被災地 地の妊産婦 婦さんとみ みなさんをなぐ つなぐ 被災地の妊産 被 産婦さんとみ みなさんをつ 2015/02/17 配信 vol.30 〜 ⼦どもを をおなかの中で育 育てるために⾝体 体と向き合うこ ことの重要性 〜 ◆ ⽀援実績 (2015/01/3 31 現在) みなさま、 み こん んにちは。 ⼀ ⼀般社団法⼈ジ ジェスペールで です。 <⽀援⺟⼦数> > ・2015 年 1 ⽉ ⽉計 216 組 ・プロジェクト開始 始より累計 19,391 1 組(2 2012/7〜201 5/1) <活動場所> ・岩⼿(⼤船渡 渡、陸前⾼⽥、 、花巻、釜⽯、 、⼤槌、遠野、 、 宮古、 、久慈) ・宮城(⽯巻、 、東松島、⼥川 川、気仙沼、亘 亘理、名取、仙 仙台) ・福島(いわき き、相⾺、南相 相⾺) ・福島(伊達、 、⼆本松、須賀 賀川、⽩河、郡 郡⼭、猪苗代町 町) ・新潟(⻑岡) ) ・埼⽟(川越) )・神奈川(横 横浜)・東京(中 中野) <活動内容> 育児相談会/茶 育 茶話会/ベビー ーマッサージ/ /ベビー体操// ママのリフレッ マ ッシュ体操/親 親⼦ビクス/仮 仮設巡回訪問 東北地⽅や北海 東 海道では連⽇⼤ ⼤雪注意報が出 出ていますね。 。⾼ 齢者の⽅も多い 齢 い地域では雪 雪下ろしがたい いへんなことと と思 います。雪下ろ い ろしで負傷され れる⽅が出ない いといいですね ね。 さて、今回も、 さ 代表の宗のコ コラムをご覧い いただきます。 。 どうぞ最後まで ど で、ご覧くださ さい。 ◆ 妊婦さんが が⾝体と向き合 合うためには (ジェスペ ペール代表 宗 宗祥⼦) ⼦育ては妊娠し ⼦ した時から始ま まっていること とは、妊婦さん んにいつも話し していることで です。しか しそのことをわ し わかってくださ さる妊婦さんは は、決して多く くはありません ん。 ◇◆働いている ◇ る妊婦さんの現 現状 特に⼤⼿企業に 特 に常勤社員とし して就職し、男 男性と肩を並べ べてバリバリと と仕事をこなし している⽅ は、妊娠したか は からと⾔ってす すぐに負担の少 少ない仕事に代 代わることは難 難しいようです す。 通常勤務は、以 通 以前は 9 時から ら 5 時でしたが が、現在はたい いてい 9 時から ら 6 時くらいで です。もし 定時に仕事が終 定 終わるならば、家に着くまで で通勤で⼀時間 間として、7 時に帰りつけま 時 ますが、そ のような妊婦さ の さんはとても恵 恵まれています す。 「帰りは終電で 「 です」 「学校の教師を 「 をしているけれ れども、仕事は は⼤体 7 時半か から 8 時までか かかるので、帰 帰ったら 9 時ぐらいです」 時 「夜の 「 8・9 時ま まで働くのは当 当たり前で、それを短縮勤務 務にしてもらうことはなかなか難し い上に、早く帰 い 帰ると結局⾃分 分に残った仕事 事が降りかかる るという現状で です」 と⾔う⽅が結構 と 構いらっしゃい います。 こういった勤務 こ 務をしていると と、⾃分の⾝体の の不調をつぶ さに感じてしまっては仕事が出来ません ん。少々おなかが が硬くなっても も、 便秘になっても 便 も、肩や背中が が凝ったとして ても我慢して、 できれば感じ じないようにし して仕事を続け けるしかありま ません。 現在の常勤で働 現 働く⽅々はたい いてい同様な状 状況です。 Cop pyright (c) 201 12-2015 Jesp pere, All rightts reserved ⼀⽅で、⾮常勤で、⾮正規雇⽤で働く⽅は、産休を取る ということは はすなわち退職することにな なるため、出産 産時から出産後 後の 保証がありませ 保 せん。 どちらを選択す すべきかのせめ めぎあいの中に に妊婦さんたち ちは過ごしてい います。 ◇◆どんな状況 況でも無事に出 出産を しかし、お産を取り扱う⼈間 間としてはどん んな状況にあろ ろうとも無事に に出産を乗り 越えて健康な⾚ 越 ⾚ちゃんを産ん んでもらわなくてはなりませ せん。 まず早産にならないこと、こ このことが第1の⽬標です。 早産にならない いよう、妊婦さ さんには⾃分の の⾝体の変化や や好調・不調を を感じてもら う⽣活をしてもらうことが⼤ ⼤切です。 そのためには、妊婦さん⾃⾝ ⾝が⾃分の⾝体 体の声を聴ける るようになって てほしいので す。 遅くまで仕事を 遅 したら疲れるとか、妊娠初 初期はとても眠 眠いとか、夜遅 遅くご飯を⾷ とか、⾃分の べると便秘する べ の⽣活と体調の の変化に気づい いて、⾃分の⾝ ⾝体を守り、引いては、おな なかの中の⾚ち ちゃんを守って て元 気に臨⽉までお おなかの中で育 育ててほしいの のです。 ◇◆最近よくあ ある事例 筆者(ジェスペー ール代表の宗)が運営している松が丘助産 院では妊婦健 健診の時に⾜ のマッサージをしながらお話 話を聞きます。 この⾜のマッサ サージを⾏うこ ことで様々な⾝ ⾝体の事がわか かるのです。例 例えば、⾝体 が冷えている、 が 肩が凝ってい いる、背中が凝 凝っている、仕 仕事にストレス スがある、⽢ いものが好き、便秘している、⽬が疲れて ている、などな などたくさんの のことがわか ります。 特に便秘の⽅は は⾜の特定の部 部位が盛り上が がっています。 「便秘ではない いですか?」と聞くと「いい いえ、ちゃんと と出ています」と答えま すが、「毎⽇出て ていますか?」との問いに「3 ⽇に⼀回は は出ています。以前は 1 週間 間に 1 度だっ たので今は便 便秘ではありま ませ ん」といった答 答えが出てくるのです。 このサイクルは はマシな⽅で、これよりさらに⻑いスパン ンの⽅もいるの のです。 またおなかがカ カチンとしてい いる⽅に、「おな なかが張った感 感じがしません んか?」と聞くと、「いつも もこんな感じで です。」との答 答え が返ってきます が す。おなかが緩 緩んだことがな ないので硬い状 状態のままが当 当たり前になっているのです す。 こういう会話が がたびたび交わ わされます。 要は⾃分の体調が良いか悪い いかわからない いわけです。 妊娠初期に、も 妊 のすごいつわ わりの⽅にも良 良く出会います す。 妊娠初期はとて 妊 も眠くなる⽅ ⽅が多く、その時は寝てほし しいのですが、先ほどの勤務 務形態の状態で ですと、寝てい いるわけにもい いか ないので、無理 理をして働きま ます。 結果、ものすごいつわりで気 気持ちが悪いと⾔いながら夜 夜遅くまで働い いている。⾷べ べないともっと と気持ちが悪くなるからと、た びたび物を⼝に び し、夜中にも も⾷べて、また た便秘になる。 寝る時間が少な ないからさらに に⾝体は冷えて て、つわりもひ ひどくなる。 という悪循環の の体調不良をよ よく⾒かけます す。 妊婦さんにお会 妊 会いして、まず ずお願いしたいのは、⾃分の の⾝体の良い状 状態を知り、⾝体の声をちゃ んと聞いてほ ほしいというこ こと です。 まず妊婦さん⾃⾝がしっかりと⾃分の⾝体 体に向き合える るように、伴⾛ ⾛することが私 私たち助産師の の仕事です。 Cop pyright (c) 201 12-2015 Jesp pere, All rightts reserved 合うためには ◇◆⾝体と向き合 では は具体的にどの のようにして⾝ ⾝体と向き合え えるようにな るか、その⽅法をどのように伝えていく かをご説明し します。 まず ず、⾒学会で初 初めて助産院にお越しいただいたときに 、妊娠中の過 過ごし⽅がお産に影響するこ ことをご説明い いたします。 そして以下のことを守っていた ただくようにお願いします 。 1 早寝早起き 22 時ぐらいに寝て、6 時ぐらいに起き る。出来るだけそれに近づける。 この時間帯に寝ると妊娠中のほとんどの のマイナート ラブルを解消することが出来ます。 夜早く寝ることで⾝体も暖 暖まり、体調が がよくなりま す。 1 ⽇でも、妊 妊婦さんに早く く寝てもらうこ ことで、体調の の良さを実感してもらえます す。 2 何も持たずに に散歩をする。また、何らか かのエクササイ イズをして⾃分 分で体⼒と体調 調を整える。 何も持たずに胎児を感じな ながらゆったりとした時間 を持つことが⾮常に重要です。 また散歩だけ けではなく、松 松が丘助産院で では、マタニテ ティーのための のクラスをいくつか⽤意して ています。マタ タニティーヨガ ガ クラス、ゆる る体操、バラン ンスボールなど、これらはい いずれも⾃宅で でも簡単に⾏うことが出来、 、セルフケアに役⽴っていま す。 これらのクラ ラスに定期的に参加している⽅は、妊娠中 中のトラブルが少なく、順調 調な妊娠経過を な をたどり、⼤きなトラブルな くご出産され れる⽅が多いで です。 クラスの中で でインストラク クターからも、⾝体の⾒⽅や や感じ⽅を学びます。 3 ⾝体を温める る 特に⾜⾸や や、関節を冷や やさない 早く寝ることで⾝体は暖まりやすくなりますが、更 に⾝体を冷やさない服装をお勧めします す。 下着をちゃん んと着る。腹巻 巻をする、レッグウォーマ ーをする、夏でも関節を出さない服装を を するなど、お お伝えします。 ⾝体が暖かい い⽅は、⾝体が が冷たい⽅に⽐ ⽐べて、トラ ブルを起こしにくい傾向にあります。⾝ ⾝ 体全体が暖か かいということは⾝体全体の の循環がよく 、不調を起こしにくい傾向にあります。 特に陣痛が起 起こったときは痛みを柔らか かく感じるよ うです。 また前期破⽔ ⽔も起こしにくい傾向にあります。 4 ⽬を使いすぎ ぎない れさせないようにしてほしいのです。 デスクワーク クでコンピュータ―をよく使 使い、⽬を疲れ ⽬を使うとい いうことは⼤脳 脳のとても新しい部分を使 います。 のです。 しかしお産は は⼤脳の古い部 部分、すなわち本能で⾏うの そのため、⽬を使いすぎて ている⽅は、な なかなか正常 で順調なお産にはなりにくい場合がよく あります。 5 ⾷事をできる るだけ和⾷中⼼ ⼼にしてバラン ンス良くし、⼣ ⼣飯を早めに⾷ ⾷べる。 お⺟さんが妊 妊娠中や、授乳 乳中に⾷べたものはダイレ クトに⾚ちゃんの体質に 影響します。 。できるだけ、化学的なもの のは⼝にいれ ず、質の良い⾃然なもの を選びましょう。 規則的にきち ちんとご飯を⾷ ⾷べ、⾚ちゃんを標準の⼤ きさまでおなかの中で育 ててください い。 お⺟さんが健 健康的なものを を⾷べることで⾚ちゃんは 丈夫に育ちます。 この のようなことに妊娠中から気 気をつけて、丈夫な⾚ちゃ んをおなかの中から育て ることで、産んだ だ後は、たっぷ ぷり⺟乳を飲み み、安定した お⼦さんに育ちます。 まず ず妊婦さんは⽣ ⽣活を⾒直し、⾚ちゃんのリズムに合っ た⽣活を妊娠中から⼼がけてほしいと願 願っています。 Cop pyright (c) 201 12-2015 Jesp pere, All rightts reserved ◆ 厚⽣労働⼤⾂ ⾂から【東⽇本 本⼤震災被災者 者⽀援感謝状】 】を受賞しました 厚⽣ ⽣労働⼤⾂から 【東⽇本⼤ ⼤震災被災者⽀ ⽀援感謝状】を を 2014 年 3 ⽉ 11 ⽇付けで で受賞いた しま ました。 この の賞状が、4 ⽉ 24 ⽇に届き きました。 地道に活動して て来た成果を国 国からも認めて て頂く事が でき き、スタッフ⼀ ⼀同とても嬉しく思っております。 現地 地はまだまだ状 状況は変わって ていません。これからも、被 被災地の状況を、また被災地で⽀援 皆様のご協⼒を引き続きお願いいた 活動 動を続けている る助産師達の活 活動を⽀援して⾏きます。皆 しま ます。 ◆ プロジェクト ト応援のお願い い ジェ ェスペールの「東北こそだて てプロジェクト」は、被災地 地の⺟⼦を⽀援する助産師の活動を⽀援 援しています。 皆様 様からいただい いた温かいご⽀ ⽀援は活動の原 原動⼒となっ ています。 被災 災地の⺟⼦を今 今後も継続して てサポートしていくため、妊 妊産婦⽀援に関 関するお志を同 同じくするお知 知り合いの⽅が がいらっしゃい い ましたら、ぜひ下 下記サイトをご ご紹介ください。 htttp://tohokum mama.org/do onation/ また た、皆様からの の励ましのお声 声も、現地の助 助産師や被災地 地で⼦育て中のお⺟さん、ジェスペール ルメンバーの⼒になります。 ご寄 寄付いただく際 際に励ましのお お⾔葉を添えていただいた り、当メール ルマガジンへのご感想などを をお寄せくださ さい。 発⾏ ⾏者: ⼀般社 社団法⼈ジェ ェスペール 公式ホーム ムページ:http p://tohokumama.org/ Twitter: h https://twitte er.com/tohok kumama Cop pyright (c) 201 12-2015 Jesp pere, All rightts reserved お問い合 合わせ先:info [email protected] Faceb book: http:// /www.facebo ook.com/toho okumama
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