Kobe University Repository : Kernel Title 湿田土壌の物理的性質の研究 2 : 排水における土壌水分 系のエネルギー特性について Author(s) 後藤, 定年 / 小林, 潤 Citation 兵庫農科大學研究報告. 農学編, 5(1): 25-30 Issue date 1961 Resource Type Departmental Bulletin Paper / 紀要論文 Resource Version publisher URL http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel/81006611 Create Date: 2015-02-01 湿田土壌の物理的性質の研究 2 . 排水における土壌水分系のエネ Jレギー特性について 後藤定年・小林 潤 Studiesonthe P r o p e r t i e so fSwawpy R i c e f i e l dS o i l s 2 . Energyc h a r a c t e r i s t i c so ft h es o i lw a t e rsystemu n d e rd r a i n i n gc o n d i t i o n s S a d a t o s h iGOTO, J u nKOBAYASHI てp F -水分曲線および 1 . まえがき p F -水分分布曲線を検討した. ただこの場合,脱水系の研究対象をー般に行われる排水 筆者らは前報により湿田の形態およびその改良に関す においたため最も問題となる過箆和水,重力水の保水領 る施策について論じてきたが,さらにわれわれが湿田を 域と重力水・毛管水の共存部分までとし,もっぱらその 排水して畑として利用する場合,あるいは,水田におい 範囲の脱水エネルギーと保水機構について研究した て裏作栽培を実施する場合には,排水時における土境水 ( 2 ) 供試土壊 分に関する充分な基礎的知識を得ていなければならない. いわゆる湿田土壌が脱水系においていかなる諸特性を 地下水位の降下量,地表部の水分状態および有効水分の 示すかを哀作可能回と比較検討するため,第 1報に掲げ 変化にともなう排水に必要なエネルギーも異るから,排 た湿田すなわち,兵庫県多紀郡丹南町初回(記号 H), 水計画に当り,科学的根拠を与えるためには土と水の普 同郡篠山町西岡屋(記号 N) の水田とさらに乾田として 遍的関係を見出すことが必要でその土の水に対する特性 哀作可能回の同郡篠山町吹上(記号 K),同郡丹南町杉 すなわち,土粒子と水の結合力をしらべる必要がある. (記号 S),また非カンガイ期においてその中間的外観 このような動的な概念は排水計画において土議水の構造 を呈する同郡丹南町黒田(記号 B), 同郡丹南町岩崎 をより正確に表現し得るし,また作物生育に対する有効 (記号 G) の各 2箇所を採用し,層!立は 10cm毎に 6 0 性を明らかにすることができ,ひいては実際的な水分管 cmまで 6部分について採土し, 各記号に対し小文字を 理に対しても重要な意義を有する,この問題を解明する 以てその場所における採土部分を表現した,またタン水 目的をもって土壌水分系を排水という実際目的に側した 中の採土を容易ならしめ円形遮水板を地中にそう入し, 水分範囲すなわち,過飽和水,霊力水およひ.毛管水の一 ~水板内の排水を行って後,ハンドオーガを用い,採土 部を対象として,これらの水分量と pFの関係を知り, したものは直ちにポリエチレン袋に納めた. 湿国土塩基の土中における水の存在様式,変化の客観的動 ( 3 ) 実験方法 向および形態を主として排水に要するエネルギーの面よ り明らかにしようとしてこの実験を行ったものである. pF0は全容積 lOOcm'の試料の全間ゲキはすべてあ S L z pFの概 導入され,土壊水分系の pFと水分の関係曲線 VF-watercuwe)によ って表わす方法が行われている.また pFの変化に対す る水分の微少変化量を考え, ρF -水分分布曲線 ( p F w a t e rd i s t r i b u t i o nc u r v e ) を求め,土嬢水分系の特長 土壌の水分系に pF値 ρF測定には次 の方法を採用した. I I . 実 験 ( 1 )方針 F-水分曲線を求めるため,それぞれの 先ず ρ とそれに対する水分量を求めたが,その で飽和した状態とし ,pF0-2.5までは ksmARAO の吸引法を採用し , p F 2 . o .-3 .5は遠心法によった. 特長を この場合の計算法はあらかじめ種々の pFの値からお よその回転数を次式で決定しておいて n= ;~ を追求する方法もすでに明らかにされている.ここにお をもとにして ~手石PF pFの値を次式から求めた. 壬(~:O~y いても土擦の脱水系において土壌水分にどのような変化 p F = l o g l を生ずるか,またその変動の様相を明らかにし,それが ただし いかなる意味をもつものであるかを知る主要な手段とし 2 5 " r :回転中心から試料の重心までの距離 兵庫農科大学研究報告 第 5巻 第 1号 w: ' 重力の加速度 n :r .p .r n . 次に p F-水分分布曲線を求めるため pF-水分曲線に 微分操作を加え,これらを矩形図表に表わしたのち,幽 線下の面積が等しいように矩は形次図式 表を平滑に した. また非毛管間ゲキ量 ( po ) によった 議 芸 ; 吉 元 三 " 八 . ..1 ( • S ) s po= p一 命(1-ρ ただし,ここに sは土の比重,却は温度 2 5・ C,相対 4 . 3%の条件下で 1 0% H2S O.に平衡する水分量 湿度 9 すなわち,吸湿度の 2倍に相当するものであり ,pは全 ' I d lゲキ量である. E . ' " 実験結果および考察 第 1図は供試土獲の機械的組成を三角座標法で示した ものであるが,乾湿の程度の外観的相異により ,第 l図 い)には K および S, 第 l図 伺 に は Bおよび G, 第 l図 刊 に は N および H と 2箇所毎に区別し,各層位 についてプロットした .第 1図 的 で は K の表土は粘土 質刻、 土で心土は砂土となっており, sではロオムおよび 粘土質ロオムにわたっている.第 1 図(ロ)では G はロオ ムと E 品質ロオムの境界都分にまとまり, Bはロオムと粘 土質ロオムになっている.第 l図 刊 の Nおよび Hはさ らに粘土側に傾き層位による組成の変化は少し N, Hともに粘土合有量が 60-70%で.極めて微細な均一 粒子の集合体であ る 次 に pF0-3.5の水分曲線を求 めるため吸引法と遠心法を併用したが,この場合 ρFの 範囲は先に述べた理由からこの範聞の領域にとどめ ρF 3 . 5以上のものの追跡は行わなかった. 第2 図では pF-水分曲線を示したが, この pF -水分 第 1図わ)三角座標法に よる分頬 曲線ではその形状について概ね 3型式に分類でき,それ ぞれがその特長を示している.すなわち, S, Kは縦型 . ・ 1 ・ で ρF Oにおける水分量は比較的少し各層位について もその差は小さい .かつ水分の減少傾向が緩慢であり, 特に心土では ρF-水分曲線の徽係数が最小を示す変曲 点、は比較的小さい水分量で現われている. これに反し て N, Hの普遍的特性として pFOの水分量が一般に高 く,その曲線の形状は張力の低い部分において水分量の 大きい台形であり, ρF1 .5 -2.. 0にいたり急激減少を示 し,その減少量は土擁深さとほぼ逆比例している .変曲 点は毛管水の上限において認められ,かっその水分量は S, Kに比べ大き く,土壊水分の存在形態はこの変曲点 を境として著しい変化を生じているものと思われる .ま た B, Gは 2者の中間的形状を示し Baのみ張力の 低い部分におい て減少傾向が若干湿田土壊に類似してい 第 1図 判 三 角 座 標 法 に よ る 分 類 る. 2 6 B 聖 Xl I . 1961 編 学 pF2.7以下の水はいわゆる過飽水,重力水の領域で J . ' あるから,この重力に抵抗して長時間土境に止まること ,. -" F Aur -' g s は土壌空気を減少せしめ,かつその移動が困難となる場 ル " i ¥ ¥ S ー ' ' 1 : . 。 事証 言 以込つ・ ' “ 2 " ., . ' , ,,-u・ ー 7 面e >1 代 アN一一一 寸 二 f卜一一 ー "巧司 、 三 ミ ??¥ . . ¥¥ ベ 毛 2. ' 引 い 一 一 言「 守、 れで ~ f e , . \ 守~ H 寸二 i 卜一一 時 Eじ 第 2図 ( ロ ) ・ 10$ ¥¥¥ 、¥ 、 1¥ 入¥ ; 1 : ¥ 十 1 ; 1M "; ;丸、 ¥¥ . : .$ 線 . .。 。 . . . . . . . l よ 品L一一一』 a a A e ' K " ・ ' " " , ) ・ ・ ・ " ‘.,' , " .ー t l う F 水 第 2図 ト) I M 3 tt ・ , ¥ ¥¥¥¥ 10 (%) pF 7 . K分曲 ‘ ¥ ¥ ¥ 〉 、 " 川,苦 N---- 分 . . oot ・ , 7 面。.- t . L . . . . : . ー」 ミごと¥ 2 pF 、 、 い ヘお 二 fI T¥¥ ミ " 0 . 5 書 面 曲 線 第 2図 嗣 シ.マル Tン ・ • •• 。, 官 合 ホ. pF' . 5 . . . " ‘' ‘ " 色 r一一一 . . ' 8苦 立。 • MU ' U う が 3. 0 • ¥t pF 7. K 分 曲 線 pF o 曲 線 H 3 . S 。 """ I f " ‘ . i 1 . 三 主 持 畠f 4 7ン 一 第 2図 的 . . E面 7. . , e ' ' . - 士 第 2図 比分 シ . . " 'レ 令、 . . 1 。 ,~' M . . " 一一一一斗デ " • 苦 合) や ρF " u E X入 ・ 2 . . . " ・ £ 、 ・ . . a ふとう出 事計 も u らすものである.このような水分が多量に存在するとき 合は作物の生育に好ましくない状態を呈するものである. . " ; と ・ a のできない水分は実際の排水に際して重要な影響をもた 事 曲 品 N, Hはこの過飽和水と重力水が多く,しかもそれに要 . " 幸 する 脱水エネルギ一価は変曲点まで比較的大きいことを 特徴としている.また土壌が飽和するときの水分にはか PF AS なりの差異があるが,これは保水力によるものであって, . . . . 粘土含有量, ,, . ・ ・ ‘, ,,' 粘土鉱物の種類, 有機物の量, 閲ゲキ量 によって左右されるが,この湿田土壌の場合は飽和状態 ( p F0 ) より圏場容水量 (pF2.0) までの水分量と粘 万 る 土含有量とほぼ比例的関係をもつことがうかがわれ,非 第 2団 ヤ 可 pF 7 . K分 曲 線 毛管間ゲキ量の多いことも一応うなずけるのであって, 2 7 第 5巻 第 1号 兵庫農科大学研究報告 それらの相互関係によって保水性を高め,また容気量を 低下せしめている. 以上の諸点の外, H ρF 水分当量 ( 勤し得る水と毛管力と重力の両作用を受ける水との変移 変 帯としての意義をあわせ荷っているのであって. p F2.7 化 以下の余剰水も排水に関して重要な影響を及ぼすことは 量 z , 分 a a ' e a -- 水 .• S (M N) N . H の各層伎における水分量が大きい ことも見逃がせない . pF2 . 7は毛管力のみによって移 2 .7 ) としての 言をまたないが. pF2.7において N. H が高い水分量 を示すことは,前述の過飽和水,重力水の場合と同様, 同じ脱水条件のもとにおいても N . Hは S .K .B . Gに比べ脱水エネルギーの大きいことを示し,毛管水を 第 3図 的 pF pFと水分変化量との関係、 多量に残存せしめていることを物語るものである. 水分変化量 以上考察してきた pF 水分曲線から総括的に湿国土 壌のもつ特性として述べられることは変曲点以下の水分 量すなわち,過飽和水,重力水を含めた非毛管問ゲキ水 (MP) も多い反面,変移帯以上の ρFすなわち,毛管水として t く の水分量も一般に多いことであって,すでに前第 1報で 述べてきた湿国土壊はその湿潤密度が極めて小さいこと pF とよく一致する. 第 3図 伊) pFと水分変化量の関係 F-水 第 3図は ρF 水分曲線に擬微分措置を施した p 分分布曲線を示したが,これは土簸水分系の水分の分布 の水分変化量の極大値が 10%前後であるのに対して, N. H ではその極大値は 30%前後と這かに大であり, この極小値は土壌水分の変化における変曲点を示すもの であって, ・ 3 ~. . . . エ : l ( %) pF 水分曲線の変曲点たる ρF 】水分分布曲線の最小な る極小値は S . Kでは比較的 ρFの低い点で現われ. N, Hでは大なる 部分で現われている .pF ー水分分布曲線の 水分変化 状態を示すものであって,図からわかるように. S .K それが高い pF値で現われることはその ρF までの水分の存在は比較的自由度の大きいことを示し, 円 "頁 i pF 脱水系の全エヰルギー価も大きいことをも意味する.ま 第 3図 判 S . Kの極小の 生ずる部分に おいて N . Hおよび Bでは極大が生じ. S . Kの心土で た形状による特徴としては pFと水分変化量との関係 ・ 2 実 極大が pF1 .2-1.8に現われるのに対し. N. H では 重力水の下限すなわち . pF1 .8- 2 .2において極大が C 十 表土において現われる. (MF) いままた ρ FOの合水量と変曲点における合水量の差 に対する変曲点における pFの比を間ゲキ量係数と呼称 すれば,間ゲキ量係数は pF Vo-y 0 " . : J #ーであり 第 3図 L ニ) pFと水分変化量の関係、 t ' ρF~ Hは確然と上位に分布している.しかも S . K. G .B これと変移帯 ( ρF 2 . 7 ) としての単位張力に対する ではかなり点のちらばりがあるが 水分当量の比の関係を示したのが第 4図であるが,この 図において G. Bの 1 6に位し, W竺ー値は概ね全体の中央値 , 8p F 2・7 それを境として S . Kは低イ立に属し. N . N. H では直線的 傾向を示した.これは上述した脱水系における変曲点が ρF の高い点に存在し,各層位について整ーであること . Hの示す直線の こう配が小さいこ とは を示し,また N 28 X, I l 1 9 6 1 農 編 学 " r, 間ゲキ盈係数 水分変 化 量 " • ‘ -Q . ::~ l 図 " ・ 2 ・ . . ー 、、 s vo-Vz (MN) PF 、 、 省 ・A . - . 4 •• . o ゆ明ゆ悼 む ・" . ρF 第 3図 附 4.z 4T 畢 ~ IJ ~JI J . l 6 亨 f ' . , IJ I~ " , . 1I '" ~1 We ・ 7 pF, , ・ J : t J ~ 4 図的 五二五と W~ との 関係 ρFz pFと水分変化量との関係 間ゲキ量係数 ・ 3 ~ pF , ・ 7 , 水分 変 化 国 ご ー 守 . . ー ー 、 v o-V. pF z (MF ﹀ ¥ー / - . r . ー ρF 立~ 4 図伊) 第 3図 ト ) pFと水分変化量 との関係 . . 各位層におけ る非毛管問ゲキ量の増加率より も水分当量 子五 , . ー 亨. ・ ・ー ‘ 和 与 1 We pF , ・ , - Vz 1. J v グ o 一一一一三 と . vve との関係 - pE pE , ・ 7 z の増加率の方が大きいことを示し,有効水分の上限がか $. なり 高い ところに存在することを意味す る. 間 ゲ またいま pF-水分曲線において 変曲点 までに失う水 * ' τ ・ 分量を W,変曲点における張力を ρF とすれば,この曲 " , . . 線の占める面積はその積 pF .W として表わし, プラ 数 " , 3. ヘ Vo-v. 水のため変曲点 まで費す全エネルギ ーと 非毛管関ゲキ量 一一一 ρF. との関係を示したのが第 5図 で あ る ' - - ' " 'O ~ この図からわかる ように概してそれぞれ直線的傾向を ニメータで求積したものすなわち , 100grの土粒子が排 f とったが N,Hはそのこう配が著しく 小さ <,その分布 一ーーー r. ア有1 . 1. . N1 。ト--1:十一,- は pF ..W{ 則に広範囲に分布した.このこう配が小さい ことは非毛管関ゲキ水の変化量に対する脱水エネルギ ー の変化量が大きいことを示し,土媛の深さによる - a { 主 系主 l ? 1 4図 例 p oの ・, . a 孟瓦一 一て両 We pF, ・ 7 V o -V " ' L 一一一. . . . ! 2 と ←WE との関係 pF" ~ , l o ow . -殉X! d " ' 1 p F, 7 ・ 変化の少いことを示している.またこの直線の延長は B, pF -水分の動態を正確には援し,実際の排水処理を合理 Gにおいてはほぼ原点を通るのに対し, N,Hでは縦軸 的かっ効果的にするための有力 な手段であることを知る と交わるようであるが,これは排水にほとんどエネルギ ーを要しない水分があることを示唆するものと思われる. ことができた.本実験より考察し得た結論を列挙すれば 次のとおりである. W むすび ( 1 ) 乾田,半湿田,湿田の各土漉の ρF-水分曲線は 3 型式に分類でき,概して湿国土焼は台形で ρFの増加 と 以上におけ る湿国土綾脱水系の考察も極めて数少い試 ともに急減する. 料に よるものであるが,排水問題のための一応の傾向を ( 2 ) pF-水分曲線における湿国土績の変曲点は毛管 うかがし 、 知 ることができる .また今後排水計画に あたり 2 9 兵庫農科大学研究報告 401 (5) 一一 _r~~ー と ←ーー との関係、においては,湿国土 •• •• 。 . 図 to 布 C 積 宰 三 ~O Vo-, Y p F . . I - pF , ・ ' ιf 直の上位に分布 壌では直線的傾向を示し,特に←空 pF, ・ 7 V しそのこう配は小さく, ←Vo一 三の変化量に比し p , F 指 wそ・ー の変化量が大である. ρF, " . % 10 I 第 5巻 第 2号 7 ( 6 ) 非毛管閣ゲキ量 ( ρ。)と全エネルギー (p , Fρ W ) との関係においては直線的傾向を示し,湿国土壊におい 、./ 市は半湿田および乾田に比較して非毛管問ゲキ水の排水 。 。 に多量のエネルギーを要し,そのこう配が小さく ,PF . . 。 $A 0・ 'X(O ld 20 (0 ' W 側に比較的広範囲に分布する. J 冨 p oと p F . .. W との関係 参考文献 固 第 5図 的 (農業工学講座,昭 3 6.8.3 1受理) ~ PF . . .W( 全エネルギ ー〉 (l)後藤定年・ 小林潤:湿国土壊の物理的性質の研究( 1 ) 兵庫農科大学研究報告, 4 ( 2 ) :1 3 1-1 3 5,1 9 6 0. 40 . , andJ .V.B.DACOSTA: The ( 2 )SCHOFIELD,R,K d e t e r m i n a t i o no ft h epFa tpermanentw i l t i n gand ρ。 30 J a tt h em o i s t u r e equi v a l e n t by t h ef r e e z i n g p o i n t 。 長 method.T r a n s .3 dI n t e r n .Congr ・ .S oi l1: 6-10,1 9 3 5 . 。 o 。 。 ( 3 )山根義敏.美園繁 :2,3の土擦の pF水分曲線と % その容積法による表示について 。 日土肥誌, 3 0 ( 5 ) :211-214,1 9 5 9 . ( 4 )山崎不二夫.古屋千在.相馬恒一:泥炭土の pF曲 01 , 0"7 8 ' r lø ~- " 線農土研, 2 5 ( 4 ) :1 0-13, 1 9 5 7. 12 0 / ' r - IS /.〆 ( 5 )K.SUBBARAOandP .T . RAMACHARLU pF - p ,匁 F ・W ( 全エネノレギ ー) ~5 図(ロ) かと ρ F . .・W との関係 waterr e l a t i o n s h i pi nt y p i c a li n d i a ns oi 1s .S o i lS c i e - 国 n c e .87 9 5 9 . 174-179,1 ( 6 )東大農学部土地改良研究室:研究の資料と 記録 : 56-57,1 9 5 7 . (容積 I うo , ・ ( 7 )BAVER,L .D .: S o i lp h y s i c s,p.2 4 2,1 9 4 8. M戸 ) Sum mary . t イI J / . I r , . '7 " l' . J . 21 : U R e s i s t a n c et ot h ewaterunderd r a i n i n gc o n d i t i o n s oag r e a t extent,on t h e water h o l d i n g depends,t c a p a s i t yo fs o il sbearing ave r yc l o s er e l a t i o nt o pF o f theωilw a t e r . . JJ . J 4 < ~I .J~ ヲヤ寸首τ下すZτ, PF . . 'W( 全エ ネJレギ ー) ρ。と ρF . .・W との関係 第 5図 例 Thea u t h o r ss t u d i e dpFw a t e rcurve,pFd i s t r i b u t i o n curve and energy c h a r a c t e r i s t i c so f theωil water system under d r a i n i n gc o n d i t i o n st h r o u g h t h e measurement o f pF from0t o3 . 5o ft h es o i l water . 水の上限において認められ,脱水全エネルギーは比較的 大きく,また過飽和水,重力水の絶対量は大きく,深さ による変化量も大きい. ( 3 ) 湿田土擦の変移帯 (pF2. 7 ) 以上の pFすなわ Thispapershowst h a tt h e r ei snea r 1y d i r e c tp r o' p o r t i o n a lr e l a t i on bet weent h epo r o s i t yf a c t o rand h a tt heenergyr e q u ' t h emoistureequiva l ent,andt i r e df o rd r a i n i n gwateri n swampy r i c e f i e l d ω i l s i sl a r ge rt hani no r d i n a r yr i c e f i e l ds o i l s. ち,毛管水としての水分量も一般に多く,これの排水に 要するエネルギーもまた大きい ( 4 ) 湿田土壌は pF -水分分布曲線において水分変化 量の極大値が 30%以上にもなるものがあり, その極小 値は他の土壊に比べ一般に pF値が大である. 3 0
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