技能・技術実践研修カリキュラム

技能・技術実践研修カリキュラム
コース番号
コ ー ス 名
期 間
定員
日数
3069
歯車軸系の振動・騒音の
メカニズムと対策
平成26年12月22日(月)~12月23日(火)
10
2
開催会場
職業能力開発総合大学校(東京都小平市)
歯車は簡単に力の大きさや方向を変換可能な機械要素として広く用いられている。しかし常に2
研修のねらい
つの要素が接触しているため多くの潜在的振動要因を持つ。本研修では歯車軸系にどのような振動
及び到達目標
要因があるかを理解し、歯車軸系の振動トラブルに対処できるようにする。
研修対象者
と
前提条件
対象者:振動・騒音の基礎知識を持ち、歯車系の振動・騒音発生メカニズムを理解しようとする
方
前提条件:①1自由度系の運動方程式から固有周期を求められる程度の機械力学の知識を
もっていること(必須です)
②歯車の基礎用語(モジュール、圧力角など)について説明できること
項 目
学科
実技
1H
1 歯車の基礎
(1)歯車の歴史
(2)歯車の種類と特徴
(3)歯車系の振動解析のポイント
(4)歯車の振動・騒音研究の歴史
2H
2 歯車軸の振動
研
(1)歯車軸の連成振動とは
(2)曲げ・ねじり連成振動
(3)多軸歯車系の振動
修
2H
3 歯のたわみによる振動
(4)歯のたわみと係数励振振動
(5)係数励振による歯車振動と騒音
1H
4 歯面の分離による振動
内
(1)バックラッシの影響
(2)遊星歯車の振動
(3)ギヤカップリングの振動
容
1H
5 その他の歯車関連振動
(1)はすば歯車系の振動
(2)正常でない歯車の振動
1H
6 事例で学ぶトラブル対策
(1)歯車トラブル探求のポイントと測定法
(2)各種トラブル事例とその対策
4H
7 歯車振動・騒音の測定実習
計
担当教員
(所属)
飯 田
(自動車・EVユニット)
使用する機器 機械保全実習装置、回転軸動力試験装置、FFTアナライザ、騒音計
及び教材等 「歯車軸系の振動・騒音」(職業大紀要41号A掲載) および自作テキスト使用
8H 計
4H
関 連 情 報 シ ー ト
コース名
歯車軸系の振動・騒音の
メカニズムと対策
レベル表示
高度専門
専門領域
計測診断
内 容
(1)歯車系の種々の振動要因と発生する振動の特徴を説明できる
(2)FFTの長所・短所を理解した上で振動計測ができる
(3)ケーススタディによりトラブルの内容を理論的に分析できる
到達水準
内 容
(1)研修の内容を説明文と図表でまとめた資料(A4サイズ20ページ)を用意します
(2)配布資料には今後のために参考文献名が多数掲載されています
研修コースの
メリット
在職者訓練コース
機械保全応用
分類番号
M601-009-2
研修成果が
活用できる訓練
アビリティ訓練(システム または ユニット名)
設備管理
設備診断実務3
分類番号
MU601-1020-2
MU601-1200-3
参考図書
及び
教 材
自作資料使用
備 考
カリキュラムにある「対象者と前提条件」を満足しない場合、受講しても研修の効果が期
待できないので十分にご留意下さい。