国内市況

2015年 1月 30日(金曜日) 17:50更新
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●東京石油
30日の東京原油は反発。終値は、期先6月限が前日比300円高の3万7820円。日中立ち
会いは、海外市場で米長期金利の上昇を背景に円安・ドル高が進んだことを受け、買い戻しが先
行した。しかし午前中は円安一服を受けて上値を削る展開となり、午後に入ると、円相場の下げ
渋りとニューヨーク原油(WTI)の時間外取引の上昇が綱引きとなる中、もみ合った。製品も
東京原油の上昇を眺めて反発した。終値は、東京ガソリン終値は、期先8月限が同140円高の
5万2400円、東京灯油終値は、期先8月限が同540円高の4万9380円、東京軽油は出
合いがなかった。
●東京貴金属
30日の東京金は米利上げ観測の高まりが影響して急落。金期先12月限は前日比73円安の4
770円、白金期先12月限は同97円安の4680円。米利上げ観測の高まりが影響してNY
金が急落し、東京金も夜間取引から大幅安となった。日中取引ではNY金の1260ドル台回復
の動きも手伝って東京金の下げは一服し、朝方は4780円台後半から始まった。朝方の支援材
料だった円安が後退したため、東京金は徐々に水準を切り下げ、NY金の10時過ぎの値下がり
では4765円まで売り直されたが、夜間の安値更新には至らず。NY金の1260ドル台回復
もあり、昼前から4770円台の値位置で落ち着いた取引をみせた。金以上に白金が急落した。
欧州リスクも売り材料となっているためで、金に比べて割安との見方からスプレッドを仕掛ける
向きも多いが、単純に金よりも高いとの値位置が通用しない状況だけに、今後とも安易なスプレ
ッドは避けるべきだろう。13時過ぎに東京金先限は4780円台を回復する場面もあった。2
8日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、米国の経済活動や景気についての
判断が上方修正されたことで、米国が利上げに向かっている方向性に変わりはないことが示され
たことが、金の下押し要因になった。ただ、ギリシャ問題など世界経済の先行きに対する不透明
感は依然としてくすぶっており、下値は限定的となろう。今夜発表される10−12月期の米G
DPからは目が離せない。
●東京穀物
30日の東京とうもろこしは続落。終値は、期先1月限が前日比80円安の2万5860円。日
中立ち会いは、豊富な供給を背景にシカゴ・トウモロコシ相場が下落したことを受け、ポジショ
ン調整の売りが先行した。その後もシカゴ時間外相場の軟調や、円相場の下げ渋りを背景に弱地
合いが続いた。東京一般大豆終値は、期先12月限が同40円高の5万2130円と続伸。シカ
ゴ大豆相場が時間外取引で上昇したことを受け、薄商いの中で小口の買い戻しが入った。
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