農林水産省の平成27年度補正予算(案) 公共事業の補正額1、446億円、災害復旧等に158億円を計上 農林水産省の平成27年度補正予算が明らかになった。補正額は公共事業1,448億円、 非公共事業2,560億円の合計4,008億円で、うちTPP関連対策が3,122億円 となっている。防災・減災対策等の推進では①災害復旧等事業(農地・林道・漁港等の災害 復旧)158億円、②農業農村整備事業(農業水利施設の洪水被害防止対策や耐震化対策) 50億円、③治山事業(山地災害対策等)49億円、④水産基盤整備事業(漁港の自然災害 対策)38億円、⑤特殊自然災害対策施設緊急整備事業2億円、⑥農林水産業共同利用施設 災害復旧事業2億円などが盛り込まれている。 TPP関連の補正においては、 「農地の更なる大区画化・汎用化の推進」370億円(農地 中間管理事業の重点実施区域等において、農地の更なる大区画化と地下かんがい施設等の一 体的整備を支援) 、「水田の畑地・樹園地の高機能化の推進」406億円(水田の畑地化・汎 用化、畑地・樹園地) 「加工施設再編等緊急対策事業」46億円(製粉工場、製糖工場、食肉 処理施設、乳業工場等の再編整備) 、「畜産クラスターを後押しする草地整備の推進」164 億円(草地・畑地の一体的整備、草地の大区画化等を支援)、「農畜産物輸出拡大施設整備事 業」43億円(共同利用施設や卸売市場施設整備の支援)、「水産物輸出拡大緊急対策事業」 55億円(大規模拠点漁港の荷捌き所、冷凍冷蔵施設、集荷施設等の一体的整備)などがあ る。 また、農林水産業・地域の活力創造プラン関係では、 「森林整備事業」171億円(間伐材 等の森林整備)、 「ノリ競争力強化対策」10億円(大型ノリ自動乾燥機、付帯設備等の導入 支援) 。ロシア200海里水域におけるさけ・ます流し網漁禁止に係る緊急対策として「漁港・ 漁場の整備」12億円(漁場整備、拠点漁港の衛生管理対策等の実施)、「種苗生産施設等の 整備」29億円(さけ・ますふ化放流施設等の整備支援)などを計上している。
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