[個人・団体からの寄稿] じゃかるた・じゃぱんネットワーク通信 J2net-net No.150(2016 年 10 月号) 2 J net はインドネシアの困難な状況に暮らす子どもを支援するグループです ビビット文庫(図書館活動) プンチャックの小学校に新規設置! J2net 活動のひとつに、Bibit文庫という図書館設置の支援活動があります。 子どもたちが集まる小学校や幼稚園、施設などに文庫を作ります。そして、いつでも本が読め るように、本を身近に親しんでもらえる場所を作ってもらいます。 Bibitと云うのはインドネシア語で苗とか芽を言い表す言葉です。 本を手に取る事で、子どもたちの心の中に小さな芽が芽生え、将来大きな木と育って行くようにと云う願いで付けら れました。 プンチャックの先チアンジュールという地域に、長くお付き合いを続けているヤヤサンがあります。そこを通じて奨 学金活動を初め、ビビット文庫や他の活動をして参りました。 数ヶ月前、すでに設置してある学校の図書館へ何度目かの本の追加寄付をした際に、とても子どもたちの教育に熱 心な学校があるので、是非訪ねて見て欲しいと切望されました。 予定外だったのですが、新しい場所への視察は大変興味のあるものですので、訪問することにしました。 学校の名前は LEUWEUNG DATAR小学校。 学校へ到着すると生徒たちは丁度授業が終わったところで、 帰りの会?をしていました。入ってすぐにびっくりしました。 校庭や歩く所どころがとてもスッキリ綺麗なのです。 ニコニコと満面の笑顔でポッチャリとした校長先生が迎えてくれ ました。挨拶を済ませ、時間もそれほど無かったので、まず一通 り学校を一回り案内していただきました。 次にびっくりしたのが、手洗い場です。 インドネシアで見た手洗い場で、一番綺麗な手洗い場だったかも しれない、と思うほど綺麗に使われていました。しかも、数箇所あ ります。そして、保健室。設置されている学校は良い方です。 でも、この学校は綺麗で設備も揃っていました。 掃除道具があったので、問いかけると。校長先生はじめ先生と生徒が一緒になって掃除をしているそうです。 インドネシアで今まで先生や生徒が、自ら掃除を行っている学校がほどんどなかったので、これにもビックリしまし た。 図書室もありましたが、多くの学校図書館と同じく教材やテキス トがほとんどで、子どもが楽しめる図書はありませんでした。これ ほど環境が揃っているのに、肝心の見て読んで楽しむ図書が無 い事は、本当に 残念なことで す。 戻ってからメ ンバーたちと相 談し、ぜひあの 学校へも文庫を 作って本に親しんでもらい、学校が子どもたちにとってもっと楽しい 場所になってくれたら、と早速準備を始めました。 **** J2net じぇい どぅあ ねっと / Jakarta Japan Network *** [個人・団体からの寄稿] まずは図書の購入です。数少ない本屋さんへまだまだ良い本も少ないのですが、なるべく楽しめるように様々な本 を探して選書します。少しでも多くの本を買いたいので、割引の交渉も粘ります。笑)インドネシアでは本も交渉で割 引をしてもらえるのです。次は購入した本のビニールを剥がし、ハンコを押します。改めて箱詰めをしてJ2じゃぱんか ら送られてきた翻訳本も一緒に入れ、図書館設置の資料を揃えて準備完了です。 8月31日有難いことにお天気にも恵まれ、山を越えて約2時間強 の道を走ります。学校の前の道へ入ってびっくりです。子どもたち が日の丸とインドネシアの国旗を振りながら列を作り迎えてくれま した!他の子どもたちも校庭に集まってくれています。こうしてしば らく待ってくれていたんだろうな・・・と思うと、申し訳なさと嬉しさと が溢れてきます。 卒業生も来てく れていて、歌や踊りを披露してくれました。子どもからの歓迎の挨 拶。セレモニーの後は、先生方からの地域教育の説明、そして私た ちからの図書を子どもたちに届ける想いを伝えます。 この日は近隣の小学校の先生方も招かれていました。 図書の贈呈をして、なんとお昼も用意してくださっていましたので、 先生やヤヤサンの方々と歓談しながらのお昼ご飯となりました。 政府の教育政策も行われているとはいえ、まだ末端まで行き渡って いないようです。数年前の情報を基に遅れた支援が来ても、何もならないと言っていました。 とても残念なことです。子どもたちが大きな木となって自らの未来を描けるように、 小さな活動ですが、少しでも役に立てればと願っています。(Hori) J2ネットはこの地域の生徒100人の奨学金支援を行っています。 < J2 ネット奨学金とは? > 現地NGOと連携して意欲のある子どもたちへ奨学金支援をしております。 興味はあるけどよくわからない、CSR 活動の一環として考えているなど。 どんなことでもよいので、まずはご連絡ください。 お問合せ先 : 0811−97−8633 堀 ご寄付いただきました! ありがとうございました! Swinco カレンダー・プロジェクト様・Hoaloha Hokuke’a 様・ Dapur Chino 制作班 様 **** J2net じぇい どぅあ ねっと / Jakarta Japan Network *** [個人・団体からの寄稿] macam2 J2JAPAN グローバルフェスタ参加 10 年の歩み 今年もグローバルフェスタの季節になりました。J2 は他の国際協力団体 と比べると小さな団体ですが、だれでもできる活動をモットーに細く、長く 続けてきました。その一つがグローバルフェスタ参加です。少しずつ参加の 形もバージョンアップしています。振り返ってみたいと思います。 (本年度のマーク) 初回は 2001 年(15 年前です)、まだ「国際協力フェスティバル」だったころ J2 のパンフレットを JANNET(障害者分野 NGO 連絡会)のブースに置いていただきました。JANIC(国際協力 NGO セン ター)のブースに置いてもらおうかと会場に向かったところ、旧知の障害者支援団体の人に出会い、 そのまま JANNET ブースに居座り来場者に両団体の説明対応していました。 (ブースの様子。左奥で絵本作りをしています。) 翌年より JANNET のブースに居候の形でパンフ レット配布参加をしました。その後、2008 年度 から 2010 年度までは JANNET のブースでパンフ レットだけでなく、バティック商品の販売もさせ ていただきました。JANNET はスタッフが少ない こともあり、ブースをお手伝いしながら J2 の活 動です。JANNET はスタッフに交通費の支給があ り、寄付金として J2 の会計に入れました。メン バーも大学祭の乗りと、多くの人々にインドネシ アと J2 の活動を伝えることに充実感を持つよう になってきました。特にバティックは日本人に人 気のあるものです。現地での活動写真を示しなが らの説明は楽しいものです。この間は 10 周年記 念イベントやインド洋大津波被災児の手記集出版 などがありました。 初めて独自に出展したのは 2011 年度です。テント半分ですが、居候でないブースは展示工夫に力が 入りました。会場案内に「ジャカルタ・ジャパン・ネットワーク」の名前が載り、大きな広報となり、 JJS や J2の同窓会的会場になってきました。アンクロン演奏体験も始めました。この年は東日本大震 災があり、日テレ 24 時間テレビで津波ご縁か J2 ジャ カルタの活動が取り上げられました。堀北真紀さんが 絵本の読み聞かせを KDM でしました。「24 時間テレ ビの J2 です!」って呼び込みをしてしまいました。 2年間同じスペースで行いましたが、手狭なのと参 加費が安くなったこともあり、2013 年度よりテント一 張りになりました。長屋でなく一軒家、広さが確保で き、絵本の貼り付け体験を始めました。昨年 2015 年 は活動報告を特設コーナーで行いました。説明だけで なくバリダンスやアンクロン演奏まであります。今年 も行います!是非みなさん、ご参加ください。一時帰 国の方も覗いてみてください。楽しいですよ!! (報告会でアンクロン演奏体験。) **** J2net じぇい どぅあ ねっと / Jakarta Japan Network *** [個人・団体からの寄稿] <仲間になりませんか> “あなたも手をつないでみませんか?” J2net には複数のグループがあり、活動はそれぞれ独自に運営されています。 グループ単独の活動だけでなく、いくつかのグループがジョイントしての活動もあります。 その他にも、バザーの開催・チャリティーイベントへの参加など、さまざまな分野の方達とも 相互に協力しながら多様な活動を行っています。 活動を末永く広い範囲で続けていくためには、ひとりでも多くの方のご参加と ご協力が何よりも必要になります。私たちは、「できることをできる範囲で」を モットーに、自分のできる範囲で、やりたいと思えることや出来ることを、 楽しみながら実行しています。現地の人とふれあい、温かな笑顔に出逢える ことが、次の活動への原動力です。グループへの参加や見学はいつでも可能で す。ぜひ私たちと一緒に手をとりあってみませんか? グループ名 活動内容 人形劇グループ 子どもの集まる場所へ出かけ、インドネシア語での人形劇を TIM CERITA 上演します。歌やゲーム、手遊びなどでの交流もあります。 活動日・連絡先 木曜 午前 田熊 087780531477 J2net 奨学金 子ども達の顔が見える確実な奨学金活動を目指しています。 随時 堀 0811 97 8633 工作隊 おにぎり 施設や幼稚園・学校などへ出かけ工作や遊びを通して、子ど もたちとふれあいます。日本からの留学生や社会人の方たち も参加しています。 月 1-2 回 土曜午前 越智 081310392495 移動図書館 本を持って、子どもたちの所へ出かけていく移動図書館。 くりりん・ぶんこ 本の楽しさを届けています。現在2ヶ所で活動中です。 火曜午後、土曜午前 山崎 081514474618 子どもの集まる場所に文庫を設置し、子どもが本を読める環 文庫プロジェクト 境をつくり、周囲の大人たちへも本の重要性を理解してもら Bibit-Bunko えるよう働きかけます。 堀 0811978633 翻訳された日本の絵本のレイアウトを作成し絵本に仕上げま 絵本プロジェクト す。現地のヤヤサンを通してインドネシアの子どもたちへ届 Kawan Baca けます。 月 1-2 回 土曜午前 久美子 0816844423 随時 雑貨販売支援 Zakka Pelangi 現地施設で作られた製品のアイディア提供、商品開発から販 月 1-2 回 金曜 午前 売支援のほか、自らの手作り品のチャリティー販売を行いま 酒井 0811 109 4830 す。 その他の活動 その他 団体や個人・NGO などとの協力関係を保ち、情報交 換やイベント・セミナー等さまざまな活動をします。 J2net じゃかるたで活動していたメンバーを中心に、インド J2net じゃぱん ネシアへの支援と日本でのインドネシア理解のため活動をし ます。 http://j2net.cloud-line.com/ **** J2net じぇい どぅあ ねっと / Jakarta Japan Network *** 堀 0811978633 日本事務局 小林 03(3687)8658
© Copyright 2024 ExpyDoc