の目の出方のうち、
④
3
8
(2) 4回とも奇数の目が出るような目の出方は何通りあるか。
③
2
9
(1) 4回とも偶数の目が出るような目の出方は何通りあるか。
②
1
10
また、サイコロを2回投げて5の目、4の目が順に出ると、針の指す数字は、12→7→11と変わる。
①
12
表にすると次のようになる
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
⑪
⑫
⑬
⑭
1回目
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2回目
1
2
3
4
5
2
3
4
5
6
1
4
3
6
3回目
2
3
2
5
4
1
4
3
6
5
4
1
6
3
4回目
3
1
1
1
1
3
3
3
3
3
5
5
5
5
6
5
灘中算数
灘進学教室
06(6855)3354
0797(64)9360
http://nadasingaku.com
灘中
05年
第2日(すべて類題)
1
235や307のように、百の位、十の位、一の位の各数を加えると10になる3桁の整数を考える。
(1) このような整数のうち、百の位の数が1であるものは
個ある。
(2) このような整数のうち、百の位の数が5であるものは
個ある。
(3) このような整数は全部で
個ある。
(4) このような整数のうち、十の位の数が1であるものは
個ある。
(5) このような整数を全部加えるといくらになるか。
3
図①は1辺6cmの立方体で、AP、AQ、BRはいずれも2cmである。
3点P、Q、Rを通る平面でこの立方体を切る。
(1) 図②はこの立方体の展開図である。
点P、Q、Rを通る平面による立方体の切り口を図②にかき入れよ。
図1
P
A
図2
Q
P
Q
B
A
R
(2) (1)でかき入れた線に沿って展開図をはさみで切ると、展開図はいくつかの部分に分かれる。
そのうち面積が一番大きいものと二番目に大きいものの面積を求めよ。
5
7cm
A
台の上に長方形の枠ABCDがある。台の上の球は枠に当たると、当たったときと同じ角度で
D
はねかえるが、A、B、C、Dのうちのどこかに来るとそこで止まる。
球を辺AB、ADのどちらとも45°の方向にAから発射する。球の大きさは無視する。
図は、ABの長さが4cm、ADの長さが7cmのとき、球が動いた線を示したものである。
4cm
この場合、球はBで止まり、この線によってできる正方形のうち最も小さいものは9個である。
B
(1) ABの長さが5cm、ADの長さが8cmのとき、球はA、B、C、Dのうちのどこで止まるか。
C
A
D
B
C
また、球が動いた線によってできる正方形のうち、最も小さいものは何個あるか。
(2) ABの長さが20cm、ADの長さが28cmのとき、球はA、B、C、Dのうちのどこで止まるか。
また、球が動いた線の長さは、(1)の球が動いた線の長さの何倍か。
(3) ABの長さもADの長さも1cmの整数倍で、ABの長さがADの長さよりも小さいとする。
球はCで止まり、球が動いた線によってできる正方形のうち、最も小さいものは36個である。
このような長方形ABCDのうち、面積が最も小さいもののABの長さとADの長さを求めよ。