FMVSS(Federal Motor Vehicle Safety Standard)No.302 自動車内装材料の燃焼性試験 1. サンプルサイズ: 102 ㎜ × 356 ㎜ × 各厚み(13 ㎜以内) 2. サンプルコンディショニング: 21℃、 RH50%、 24 時間放置。 3. 試験方法: 1) FMVSS 302 専用チャンバー(寸法;381×203×356 ㎜)を使用。 2) サンプル片側端より 38 ㎜および 292 ㎜にラインを引いたサンプルを 5 枚用意する(FMVSS 302 では サンプル数は明示されていない) 。 3) サンプルを下図に示す U 字型のフレームにセットする。 4) 炎の高さは 38 ㎜とし、バーナーの先端の中心がサンプルの開放端の底の縁の中央より 19 ㎜の場所に 15 秒間接炎する。 5) 燃焼時間計測開始ラインから燃焼時間計測終了ライン間の燃焼時間より燃焼速度を求める。炎が燃焼 時間計測終了ラインに達しない場合は、消火までの時間および燃焼距離を記録する。 燃焼時間計測終了ライン 38 U 字型フレーム(上) 燃焼時間計測開始ライン 10 U 字型フレーム(下) 64 25 254 51 356 25 38 単位 : mm 4. 評価: FMVSS No.302 の合格基準は下記のいずれかに適合すること。 ・ 燃焼速度が 102 ㎜/分以下。 ・ 燃焼時間計測ラインから燃焼距離が 51 ㎜以内、かつ 60 秒以内で消火。 FMVSS No.302 と同じ試験方法である SAE J369a には合否の基準は示されていないが、燃焼の観察結果を次の記 号を用いて記録するように規定されている。 DNI = Does Not Ignite(発火せず) SE = Self-Extinguishing(自己消火/計測ラインの手前で消火) SE/NBR = Self-Extinguishing/No Burn Rate(自己消火/燃焼速度無し―計測開始ラインから 51 ㎜以 内で 60 秒以内で消火) SE/B = Serl-Extinguishing with Burn Rate(自己消火/燃焼速度計算―計測開始ラインから 51 ㎜ を超える長さを燃焼して消火、あるいは燃焼時間が 60 秒を超える) B = Burn Rate(燃焼速度―計測開始ラインから終了ラインまで 254 ㎜の距離を燃焼) RB = Rapid Burning(計測が正確に出来ないくらい速く燃焼、炎が表面を走る(フラッシュ)-燃 焼速度の計算不要)
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