法務省“ 社会を明るくする運動 ”中央推進委員会主催第６４回“社会を明るくする運動”作文コンテスト日本更生保護女性連盟会長賞やさしさのリレー北海道・湧別町立富美小学校たか５年や髙谷 E A A E ゆ E A A E づき佑月 E A A E 私は、「やさしさのリレー」を実せんする事が明るい社会を作る第一歩だと思います。私の通っている富美小学校では、ケンカはあるけれど、いじめはありません。私たちの学校は、全校児童たったの九人なので、みんなとっても仲良しです。いつもみんなで、ミニバレーやトランプ、ウノ、百人一首などをして遊んでいます。それでも時々、ケンカはあります。どういうことでケンカをするかというと、低学年では、物の取り合いやきつい言葉の使い方をしたとか、されたとかで、ケンカになっています。そんな時は、私たち高学年の出番です。「どうしてケンカになったの？」「なんていわれたの？」「もっとやさしい言葉でいってあげたほうがいいよ。」と、いうふうに声をかけます。すると低学年の子たちは素直に聞いてくれて、ケンカがおさまります。こんな時、私はよかったなあと思います。それから、私は困っている人や落ちこんでいる人がいたら積極的に声をかけてあげるようにしています。私が低学年の時も高学年のお兄さん、お姉さん達がよく私の面倒を見てくれました。そうじ当番で高いところにあるバケツをとってくれたり、そうじの仕方をやさしく教えてくれたりしました。私はうれしくて、その時のことをよく覚えています。だから私も高学年になった今、低学年にやさしくしてあげようと思いました。こんなふうに、やさしくされたら、やさしくしてあげる「やさしさ E のリレー」をつなげていけば、みんな笑顔の明るい学校になっていくと思います。私が三年生の時、担任の先生が「わるくち」という詩を読んでくれました。この詩は、悪口を言われたら、さらにどんどんひどい悪口を言いかえすという詩です。これは、「やさしさのリレー」とは反対の「いじわるのリレー」です。人は、いじわるされると、いじわるしたくなります。でも、やさしくされるとやさしくしてあげたくなります。だから私はみんなにやさしくしたいと思います。そうしたら、みんなも私にやさしくしてくれて、ほかの人にもやさしくしてあげると思うからです。それから、前に校長先生が全校朝会の時に「しあわせのバケツ」という絵本を読んでくださいました。その本には、「しあわせのバケツ」は、みんなのよい心やよい気持ちを入れておくためにある、バケツがいっぱいになるととってもしあわせな気持ちになる、だれかに親切にしてあげたり、やさしい言葉を言ったりするとまわりの人の「しあわせのバケツ」がいっぱいになる、そして、だれかのバケツをしあわせでいっぱいにすると自分のバケツもいっぱいになる、人をしあわせにすると自分もしあわせになれると書いてありました。これも、私の考える「やさしさのリレー」と同じだと思いました。だれかが私のやったことで喜んでくれたり、いい気持ちになってくれたら、私もうれしいです。この「やさしさのリレー」が学校の外にも広がっていけば、社会はもっと明るくなると思います。私はこれからも、「やさしさのリレー」を続けていきたいと思っています。