問 12 (a) 電力コンデンサは進み力率である。力率改善をするので,コンデンサ設置後の力率角θ ′ は,設置 前の力率角θ より小さくなる(図参照)。 (b) ① コンデンサ設置前の無効電力Q [kvar]を求める(図 1)。 1 − 0.6 2 1 − cos 2 θ sin θ =P =2000× ≒2666.7kvar 0.6 cosθ cosθ ② コンデンサ設置後の無効電力Q2 [kvar]を求める(図 2)。 Q = P tan θ = P VS - VR = 3I (r cosθ ′ + x sin θ ′) … (1) VS :送電端電圧[V] P = 3VR I cosθ ′ … (2) VR :受電端電圧[V] Q2 = 3VR I sin θ ′ … (3) r :1 線あたりの抵抗[Ω] I :線電流[A] x :1 線あたりのリアクタンス[Ω] 上の 3 式より,次式が成り立つ。 VS - VR = Pr Q 2 x + VR VR この式に各値を代入する。 6600-6300= 300= 2000 × 103 × 0.5 Q2 × 1 + 6300 6300 1000000 + Q2 , 6300 1890000=1000000+ Q2 ∴ Q2 =890000var=890kvar ③ コンデンサ容量QC [kvar]を求める。 QC = Q - Q2 =2666.7-890=1776.7kvar → 1800kvar P.236 例題 22 参照。 ※解説文中のページ数・式番号等は「平成 25 年度試験版 電験三種 徹底解説テキスト 法規」の関連ペー ジ数・式番号です。 ■答 (a)-(2),(b)-(4)■
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