2016年6月14日 トルコの金融市場動向 Weekly Report 【2016年6月4日~2016年6月10日の推移】 【1】為替動向 【トルコ・リラ 為替推移】 先週のトルコ・リラ相場は対米ドル、対円で下落 となりました。米国での利上げ観測は後退してい るものの、イスタンブール中心地でのテロ事件や 英国のEU(欧州連合)離脱をめぐる国民投票など が意識され、1週間を通して見るとトルコ・リラは対 米ドル、対円で下落しました。 今週は、特段重要な経済指標の発表はありませ ん。米国ではFOMC(米国連邦公開市場委員会) を控えていることもあり、米国の金融政策動向や 英国のEU離脱をめぐる思惑などに左右されやす い相場展開を予想しています。 (2016年5月13日~2016年6月10日) (円/トルコ・リラ) (トルコ・リラ/米ドル) 44.0 2.75 円/トルコ・リラ(左軸) 42.0 2.80 トルコ・リラ/米ドル(右軸、上下反転) 2.93 40.0 2.85 38.0 2.90 36.0 2.95 34.0 36.60 32.0 5/13 5/20 5/27 6/3 トルコ・ リラ 3.00 高 安 3.05 6/10 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。 【2】金利動向 先週のトルコ2年国債金利は上昇となりました。 トルコの1-3月期のGDP(国内総生産)は前年同 期比+4.8%と市場予想を上回る伸びとなりました。 引き続き内需が成長の主なけん引役となりました。 債券市場では、米国利上げ観測の後退を受けて 堅調な推移を見せる局面もありましたが、テロ事 件や英国のEU離脱に対する警戒などから1週間 を通して見るとトルコの2年国債金利は上昇しまし た。 今週は、特に重要な経済指標の発表はありませ ん。FOMCを控え、米国の金融政策動向をめぐる 思惑や英国のEU離脱に対する警戒などが意識さ れやすい環境が予想されます。 【トルコ 金利推移】 (2016年5月13日~2016年6月10日) (%) 12.0 2年国債 11.0 10.0 9.22 9.0 8.0 5/13 5/20 5/27 6/3 6/10 【3】主要経済指標 発表日 6/10 6/10 6/10 発表頻度 月次 四半期 四半期 期間 4月 1-3月期 1-3月期 指標名 経常収支 GDP(前年同期比) GDP(季節調整済/前期比) データ -29.6億ドル 4.8% 0.8% (参考)前回 -36.9億ドル 5.7% 1.2% (出所:ブルームバーグより大和投資信託作成) 当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、 各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、 図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績 等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。 販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212(営業日の9:00~17:00) HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1
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