協働とは?

地域における環境政策提言力
向上セミナー
主催:環境再生保全機構 地球環境基金部
企画・運営:せんだい・みやぎNPOセンター
2011年1月16日
仙台市市民活動サポートセンター
活動・現場だけでなく、
しくみ・社会にもかかわるNPOに
- 市民がつくる市民社会 -
IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]
代表者 川北 秀人
http://blog.canpan.info/iihoe/
IIHOEって?

組織目的: 地球上のすべての生命にとって、
(1994年) 調和的で民主的な発展のために

社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援
隔月刊誌「NPOマネジメント」発行
 育成・支援のための講座・研修

 地域で活動する団体のマネジメント講座(年100件)
 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年40県市)

企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン
ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決
2020年の地球への行動計画立案

専従3名+客員2名、東京(新川)、約4000万円


簡単に自己紹介を。。。

IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所] 代表者
 本業は、団体運営のお手伝い(年間100件以上)


最近では、行政とNPOとの協働の基盤づくりや、
企業の環境取り組み・社会責任の支援も
他団体の役員としては、
 (財)日本自然保護協会
(特)自然体験活動推進協議会(CONE) 監事 など
「ストップ温暖化・・・一村一品」実行委員・審査員
→その後の「低炭素地域づくり全国フォーラム」副委員長
「100万人のキャンドルナイト」の実行委員
あの「エコポイント」の助成先選考委員
セブン-イレブンみどりの基金 最終審査員 などなど。。。


評議員
「NPOが社会を変えられない5つの理由」
 権利を知らない
 情報公開制度と市民の権利
 制度を知らない
 行政の仕組みを知ろう!
 調べられない
 市民による調査の技術
 形にできない
 思いを提案にまとめる力
 伝えられない
 広報と提案戦略
NPO: Not-for-Profit Organization
民間で公益かつ非営利の活動を継続する組織

民間: 官から独立し、依存しない運営

自発性・自律性が本質!
活動: 考える・話すだけでなく、行動して実現する
 組織: 目的を共有するチーム



公益: 「共益・私益」=利己ではなく、利他


目的の共有が、責任の共有と、役割の分担を可能にする
「不特定多数」ではない!→求められ、開かれているか
非営利: 「営利」=収益を分配するのではなく、
社会に再投資する

「収益性の有無」ではなく、「収益の使途」の問題!
NPOも同好会も「市民活動団体」
事業や活動は、
何のため・
誰のため?
NPO
同好会
公益=利他
必要としている
こと・人のため
共益・私益=利己
「私たちだけ」
のため
何を満たすために
ニーズ
事業・活動する? =求められること
必要な資源は
どうまかなう?
受益者負担も
求めつつ、不足は
寄付・助成・補助
など公費で補う
ウォンツ
=したいこと
自費
→ ニーズをどう把握し、表現できるか?
あなたは
「社会を変えたい」のか、
「社会に良さそうなことを
したい」だけなのか?
私たちを待つ人は、
どこに、どれだけいるか?
その人々にいつ、
どのように届けるか?
私たちはそれを刻んだ上で、
今日の活動を始め、
終えているか?
NPOは、最大ではなく
最適をめざす
 企業は、分配する利益の最大化のために
規模の最大化をめざす。
 NPOは、課題解決や理想実現のために
価値の最適をめざす。
最適な規模や、最適なスタイルは?
借り物競争は得意?
企業・行政に「影響力のあるプログラム」をつくるには?
→ 欧米の大きなNPOなら、どうする??






STEP1
自分たちの活動分野の主な課題に対する
企業・行政の取り組みを調査し、比較する。
STEP2 調査結果をマスメディアに報道してもらうとともに、
団体のウェブサイトでも「概要」を開示し、
社会的な関心を高める。
STEP3 調査結果をもとに、企業・行政を対象に、
有償で「報告会」を開催する。
STEP4 「もっと詳しく知りたい」という企業・行政を対象に、
個別に有償で「勉強会」を開催する。
STEP5 「本格的に取り組みたい」という企業・行政に、
対策プロジェクトを実施する。
STEP6 その後も定期的に、調査と事例を発表し、
「次にすべきこと」を具体的に提案し続ける。
詳しくは「NPOマネジメント」第53号参照
「社会事業家」とは?
 「社会の」課題解決や理想の実現
に事業を通じて取り組み、成果を
生んでいる人
挑む課題や理想は何か?
事業のビジネスモデルは?
ニーズの代弁者であると同時に、
実現プロセスのプロデューサー
本気で社会を変えるなら、
「社会を変える計画」が必要!
 計画の6W3H
 ニーズの2W1H
Why(ニーズと、その原因)、for
Whom、How far
 プロセスの3W1H
What
& How、When、Where
 資源の1W1H
Who、How
much
「ニーズ」とは?
「社会的に必要なこと」
「ほしい」ではなく「足りない」
←
大
不
足
の
深
刻
さ
「深刻さと普遍性」を
事実に基づき合理的に!
(何人がどんな状況で、
解決をどう拡げるか?)
本当に必要?
(趣味でいいんじゃない?)
とってもわかりやすい
社会事業のテーマ
(例:水、交通、教育・・・)
普通の商品
必要とする(足りない)人の数 → 多
社会を変える「ニーズ」を示す
 ニーズへの共感が、社会変革を加速する
 社会事業家は、ニーズ(課題)の代弁者で
なければ、価値がない
 Why
? (ニーズと、その原因)
 これまでどんな状況で、今後どう推移するか?
 なぜそんな状況が生じたのか?
 for
Whom ?
 必要とする人・ことは、どこにどれだけいるか?
 How
far ?
 どれだけ変わればいいのか?
その困りごとは、
課題か、与件か?
 課題は、
目標と現実との差。
その差をどう埋めるか?
 与件は、まぁ、個性として、
あきらめつつ、付き合い続ける。
課題とは、目標・理想と成果・現実との距離
→ 目標が抽象的だから、課題が不明確
目標・理想
↑
課題 ① ・・・・・
課題 ② ・・・・・
残されたお題は何か?
なぜできなかったのか?
↓
成果・現実
「事業」とは?
 目標を合理的に実現するプロセス
目標は明確か?
対価性の3つのパターン
(1)対価収入で継続可能
(2)対価も取れるが、補助が不可欠
(3)対価が取れない「基本的人権保障」
→(2)(3)は「社会制度化」も必須!
事業の自立性?→対価と事業がめざす運営形態
必要な資金の負担
例
目指す運営形態
受益者・利用者からの
対価収入により、
収益が見込める。
(対価自立事業)
スポーツ・芸術文化活動
主婦・障碍者の起業
環境配慮製品・サービス
受益者・利用者から
対価も取れるが、
継続には外部からの
補助が必要。
(補助継続事業)
フリースクール
伝統文化財の維持・継承
里山保全
難アクセス地の公共交通
介護保険事業
CB/SEによる
事業経営の効率化を
進めつつ、行政からの
補助は続ける。
→補助の制度化必須!
基本的人権の保障上、
不可欠な事業であり、
受益者・利用者からの
対価による継続は困難。
(基本的人権保障事業)
ホームレスの緊急救援
子どもの電話相談
途上国への開発協力
DV被害者の支援
医療情報の翻訳・通訳
社会的な課題解決の
先駆者としてCB/SEが
先行しており、行政
サービスとして法制化
する必要あり。
→事業の制度化必須!
CB/SEによる
自主・単独事業へ
→立ち上げ期のみ支援
(リサイクル、有機農業など)
温暖化防止活動を
地域でどう加速するか?
- 民主党政権のためじゃなく、
自分と未来のためのマイナス25% IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所]
代表者 川北 秀人
http://blog.canpan.info/iihoe/
地球温暖化対策の推進に関する法律
(地球温暖化防止活動推進員)
第二十三条 都道府県知事及び指定都市等の長(以下「都道府県知
事等」という。)は、地域における地球温暖化の現状及び地球温暖
化対策に関する知識の普及並びに地球温暖化対策の推進を図る
ための活動の推進に熱意と識見を有する者のうちから、地球温暖
化防止活動推進員を委嘱することができる。
2 地球温暖化防止活動推進員は、次に掲げる活動を行う。
一 地球温暖化の現状及び地球温暖化対策の重要性について住民
の理解を深めること。
二 住民に対し、その求めに応じ日常生活に関する温室効果ガスの
排出の抑制等のための措置について調査を行い、当該調査に基
づく指導及び助言をすること。
三 地球温暖化対策の推進を図るための活動を行う住民に対し、当
該活動に関する情報の提供その他の協力をすること。
四 温室効果ガスの排出の抑制等のために国又は地方公共団体が
行う施策に必要な協力をすること。
各地で推進員さんたちのご報告をうかがってると。。
 熱意はあるけど、データがない!
 可視化できていないから、共有できない
体重も学習も、計量・採点するから見える
 探しても・聞いてもなければ、つくる!!
 記録!集計!分析!発信!!
集計・分析しないから、成果が見えない!
 各地域で「集計・分析・発信担当」を!
県センターは発信の支援を!!
 最もインパクトが期待できる対象は?
一番効果がありそうな相手を、本気にする
 地域の課題やニーズの可視化を促す
「調査」と「発信」を!
 「特に重要な対象者」の絞り込みを!
例:農業者・林業者の団体・グループ
団地の自治会
学校、高齢者施設
○○工業団地に車で通勤する人
 地域を本気にする「ニュース」を!
 イベントより調査!
 キャンペーンより事例!
 呼びかけよりランキング!
2020年に「90年比△25%」、
2050年に「現状△60~80%」を
本気で実現するためには?
宮城県
(千t)
06年
(実績)
90年比
10年度
目標
要削減量
産業
5,986
+15.1%
5,546?
△7.4%!
業務 5,102
+51.2%
3,598?
△29.5%!
家庭
3,844
+57.0%
2,611?
△32.1%!
運輸
5,625
+23.4%
4,862?
△13.6%!
民生部門でのCO2削減を
本気で、効果的に進めるために

最終的な目的は、「すべての国民が!」


よく言われるのは、「より多くの人に」「裾野を広げて」
「全く関心がない人にも」
でも、現実的に、効果的に減らしていくためには
すでにちゃんとやってる人が、さらに効果的に
 すでにやってるけど、もっとやれそうな人も、効果的に
 やろうと思ってても動き出せない人が、着実に始め、
続けられるように
 全く関心がない人には、「知らないうちに」できるように

→ 対象や状況ごとに、最適なアプローチが必要。
環境でも、どんな分野でも、協働は大切!

1つの団体が大きくなっても、環境問題は解決しない。

だって東北は、広い!→気候も風土も違う!!
→ だからこそ、地域のニーズに即した専門性が必要!
だって東北には、いろんな人が住み、いろんな会社がビジ
ネスをしている!
→ だからこそ、いろんな人や会社のニーズに応えられる
専門性が必要!!


万能な団体・企業・自治体がすべてを担うのではなく、
団体・企業・自治体がそれぞれ動くのではなく、
お互いの専門性を生かして、責任を持って連携すること
が不可欠!
たとえば、こんな切り口も。。。
 「100万人のキャンドルナイト」って、
どういう経緯で始まったか、ご存知ですか?
 プリウスとか、太陽光発電とかって、
ユーザはなぜ買い続けてくれるんでしょう?
 家庭の省エネでいつも問題になる冷暖房。
では、熱はどこから逃げている?
他国では、どうしてる?
 エコドライブは、安全ドライブです!
そうすると、企業にも、とってもお得ですよね。
研究結果(事業者別 交通事故発生件数比較)
事業者別 交通事故発生件数比較(実施前後)
NO
会社
1
P社
2
3
車両区分
Q社
R社
事故(件数)
台数
実施前
実施後
昨対比
24
13
46%
10
5
50%
8
6
25%
中小型
208
大型
74
中小型
27
大型
41
中小型
37
大型
41
68
0
0
1
90%
12
49%削減
14
4
S社
中小型
5
T社
中小型
118
10
6
U社
大型
79
8
0
100%
10
7
V社
中小型
45
6
2
67%
8
8
W社
中小型
65
0
0
9
X社
大型
262
16
13
19%
10
Y社
中小型
24
3
0
100%
11
Z社
中小型
221
48
25
48%
2
49%
0
合計
1310
12.1
P<0.01
実施前
実施後
12.1
5.9
6
5.9
4
交通事故件数( 平均値)
東北地方の特徴として
人口密度が低い!
 自家用車の台数が多い!
冬は寒いし、雪も積もる!
 住宅の省エネは「換気も断熱も」
多世代同居が多い!
 工夫次第で1人当たり省エネ推進可能!
カギは農林水産+加工+輸送!
 地産地消で大きな効果が期待できる!
地域をどう本気にするか?
 企業→業種ごとの各社比較!
 通勤
 照明
 冷暖房
 ゴミ
 自治体・公共施設
 学校
 福祉系
 町内会・集落・団地
 冷暖房
 ゴミ
県内各地域で「温暖化白書」をつくると?
 風土・自然環境の特徴と変化
 生態系
 平均気温(特に冬の最低気温)
 主な排出原因と、排出者
 企業名、地域名を明記!
 取り組み事例集:分野別の工夫と成果
 表彰制度として「一村一品」を活用!
 今後の見通しと、求められる対策
 いつまでに、あとどれだけ?
 難易度にも配慮!(初心者から上級まで)
加藤さんのお話から
 協働全般に比べて、環境分野はこれから
 中間支援機関は、そのしくみ・基盤づくりを進める必要

パートナーシップ組織:秋田市のみ
いつのまにか、団体・発注先の1つに!→おかしい!
 パートナーシップ組織は、協議機関に!

 事業委託を受けて、実施主体になるのではなく
各県で「政策の拡充が
求められるテーマ・課題」個人リスト
地域の「環境」に関する特徴:
・気候・風土として?
・人口・産業として?
・いわゆる「県民性」として?
(余白)
地域の「環境政策」上の課題 環境課題への主な政策:
(=取り組むべきテーマ):
例:クルマは1人1台ないと。。→車通勤:呼びかけのみ
低温・多雪なので暖房が。。 →家庭省エネ:エコポのみ
農家7割は小規模・高齢者 →農家:事例集配布のみ
各県で「政策の拡充が求められる
テーマ・課題」県別まとめ(14:45まで)
○○県 「環境」の特徴
気候・風土:・・・・、・・・・
人口・産業:・・・・、・・・・
文化・県民性:・・・、・・・
優先課題①:
求められる実践?
自動車通勤
・公共利用率1割↑
実態:○号線渋滞、 ・始終業ずらし
通勤者の8割?
既存の政策:
求められる政策?
・調査? ・条例?
・白書! ・補助金
・事業? ・協議会? ・コンテスト&表彰
優先課題②:
求められる実践?
家庭の省エネ
・内窓導入 1割↑
実態:リフォーム↓ ・バイオマス 1割↑
(エコポ最低!)
優先課題③: 求められる実践
農家の省エネ ・ ・・・!
実態:・・・、・・ ・ ・・・!
既存の政策:
・調査? ・事業?
・うちエコ
既存の政策:
・調査?
・事業?
求められる政策?
・白書! ・補助金
・コンテスト&表彰
求められる政策
・ ・・! ・ ・・!
他県の「テーマ・課題」に
付箋でコメントする(15:15まで)
付箋に、
「気づきを与える質問」、
「改善・工夫のヒント」を。
×「感想」 ×「一刀両断」
×「励まし・ねぎらい」
各県の「優先課題」への政策立案計画
(16:35まで)
優先課題①:
求められる実践?
自動車通勤
・公共利用率1割↑
実態:○号線渋滞、 ・始終業ずらし
通勤者の8割?
既存の政策:
求められる政策?
・調査? ・条例?
・白書! ・補助金
・事業? ・協議会? ・コンテスト&表彰
3~5年後の目標?
求められる施策
A)公共利用率10%増 エコ通勤「白書」
B) ○号線渋滞50%減 エコ通勤コンテスト
C)
エコ通勤補助金
2011(H23)年度
4 5 6 7 ・・・ 12 1 2 3
企画→予備調査→予算→
予備調査→研究会発足→
事例調査→
2012(H24)年度
4 5 6 7 ・・・ 12 1 2 3
公募・選定→実査→発表
要綱→講習→選考・表彰
期待効果検討→予算→
他県の「政策立案計画」に、
その県の環境部企画総務課長に
なったつもりで、
付箋でコメントする(17:05まで)
付箋に、
「実現するための質問」、
「しらべるべきポイント」を。
×「感想」 ×「一刀両断」
×「励まし・ねぎらい」
行政にできること・すべきこと?
 本来は、市場(自由競争)を補うもの
 基本的な機能は、
→ 表彰、補助
抑える・止める → 処罰、強制排除
支える → 基本的人権の保障!
→ 直営事業は本来、特例中の特例!
促す
(民主主義の当事者としての)市民による社会運営
⑥ 社会制度化(民・官ともに担い手)
⑤ 代替案の試行or救済策の実施
(やってみたら、こうなりました)
④ 代替案or救済策の提示
(こうしたらいいんじゃないか?)
③ 原因と背景の把握
(なぜだろう、このままだとどうなるんだろう?)
② 課題の指摘
→ 告発・糾弾
(けしからん!)
(「こんなことが起きてますよ!」)
① 課題の発見
(こんなことが起きてる!こんな状態!)
政策に求められる成果?
新しい価値の実現
段階的な変化
(内的要因・外的要因)
価値創造
の段階
原因の除去・解消
(抜本的な対策)
現状の緩和・措置
原状の回復
(失われたものの復元)
不平等・不正の是正
課題解決
の段階
行政にできること・すべきこと?
 本来は、市場(自由競争)を補うもの
 基本的な機能は、
→ 表彰、補助
抑える・止める → 処罰、強制排除
支える → 基本的人権の保障!
→ 直営(委託含む)事業は特例!
促す
ふりかえり
この研修を通じて、気付いたこと・学んだこと・誰かの言葉
・ ・・・・・・・・
・ ・・・・・・・・
・ ・・・・・・・・
現場に戻って、必ず伝えたいこと(誰に、何を?)
( )さんに、・・・・・・について
( )さんに、・・・・・・と・・・・・・について
質問!
団体名・おなまえ