基礎編 練習24 図のようなAD//BCの台形ABCDがあります。 BE:EC=1:5 , EF:FD=3:2 のとき、△FECと台形ABCDの 面積の比はいくらですか。 ポイント9 『台形と相似』 図のようなAD//BCである台形ABCDにおいて 対角線の交点をEとします。 △ABCと△DBCは底辺と高さが共通なので △ABC=△DBC (※面積が等しい) となり、 △ABE=△ABC-△EBC, △DEC=△DBC-△EBC であるから △ABE=△DEC が成り立ちます。 ※簡単に導くことができますが、案外気がつきませんよね。 基礎編 練習24 解き方) 相似比に着目して、△FECの面積を3Sとおくところがポイントです。 台形ABCDを△FEC+△DFC+△AEF+△ABE+△DAFに分解して、 それらの三角形をSの式で表すのですが、その際にポイント9を使います。 △ FEC ∽△ FDA であり、FE:FD = 3:2 より、 FC:FA = 3:2 ここで、線分AEを引き、 △ FECの面積を3Sとおくと ※ FE:FD = 3:2より、3Sと表すと計算が楽になります。 △ DFC =△ AEF = 2S と表される。 ※ポイント9を使いました。 右図のようにFを通り、ADとBCに直交する線分HGを引き、 BE = , HG = とおくと、 1 1 1 3 3 △ ABE = , △ FEC = × 5 × = 2 2 5 2 1 1 ∴ △ ABE = × △ FEC = × 3S = S 3 3 1 1 ※BE:EC = 1:5より、 △ ABE = × △ AEC = × △ AEF +△ FEC 5 5 1 1 = × 2S + 3S = × 5S = S としてももちろん構いません。 5 5 2 2 4 また、 △ DAF = × △ DFC = × 2S = S 3 3 3 台形の面積をTとおくと T =△ FEC +△ DFC +△ AEF +△ ABE +△ DAF 4 = 3S + 2S + 2S + S + S 3 28 = S 3 28 よって △ FEC:T = 3S: S = 9:28 ・・・(答 3 5
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