JMMA プレスリリース Purchasing Managers’ Index™ 機密情報につき取扱注意 2015年1月5日 10:35(日本) 2015年1月5日 01:35(UK)まで公開禁止 Markit/JMMA日本の製造業PMI™ 12月の日本の製造業、事業活動が堅調に拡大 主な動向 Markit/JMMA 製造業 PMI:生産高指数 生産高と新規受注が堅調に増加 雇用は伸びが加速 購買コストの増加率、過去11ヶ月間で最大 PMI,50 50==変化なし no change PMI, 70 3m/3m % change 前四半期比 (%) 12.0 65 8.0 60 4.0 55 概要 50 0.0 45 -4.0 40 Markit/JMMAがまとめた PMI™ データによれ ば、日本の製造業の事業活動は12月も引き続 き拡大した。生産高が堅調に増加し、新規受注の さらなる増加がこれを支えた。ここから、雇用も引 き続き増加した。今回の増加率は5月以降で最大だ った。価格については、円安の指摘が相次ぐ中、引 き 続 き 上昇 圧 力 がか か った 。 購 買コ ス ト は過去 11ヶ月の最大幅で上昇した。 主要指数であるMarkit/JMMA日本の製造業 購買担当者指数(PMI)は、製造業の業況を単 一の数値で表す複合指標である。新規受注、生 産高、雇用、サプライヤー納期、購買品在庫という 複数のサブインデックスから算出されており、数値 が50.0を上回れば、業況の全般的な改善を示す。 12月のPMIは11月と同じ52.0で、日本の製造業の業 況が引き続き改善したことを示した。これにより、 現在の増加期間は連続7ヶ月となった。 最新データによれば、生産高は5ヶ月連続で増加し た。生産高の今回の伸びは、国内・海外両市場から の新規受注の継続的増加が支えとなった。新規受注 は12月に堅調に増加した。調査対象企業は理由と して、マーケティング戦略の強化および新規顧客の 獲得を挙げた。一方、新規輸出受注は6ヶ月連続で 増加した。 Page 1 of 3 35 30 -8.0 PMI 製造業生産高指数 PMI Manufacturing Output Index -12.0 経産省データ 製造業生産高 METI Manufacturing Production -16.0 25 20 -20.0 15 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 -24.0 Sources: Markit, JMMA, METI 出典-経産省、Markit、JMMA これと並んで日本の製造業の雇用は12月に3ヶ月連 続で増加した。また増加率は前月から上昇し、5月 以降の最大値となった。 生産高と新規受注が引き続き増加したことを背景に、 日本の製造業の購買数量は12月に7ヶ月連続で増加 した。購買品在庫は3ヶ月連続で増加したが、勢い は前月から緩和した。 購買コストは12月に急激に増加した。増加率は1月 以降で最大だった。調査対象企業は、円安による原 材料価格の急騰を今回の購買コスト急増の主な要因 としたところが多かった。一方、製品価格はわずか な上昇にとどまった。 最後に、サプライヤー納期は12月も引き続き悪化 した。調査対象企業は、生産高の伸びでサプライヤ ーの仕事量に圧力がかかっているとしたところが一 部あった。納期の長期化の勢いは比較的緩やかだっ た。 © Markit Economics Limited 2015 JMMA コメント 当 調 査 を ま と め た Markit エ コ ノ ミ ス ト 、 Amy Brownbillによる日本の製造業PMI調査データに関 するコメント 「最新データが示す通り、日本の製造業の事業活動 は12月も引き続き改善した。生産高が堅調に増加 し、国内・海外両市場からの新規受注の継続的増加 がこれを支えた。 一方、円安により購買コストにかかる上昇圧力が 急増し、購買コストは過去11ヶ月の最大幅で上昇 した。」 - 以上 - Page 2 of 3 © Markit Economics Limited 2015 JMMA 詳細は下記へお問い合わせください Markit エコノミスト Amy Brownbill 電話 +44-1491-461-063 Eメール [email protected] コーポレート・コミュニケーション Joanna Vickers 電話 +44-207-260-2234 Eメール [email protected] セールス&マーケティング 山口恵子 電話 +813-6402-0837 Eメール [email protected] エディター・ノート Markit/JMMA製造業PMI™は、400を超える製造会社の購買担当者を対象とする月間アンケートに寄せられた回答を集計したデータを基準 に算出されます。調査パネルは、日本のGDPに対する産業別貢献度を基準に、米国標準産業分類(SIC)別に分類されています。製造業は その内訳として、鉄鋼・非鉄金属・同製品、化学・プラスチック製品、電気・電子・光学・精密機器、食品・飲料、一般機械器具、繊維・ 衣類、木材・紙・同製品、輸送用機械器具の8つのセクターに分類されます。 各暦月の中旬に収集されたデータを基準に、前月実績と比較して当該月に何らかの変化がある場合には、その変化が調査の回答に反映され ます。当レポートでは、サブインデックスごとに改善・横ばい・悪化の各回答率、改善と悪化の回答率の差、および景気動向指数が掲載さ れます。景気動向指数は、改善の回答率に横ばいの回答率の半数を加算したものです。景気動向指数は先行指標的な特性があり、現在起こ りつつある動向変化を概ね示唆する有効な指数です。この指数が50を超える場合は全体的な改善を、50未満の場合は全体的な悪化を表し ます。 Markit/JMMA製造業PMI™は、次の加重値に基づいて5つのサブインデックスを統合した複合指数です:新規受注数−0.3、生産高−0.25、 雇用−0.2、サプライヤー納期−0.15、購買品在庫−0.1。ただし、サプライヤー納期の指数は、結果として得られる数値が他の指数と比較可 能になるような計算方法を用いて算出しています。 Markitは基本的調査データを公表後に修正することはありません。ただし季節調整要因は必要に応じ修正されることがあります。その場合、 季節調整済みデータに影響が及びます。Markitの過去の基本(未調整)数値、最初に公表された季節調整済みデータ、その後修正されたデ ータは購読契約によりご利用いただけます。お問い合わせは、[email protected]へどうぞ。 JMMA 日本資材管理協会(JMMA)は1958年に設立された会員組織による任意団体で、資材・購買管理に関する調査研究、教育、図書、標準化 などの分野で企業経営の実践に貢献しています。教育関係では、日本における資材・購買スペシャリスト「資材管理士」の養成、世界に通 用する購買マネージャー「CPM」の資格付与機関でもあります。さらに、世界 40ヵ国余りが参加している国際購買資材管理連盟 (IFPMM)の日本代表でもあります。 JMMA 東京都千代田区岩本町1-8-15 岩本町喜多ビル6F 電話:+81 3 5687 3477 ファックス:+81 3 5687 3660 Eメール:[email protected] ウェブサイト:www.jmma.gr.jp Markit Markit(マークイット)はグローバルな金融情報サービスを多角的に提供するリーディングカンパニーです。透明性の向上とリスク軽減、 および経営効率の改善に役立つ様々な製品を提供し、銀行、ヘッジファンド、資産運用会社、各国中央銀行、監督機関、会計監査人、資産 管理者、保険会社からご利用いただいております。2003年創業の弊社は10ヶ国に3,000人を超える社員を擁しています。Markitの普通株式 はNASDAQに上場されており、株式銘柄コードは「MRKT」です。詳しくはウェブサイト、www.markit.comをご覧ください。 PMI(購買担当者指数) 「購買担当者指数™(PMI™)」調査は現在、世界32か国およびユーロ圏等主要地域で実施されています。世界で最も注目される景況調査 として、各国中央銀行、金融市場、企業経営者の方々より、経済動向を知る最新、正確、かつ独自の月間指標としてご利用いただいており ます。詳しくはウェブサイト、www.markit.com/economicsをご覧ください。 ここに提供する「日本の製造業PMI™」の知的所有権はMarkit Economics Limitedに帰属、もしくは使用が許諾されています。当データのいかなる部分につい ても複製、配布、伝達またはその他の行為を含むがこれに限定されない無許可の使用は、Markitから事前の承諾がない限り認められません。Markitは、当レポ ートの内容またはそこに含まれる情報(「データ」)、データ上のいかなる間違い、不正確な記述、脱落、遅延による、またはそれに関連した責任、義務、 負担のいずれをも負うものでなく、またこれにもとづきとられたいかなる行為についても責任、義務、負担のいずれをも負いません。当データの使用によっ て生じるいかなる特殊、偶発的もしくは間接的損害についても、Markitは一切責任を負いかねますので予めご了承ください。Purchasing Managers’ Index™ お よび PMI™ はMarkit Economics Limitedの登録商標、もしくはMarkit Economics Limitedに使用が許諾されたものです。Markitは Markit Group Limited の登録商 標です。 Page 3 of 3 © Markit Economics Limited 2015
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