国内市況

2015年 3月 9日(月曜日) 17:5
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●東京石油
9日の東京原油は下落。終値は、期先8月限が前週末比650円安の4万6170円。日中立ち
会いは、先週末6日の欧米原油相場がドル高を背景に下落した流れを引き継ぎ安寄りした。その
後は、ニューヨーク原油(WTI)時間外の弱含みを眺め、安値圏でもみあった。製品も東京原
油に追随し下落。東京ガソリン終値は、期先9月限が同640円安の6万0000円。東京灯油
終値は、期先9月限が同630円安の5万8380円。東京軽油は全限月の取引が成立していな
い。
●東京貴金属
9日の東京金はNY金急落を映して大幅安となった。金期先2月限は前週末比66円安の455
1円、白金期先2月限は同85円安の4524円。かなり強い米雇用統計を手掛かりにして週末
の夜間取引で急落した東京金・白金だったが、白金は週明けのNY白金の一段安が影響して、さ
らに売り込まれる場面もみられた。東京金はNY金の時間外での自律反発を材料に安値更新には
ならず。NY金は1170ドルを巡る値位置でこう着しており、あくまでも自律反発の戻りをみ
られた。そんなNY金の狭いレンジの動きの中、昼以降、円安がさらに加速し、1ドル=121
円台を示現。そのため、東京金は下げ幅を縮小し、朝方の安値から20円の戻りを昼過ぎにみせ
た。しかし、大幅安に変わりはなし。15時前にNY金の戻りと円安が重なり、東京金は455
0円まで戻りをみせたが、自律反発の範囲内とみるべき。2月の米雇用統計が、市場予想を上回
る改善となったことで、FRBが早晩、利上げを行う可能性が高い為、金価格は抑えられるだろ
う。今後は、インドや中国などアジア勢による現物需要がどの程度入るかにより、NY金の下値
が決まってくると思われる。今週は12日に2月の米小売売上高が発表される。ガソリン価格の
下落を主因に前月比マイナスが続いているが、2月分も振るわない内容となれば、6月利上げ観
測が後退し、金は買い戻されてくるとも考えられる。
●東京穀物
9日の東京とうもろこしは伸。終値は、期先3月限が前週末比110円高の2万7290円。日
中立ち会いは、前週末のシカゴ・トウモロコシ相場がテクニカルな売りに下落したことから、手
じまい売りが先行した。安寄り後は、シカゴ時間外相場の堅調や円安・ドル高を眺めてプラス圏
に浮上、その後もじりじりと値を上げ、この日の高値圏で取引を終えた。東京一般大豆はまちま
ち。終値は、期先2月限が同500円高5万4650円。手掛かり材料に乏しく、方向感を欠い
た。(了)
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