Tim Cerita 活動報告 Di Cirebon

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じゃかるた・じゃぱんネットワーク通信
J
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net-net No.140(2014 年 10 月)
J2net はインドネシアの困難な状況に暮らす子どもを支援するグループです。
Tim Cerita 活動報告 ☆ Di Cirebon
人形劇グループ:Tim Cerita は、8 月に Cirebon へ遠征し公演を行いました。
なぜ Cirebon だったのかというと、その経緯は 2007 年にまで遡ります。
2007年エンダンさんという若者(当時21歳)が漁業研修
生として日本の宮崎に居ました。ある日彼は、海で溺れか
け助けを求める中学生に気付き、思わず海に飛び込み何と
か助けようとしました。中学生は助かりましたが、エンダ
ンさんは潮に流され命をおとしてしまいました。彼は泳げ
なかったそうです。
当時インドネシアに住んでいた日本語教師:井上実由紀さんは、エンダンさんのその勇気ある行動に
心うたれ、“異国で暮らしながらも人を思いやる心を持ち続けた彼の事を忘れないで欲しい”と、ドキ
ュメンタリー自主映画 Mas Endang を制作しました。
そして、その後も多くの人達の支援により、彼の故郷であるチレボンの母校(エンデル小学校)に図書館
が建設されました。今回はその図書館に本を届けに行き、小学
校で人形劇を行う事になったわけです。
公演の前日に小学校に訪れた時も、こどもたちは図書館に集
まってきて元気いっぱいでした。
「明日も来るの?」 「うん、来るよ。
」
「何するの?歌うたうの?」
「そうね〜何をするかお楽しみ〜」
学校内にある図書館
先生方には色々とご協力いただくため、当日の流れを細
かくお伝えし、準備万端!
そして翌日の公演日。
先生方のご協力により、会場となる教室からは机と椅子
が外に出されており、私たちのセッティングもスムーズ
に出来ました。
本を受け取って大喜びのこどもたち
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総勢 120 名ほどのこども達を前に、まずは【Sanba de Sampah】サンバでサンパという人形劇を
行いました。
“ゴミを捨ててばかりいると、ゴミを食べる怪
獣がどんどん大きくなっていくぞ〜!”
怪獣役はパペットではなく、人間が演じ
会場
を走り回ったので、子ども達はビックリやら面
白いやらで大騒ぎ。
最後は、ゴミから作った楽器を紹介し、サンバ
のリズムにのって踊ります。
その楽器をみんなで作ってみよう!
という流
れです。
人形劇の後は、それぞれ学年ごとに分かれゴミを使って楽器を作りました。
1,2 年生はヤクルトを使ったマラカス。
3,4 年生は牛乳パックを使ったよさこいカスタネット。
5 年生はペットボトルを使った太鼓。
6 年生はペットボトルのフタを使った笛。
ななめにテープを張る、紙を丸める といったような
作業はまだ慣れない様子で、なかなか難しい部分もあっ
たようですが、みんな頑張って最後まで自分で作る事が
できました。
身近なゴミを使って遊ぶ事ができるんだよ〜。
牛乳パックでよさこいカスタネット作り。
ゴミのリユースに少しでも興味を持ってもらえたか
角度をつけて折り曲げるのに悪銭苦闘中??
な??
(片山 亜沙子)
図書館の名前は、「ENDANG BUNKO」
図書館の外観。
たくさん本を読んで、心豊かに成長して欲しい。
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macam2 J2JAPAN
〜このコーナーは J2net ジャパンから発信されている情報です〜
日本在住インドネシア人あっての J2net ジャパン!
1999 年にジャカルタで発足した J2net。駐在員婦人の集まりですから、想いとは裏腹に必ず帰国が訪
れます。2001 年には発足当初のメンバーの大半は日本へ帰国。そこで日本でも活動を続けるために
J2net ジャパンができました。
インドネシアの子ども達の集まる現場のない日本では、奨学金支援と日本の絵本をインドネシア語に
翻訳する活動が中心となります。その日本での活動に欠かせないのが、日本在住のインドネシア人の
方々です。インドネシア語の添削を中心に今でも J2net ジャパンの活動にご協力いただいています。
インドネシア語の添削に始まったご協
力はそれに留まらず、国際理解教室(学
校でインドネシア文化を紹介する活動)
ではジャワダンスやバリダンスを披露し
てくれたり、毎年 10 月に行われる「グロ
ーバルフェスタ」では積極的にお手伝い
をしてくれています。そして時には、イ
ンドネシア料理好きなメンバーのために、
インドネシア料理を作って振る舞ってく
れています。インドネシア人主婦の皆さ
んが作るインドネシア料理は天下一品です!懐かしい香りのする、愛情のこもった家庭料理は涙が出る
ほど美味しいのですから。
私たちの活動は、日本の皆さんにインドネシアをご紹介
し、身近に感じていただくことも目的としています。そこ
で昨年「インドネシア料理教室」を開講することとしまし
た。その原動力となったのは日本在住 18 年の雑賀ティテ
ィンさんです。ご自宅で、Ayam Semur(鶏肉の煮込み)
Sup Brenebon( 豆 ス ー プ ) Siomai Goreng( 揚 げ 焼 売 )
Gado Gado(サラダ) Bubur Ketan Hitam(黒いもち米のデ
ザート)を作って持って来てくれ、当日は Gulai
カレー)
Perkedel
Ikan(魚
Jagung(とうもろこしのかき揚げ)
をデモンストレーションするという、それは豪華なお料理
教室となりました。それが評判を呼び、リピーターもでき、
J2net ジャパン「インドネシア料理教室」の土台ができあ
がりました。これは紛れもなくティティンさんのおかげです。
そのティティンさんが、この8月ご主人のジャカルタ転勤に伴い渡イされました。この 13 年間、翻
訳、ダンス、そして「お料理教室」を継続可能なものにしていただき、ありがとうございました。ここ
に感謝の気持ちをこめて、お伝えさせていただきます。ジャカルタでの益々のご活躍をお祈りしていま
す。
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日本在住インドネシア人の方々のご協力なくして今の J2net ジャパンの活動がなかったことは十分お
わかりいただけたものと思います。これからも、皆様にお手伝いいただきながら、実りある活動を目指
していきます。日本在住で、活動にご興味のあるインドネシア人の皆様、ご連絡をお待ちしています。
インドネシアと日本を結ぶ架け橋となりませんか。
[email protected] まで、メールしてくださいね♪ 竹村直美
☆写真の説明:右上は、東京都立新宿養護学校で、重い障害の子どもたちの放課後グループ「ひまわり」で
インドネシアの踊りと音楽をご紹介しました。青い衣装の右から 2 番目がティティンさん。左下は、お料理
教室の完成記念撮影。前列右から、渡辺りりさん、桶谷スハルシさん、雑賀ティティンさん。
J2net 奨学金ニュース
J2 ネット奨学金とは?
現地NGOと連携して意欲のある子どもたちへ
奨学金支援をしております。
興味はあるけどよくわからない、CSR 活動の一環として考えているなど、
どんなことでもよいので、まずはご連絡ください。
担当:孫(ソン):08128233630
奨学金会員募集
(会費制/スポット寄付)
会費は一口 5 万・10 万ルピアの2通を設け、半年、あるいは一年分まとめて受け付けています。
(初回は年度内での月割りとなります)
スポットのご寄付は随時受け付けています。
(チャリティーイベントの収益、法人様の CSR の一環、本帰国前にインドネシアへの感謝をこめて、
などなど、
)
ご提供いただく方法は、振込もしくはメンバーへの手渡しをお選びいただけます。
銀行口座:(振込希望の方は事前にご一報ください)
BCA (Bank Central Asia) 支店名:TAVAVERA
番号:5225097655
名義:SHIMOHIRA ETSUKO
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<仲 間 になりませんか>
“あなたも手をつないでみませんか?”
J2net には複数のグループがあり、活動はそれぞれ独自に運営されています。
グループ単独の活動だけでなく、いくつかのグループがジョイントしての活動もあります。
その他にも、バザーの開催・チャリティーイベントへの参加など、さまざまな分野の方達とも
相互に協力しながら多様な活動を行っています。
活動を末永く広い範囲で続けていくためには、ひとりでも多くの方のご参加と
ご協力が何よりも必要になります。私たちは、
「できることをできる範囲で」をモ
ットーに、自分のできる範囲で、やりたいと思えることや出来ることを、楽しみ
ながら実行しています。現地の人とふれあい、温かな笑顔に出逢えることが、次
の活動への原動力です。
グループへの参加や見学はいつでも可能です。ぜひ私たちと一緒に手をとりあってみませんか?
グループ名
活動内容
活動日・連絡先
人形劇グループ
子どもの集まる場所へ出かけ、インドネシア語での人形劇を上演
木曜 午前
TIM CERITA
します。歌やゲーム、手遊びなどでの交流もあります。
J2net 奨学金
子ども達の顔が見える確実な奨学金活動を目指しています。
岡崎 081294055913
随時
孫 081282336305
工作隊
施設や幼稚園・学校などへ出かけ工作や遊びを通して、子どもた 月 1-2 回 土曜午前
おにぎり
ちとふれあいます。日本からの留学生が参加しています。
移動図書館
ぐりとぐら翻訳の絵本を持って、子どもたちの所へ出かけていく
古賀 081316383830
随時
山崎 081514474618
くりりん・ぶんこ
移動図書館。絵本の楽しさを届けます。
文庫プロジェクト
子どもの集まる場所に文庫を設置し、子どもが本を読める環境をつくり、
随時
Bibit-Bunko
周囲の大人たちへも本の重要性を理解してもらえるよう働きかけます。
堀 0811978633
絵本プロジェクト
翻訳された日本の絵本のレイアウトを作成し絵本に仕上げます。
月 1-2 回 土曜午前
Kawan Baca
現地のヤヤサンを通してインドネシアの子どもたちへ届けます。
久美子 0816844423
雑貨販売支援
現地施設で作られた製品のアイディア提供、商品開発から販売支
Zakka Pelangi
援のほか、自らの手作り品のチャリティー販売を行います。
その他の活動
J2net じゃぱん
その他 団体や個人・NGOなどとの協力関係を保ち、情報交換や
イベント・セミナー等さまざまな活動をします。
J2netじゃかるたで活動していたメンバーを中心に、インドネシ
アへの支援と日本でのインドネシア理解のため活動をします。
http://j2net.blog.fc2.com
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随時
北村 082122221558
堀 0811978633
日本事務局
小林 03(3687)8658