有機EL遅延蛍光発光体の設計・合成 -深い青色発光体の開発- ●有機EL用熱活性化遅延蛍光発光体の設計・合成に関する受託研究を行います。 ●燐光発光体で今なお見出されていない深い青色発光体の開発を目指します。 目的・背景 遅延蛍光発光体のエネルギー準位 ● 蛍光発光体に比較して量子収率に優れる燐光発光体 h+ が広く検討されているものの、満足の行く深い青色発光 e- 25% できる燐光発光体は今なお見出されていない。 ● 蛍光発光体ながら燐光発光体並みの量子収率が期 75% S1 待できる熱活性化遅延蛍光発光体が九州大学安達教 授らによって開発された、 燐光発光体に取って変わる T1 Δ Est t=小 遅延蛍光 蛍光 新たな発光体としての可能性が示唆された。 図1.熱活性化遅延蛍光発光体のエネルギー準位 本技術の特徴 外部量子収率 5% 1.独自の分子設計 ・複数の同一置換基を導入し平面状分子に仕上 げる独自の分子設計で、HOMO・LUMOの分子 軌道が殆ど重複しない、小さいΔ EST値の化合物 16% が多数見出された。 18% 2.高い外部量子収率が期待できる分子軌道 ・ 髙い外部量子収率を示すことがすでに知られ 7% ている熱活性遅延蛍光発光体と類似のHOMO・ LUMOの分子軌道の重複具合を示す化合物が、 計算上ながら多数見出された。 九大安達教授ら試作品 KRI設計品 図2.様々な化合物のHOMO・LUMO分子軌道の重複指数 KRIからのご提案/今後の展開/期待される成果など ● 有機ELデバイス用の、優れた発光体、特に深 い青色発光体を求めておられる方々に、我々の 独自技術を利用した適切な提案をさせていただ きます。 設計・合成・評価のまとまったパッケー ジ・プロジェクトで受託させていただきます 。 HOMO LUMO 図3.KRI設計の優れた熱活性遅延蛍光が期待される 化合物のHOMO・LUMO分子軌道の例 株式会社 KRI 有機デバイス材料研究室 tel:075-322-6832 メールでのお問い合わせはこちらから
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