IT活用の新たなモデル CIOは企業のあらゆる分野でITを統括していた。しかし、今日のビジネスでは、サービスの提供方法とそ の活用法に変化が生じている。こうした流れを受けて姿を現しつつあるのが、融合型モデルだ。このモ デルでは、CIOは企業のITサービスを運営するだけでなく、LOB(事業部)経営陣に提供されるサードパ ーティのITサービスに関して洞察に富んだ仲介役の役割を果たすことを求められる。 変化の主な要因: ITの購入と活用が容易になった 45 % の調査対象者は、事業 部がサードパーティに よるITサービスを購入 する際の選択肢が増え ると回答 CIOの対応:市場動 向を重視する形に は、従業員が業務上のIT活用方法 を自分でコントロールしやすくなる ことを期待していると回答 26% は、ITのコンシューマライゼーション と使いやすいテクノロジーサービス の普及により、ITの一元管理の必要 性が低下していると回答 融合型モデルの出現に ともなう新たなトレンド 32 の回答者にとって、ビジネ スのニーズに合った革新 的ソリューション開発のた めのパートナーシップが最 優先課題 % は、ITとビジネス プロセスのアウ トソーシングを増やし、エンター プライズITサービスのニーズを減 らすと回答 38% 事業部のニーズ: 新たなサービスの組み合わせ 63 ほぼ 3対1 の差で、事業部は自 部門向けITサービスの仲介を希望 % の事業部回答者は、IT部門の仲介 をつうじたサードパーティのサービ スが今後3年間で増加すると回答。 他のデリバリーモデルをはるかに 上回っている。 31 は、IT部門の変革をつうじて有料 % サービスの提供を可能にし、IT部 門は外部のプロバイダーと並行し て業務を行うと回答 は、現在のITサービス提供モ % デルに満足しており、変更の 予定はないと回答 は、IT部門がサードパーティのソリュ % ーションと効果的に競い合うと回答 25 46% は、外部のITサービスを受ける理 由として、企業のIT部門が同等の サービスを提供できないことを挙 げている 24 は、IT部門とサードパー 46 % 44% は、技術に関するアドバ ティの両方をカバーしたIT イスや提案を企業のIT部 門が提供することを希望 http://www.economistinsights.com/technology-innovation/analysis/blended-future サービスのリストを希望
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