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1.【症例;50 歳代,男性】
主訴:発熱、頭痛、関節痛
家族歴:父
直腸癌、母
悪性腫瘍(詳細不明)
既往歴:特記事項なし.
現病歴:X年 2 月から 38℃発熱あり。発熱は連日、1 日2〜3 回あり、ロキソプロフェ
ンを2月から連日使用している。ロキソプロフェンで解熱する。3 月初旬頃から頭痛(左
側頭部痛)があり。頭痛は熱の上がり始めにあり、解熱すると消失する。手足のしびれ、
脱力、めまいは認めていない。3 月中旬頃から両肘の痛みを認めた。関節腫脹があった
かは不明。肘以外には関節痛はなかった。同時期から咳嗽を認めるようになった。咽頭
痛はなく、痰はからまない咳嗽であった。歯科でう歯があるといわれているが、治療は
せず放置している。発熱が続くため、近医受診したが、血液検査では異常ないといわれ、
経過観察となった。解熱しないため、4 月1日に当科受診。受診時、発熱、頭痛、関節
痛以外には新たな症状は認めていない。体重減少なし。
現症:身長 170 ㎝、体重 55 ㎏、体温 38℃、血圧 130/60mmHg、脈拍 110/分・整、呼吸
22/分、SpO2 98%、意識清明、貧血・黄疸なし、咽頭発赤・扁桃腫脹・甲状腺腫・口内
炎なし、リンパ節触知せず、頸動脈雑音なし、心音異常なし、呼吸音正常、腹部血管雑
音なし、腸雑音正常、肺肝境界第 6 肋間、腹部圧痛なし、腹部腫瘤触れず、肝 2 横指触
知・圧痛なし、腋窩・鼠径リンパ節触れず、下肢浮腫なし、足背動脈触知、四肢腱反射
正常、病的反射なし。髄膜刺激兆候なし。皮疹なし。関節腫脹なし、関節圧痛は右肘軽
度。
検査所見:血液:WBC 7070/µl (neut 66%, lymph 23.8%, mono 6.9%, eosino 3%, baso
0.3%), RBC 477×104/µl, Hb 13.6 g/dl, Ht 39.8%, PLT 25.7×104/µl, TP 7.0 g/dl, Alb
4.2 g/dl, CK 141 IU/l, AST 31 IU/l, ALT 31 IU/l, ALP 213 IU/l, γGT 52 IU/l, LD
254 IU/l, T-Bil 0.6 mg/dl, BUN 14.3 mg/dl, CRE 0.85 mg/dl, UA 4.9 mg/dl, HDL-C
46 mg/dl, LDL-C 150 mg/dl, TG 108 mg/dl, Na 136 mEq/l, K 3.9 mEq/l, Cl 102 mEq/l,
CRP 0.07 mg/dl, HBsAg-, HCVAb-, RPR-, TPHA-, HbA1c 5.4%, ESR 9 mm, IgG 1474 mg/dl,
IgA 151 mg/dl, IgM 60 mg/dl, フェリチン 140 ng/ml,C3 147 mg/dl, C4 43 mg/dl, プ
ロカルシトニン 0.17 ng/ml, BNP 8.6 pg/ml, TSH 0.12 uIU/ml, FT3 3.55 pg/ml, FT4
1.16 ng/ml
尿:pH 5.5, 蛋白-, 糖-, 比重 1.017,WBC-,
ン 1.0, ケトン体-
潜血-,ビリルビン-, ウロビリノーゲ