戦略的ファシリティマネジメントの導入について(PDF:132KB)

平成26年3月31日
戦略的ファシリティマネジメントの導入について
横浜銀行(代表取締役頭取 寺澤 辰麿)は、NTTファシリティーズ(代表取締役社長 筒井 清志)
と戦略的ファシリティマネジメント導入に係る契約を締結しました。
ファシリティマネジメント(以下、「FM」という)とは、企業、団体等が組織活動のために、ファ
シリティ(施設とその環境)を経営的・総合的に企画、管理、活用することで、ファシリティの効果を
最大化するマネジメント手法です。
本契約締結により、管財業務における専門的な知見をもったNTTファシリティーズと連携し、以下
の目的の達成をめざします。
【目的】
1.建物劣化診断にもとづき各施設のデータ整備をおこない、施設の実態を適切に把握し、施設管理を
計画的に遂行する体制を構築します。
2.中長期的な観点から修繕計画を策定し、投資の意思決定に活用します。
3.余剰スペースの状況などを把握し、施設のさらなる有効活用をはかります。
4.ファシリティコストの最小化と、ブランド戦略と整合的な施設品質の向上をはかります。
5.地域金融機関に共通する施設管理の課題に対応できるよう、FMのスタンダードモデルの構築を目
指します。
横浜銀行は、保有する土地 13 万㎡、建物 34 万㎡のファシリティを経営資源として有効利用し、中期
経営計画「Tackle for the Dream」の基本戦略のひとつとして掲げている「効率的なオペレーションに
よる生産性向上」を推進し、「強靭な経営基盤」を維持・強化してまいります。
1
【ファシリティマネジメント契約の概要】
ファシリティマネジメント契約では、以下のPDCAサイクルを回していくことで、効率的・戦略的
な施設マネジメントを実現します。
[1]
FM導入
●FM組織・体制の整備
●施設マスタープラン再構築
●スタンダード・
業務マニュアル作成
●データベースの再整理
●有効なシステムの構築
[2]
FM情報インフラ
構築
BASE
●施設・設備の維持管理 [6]
運営
●セキュリティ管理
維持管理
●点検
DO
FM目標
●建物・設備の各種診断
●施設の利用状況調査
●利用者アンケート
[3]
調査・診断
による現状把握
コストの適正化
施設運営・管理の効率化
CHECK
ACTION
DO
[5]
プロジェクト
●建築・設備の各種工事
の実施
●土地・建物等の取得・処分に
関するマネジメント
●建物・スペースの賃貸借に
関するマネジメント
P
[4]
整備計画
LAN の作成
●中長期整備計画
●単年度整備・建替え等計画
●施設のグランドデザイン策定
【ファシリティマネジメントの効果】
ファシリティマネジメント実施により、財務・品質・供給の面で施設・設備を最適化し、以下の6つ
の効果を追求し、組織経営の健全化につなげていきます。
運営維持費・設備投資費
等の節減・低減
建物・設備
の
最適化
経
済
性
向
の
上
理
合
性
向
の
良好な住環境
・住空間の確保
建築・設備の機能向上
上
機
能
性
の
向
過剰な設備投資の削減等
による合理的対処
上
安
性
全
の
上
向
快
適
性
安全で信頼できる
建築・設備
向
の
上
環
境
合
適
性
向
の
健全な
上
組織経営
省エネ、環境保全等
社会的要望への対応
【従来型施設管理とファシリティマネジメントについて】
従来型の施設管理方法とファシリティマネジメントの違いは、以下のとおりです。
項目
従来型
ファシリティマネジメント
性格
現場管理的
戦略的
目的
維持保全
最適化
管理視点
問題施設(個別)
全固定資産(全般)
対象時点
保有施設の現状
ライフサイクル(現在・未来)
知識・技術
建築・不動産関連(単一)
建築・不動産・経営・情報関連等(複合的)
組織
総務・施設等(単一)
部門横断的
以
2-了
上