2015年11月17日トルコの金融市場動向 Weekly Report 【2015年11月7日～2015年11月13日の推移】【1】為替動向先週のトルコ・リラ相場は対米ドル、対円で上昇となりました。前週に米国で発表された雇用統計が堅調な結果となったことを受けて、米ドル高が進んだ反動や、ババジャン元経済担当副首相が新内閣に入るとの思惑から、1週間を通して見るとトルコ・リラは対米ドル、対円で堅調な推移となりました。今週は特段重要な経済指標の発表はありません。引き続き、市場では米国の利上げ観測が高まっており、今後の金融政策をめぐる思惑に左右されやすい相場展開を想定します。【2】金利動向先週のトルコ2年国債金利は上昇しました。トルコでは、11月1日（現地）の再選挙について、公式の選挙結果が発表されAKP（公正発展党）は317議席を獲得しました。債券市場では、新内閣人事の発表を前に様子見姿勢が強く、1週間を通して見るとトルコの2年国債金利は上昇しました。今週についても、米国の金融政策をめぐる思惑に加え、トルコの新内閣人事をめぐる思惑が相場を動かす材料になりやすいと想定します。特に経済関連の閣僚人事で、市場からの信認が厚いババジャン元経済担当副首相やシムシェキ財務相などが継続して経済政策を担うかに注目が集まります。【トルコ・リラ為替推移】（2015年10月16日～2015年11月13日）（円/トルコ・リラ） 46.0 （トルコ・リラ/米ドル） 2.75 42.84 円/トルコ・リラ（左軸） 44.0 2.80 トルコ・リラ/米ドル(右軸、上下反転） 42.0 2.85 40.0 2.90 2.86 38.0 36.0 10/16 10/23 10/30 11/6 トルコ・リラ 2.95 高安 3.00 11/13 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。【トルコ金利推移】（2015年10月16日～2015年11月13日）（%） 13.0 2年国債 12.0 11.0 10.25 10.0 9.0 10/16 10/23 10/30 11/6 11/13 【3】主要経済指標発表日 11/11 発表頻度月次期間 9月指標名経常収支データ 1.0億ドル（参考）前回 0.3億ドル（出所：ブルームバーグより大和投資信託作成）当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212（営業日の9:00～17:00） HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1