鎌倉の年中行事 1月

1月1日号
2016年(平成28年)
第442号
二〇一六年
元旦
斉藤建設
「光冷暖システムは、KFT株式会社
が開発した室内環境調整システム
です
(国内特許取得済み)
」
斉藤建設
﹁初天神
︵筆供養︶﹂
という行事が行
以 前、﹁ 供 養 ﹂に つ い て 研
われています▼
▼ 船 お ろ し 2日坂ノ下・
材木座海岸。
ノをゴミとして捨てるの
ら 聞 い た 言 葉 で す。﹁ モ
究している大学教授か
船祝い4日腰越漁港。
▼手斧始式4日 時、鶴
岡八幡宮。営繕事始め。
で は な く、感 謝 の 気 持 ち
を込めて供養する行為が
美 し く、日 本 人 と し て 誇
る べ き こ と で あ る ﹂▼ 昨
時、八雲
▼初神楽6日
神社︵大町︶。
などは多くの市町村でも
ゴミ有料化やリサイクル
倉市。
ゴミ削減の目的で、
年の4月1日より家庭系
ゴミが有料化となった鎌
▼ 汐 ま つ り・ 潮 神 祭
坂ノ下・材木座海岸。
日、成
実施されています▼しか
し、使 い 捨 て が 当 然 に な
っ て い る 現 代 社 会。ゴ ミ
日7時、
▼左義長神事
鶴岡八幡宮。
が 必 要 だ と 考 え ま す。も
▼ 初 天 神︵ 筆 供 養 ︶
時半、荏柄天神社。
▼文殊祭 日常楽寺。
▼初不動 日明王院。
はないでしょうか。︵N︶
問題提起をしているので
中 行 事 と は、現 代 社 会 に
を大切にするという想い
削 減 の 施 策 以 上 に、モ ノ
▼閻魔縁日 日円応寺。
▼祝成人寒中みこし錬成
大会 日、片瀬海岸東浜。
しかしたら神社仏閣の年
▼護摩焚き供養
就院の虚空蔵堂。
日
▼ 大 注 連 祭 8 日 時半、
白山神社︵今泉︶。
▼除魔神事5日
岡八幡宮。
時、鶴
▼鎌倉えびす1∼3日、
本覚寺。 日、本えびす。
0120(25)0567 鎌倉市扇ヶ谷4-5-8
鎌 倉 の 1 月。例
年荏柄天神社では
エアコンのない家をつくりたかった。
株式会社
年 神 と 月
鎌倉宮 宮司
長岡 仁志
わかとしのかみ
お正月は年︵歳︶神様の季節です。
年 神 と は 本 来 大 年 神 と 云 い、 古 事 記 の 中 野 神 様、
たけはやすさのおのみこと
建速須佐之男命の子供で、又その子供は御年神、又その子
と ん ど
供つまり孫は若年神と云い、穀物の神様で同格の神である。
大年神は毎年正月に、家に迎える神様であり、お歳徳さ
ん、正月様、
恵方神、
年爺さん、若年さんなどとも呼ばれ、他
にも多くの呼び方がある。縄文、弥生時代の頃から日本は
豊穣民族で、これらの神々に豊作を願っていた。国学者の
本居宣長は﹁年﹂は﹁登志﹂として、
穀物の神としている。
古代人にとって、その年の稲の豊作を年の始めに祈る事
は稲穂の再生を願うことで又女性が子供を産む事を祈る事
は自分達の再生をも意味していた。祈り願いを経て毎年豊
かに実る稲穂は、古代人にとってはとても神秘に感じたに
違いない。従って稲の凶作は再生が行われない事から﹁死﹂
を意味し、反対に稲の実りは生命の存続を決定した。
年
︵歳︶
とは稲の実りに感謝し稲は生命を贖うものとして、年毎に
再生し実りを付ける稲穂に敬意を払う古代人は、人間が出
産することに稲穂の再生と同様の人間の再生を感じ、年神
の祈りは自らの生命と集団の存続を願うものであった。
民俗学の柳田國男は年︵歳︶を山から下ってくる田神、
宅 神 と し、 素 朴 な 民 間 信 仰 の 神 だ と し て い る。 年︵ 歳 ︶
は、古来より﹁穀物﹂を意味し﹁稲﹂のことである。一年
壁・天井が冷暖房器になる
1月
日
15
16
を表す単位を﹁年﹂としたのは﹁稲﹂の収穫のサイクルを
一年としたからによる。
古代人は種蒔き稲刈りの時を月の満ち欠けで知ったが、
今の暦はグレゴリオ暦で、天保暦︵太陽太陰暦︶から明治
五年十二月三日を以って明治六年一月一日と改暦した。和
暦では一月一日は新月となるが、今年の元旦は下弦の月の
前日となる。
伊 勢 神 宮 を 始 め 月 読 宮 と い う 社 が 各 地 に あ る が、﹁ 月
読﹂は時を数えること、時を知ることである。今年は和暦
で﹁月読﹂をして、古代からの悠久の時を知り、今年一年
が良い時である様、再生を願ってみてはどうでしょう。
◆新年の紙面 あけましておめでとうございます。
新春を寿ぎ、鎌倉の各界代表の年始ご挨拶を3、4、5面に掲載していま
す。皆様のますますのご活躍をお祈りします。
今年も親しまれる紙面づくりに誠心誠意励みます。
2月号から連載を再開します。ご愛読よろしくお願いします。
鎌倉倶楽部プロデュース
斉藤建設から新しい冷暖房
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頌頌 春春
命
絵・渡辺幸子さん
洋画家
鎌倉市常盤在住
新制作協会協友
鎌倉美術家協会理事
横浜美術協会会員
遠赤外線で…
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〒248 0007 鎌倉市大町2丁目8番13号 2 202
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これからの冷暖房は
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