一般に、均一系においてポリマーがモノマーに溶解する現象は混合自由エ

一般に、均一系においてポリマーがモノマーに溶解する現象は混合自由エ
ネルギー変化 (ΔGmix)で説明されますが、不均一系においては界面自由エ
ネルギー変化(ΔG int )も考慮する必要があります。
(1)
(2)
ここで添字の p はポリマー、m はモノマー、s はポリマー分子を含むモノ
マー滴(乳化重合系では膨潤粒子)を意味し、R は気体定数、T は絶対温
度、Φp は膨潤粒子中のポリマーの体積分率、Jp はモノマーに対するポリマ
ーの分子容比(数平均重合度)、 χ mp はポリマー分子とモノマー間の
Flory-Huggins の相互作用パラメーター、Vm はモノマーの分子容(モル体
積)
、γs は媒体と膨潤粒子の界面張力、do はポリマー粒子径です。Morton
らはこの膨潤粒子内部におけるモノマーの部分モル自由エネルギー変化を
これらの変化の和で表しました。
(3)