2016年3月1日トルコの金融市場動向 Weekly Report 【2016年2月20日～2016年2月26日の推移】【1】為替動向先週のトルコ・リラ相場は対米ドル、対円で下落となりました。米国で発表された経済指標に良好なものが多く見られたことから、米ドル高が進展し、1週間を通して見るとトルコ・リラは対米ドル、対円で下落しました。今週は、貿易収支や消費者物価指数の発表が予定されています。また米国で雇用統計など重要な経済指標が発表されることもあり、米国の金融政策をめぐる思惑など、外部要因に左右されやすい展開が想定されます。【トルコ・リラ為替推移】（2016年1月29日～2016年2月26日）（円/トルコ・リラ）（トルコ・リラ/米ドル） 44.0 2.90 トルコ・リラ 42.0 2.95 3.00 40.0 38.0 トルコ・リラ/米ドル(右軸、上下反転） 36.0 1/29 【2】金利動向 2/5 2/12 3.00 3.05 円/トルコ・リラ（左軸） 2/19 高安 38.05 3.10 2/26 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。先週のトルコ2年国債金利は低下しました。23 日（現地）に行われた金融政策委員会では、事前の市場予想通り現状の金融政策が据え置かれることが決定されました。債券市場では、国債入札で旺盛な需要が確認されたほか、シリアで停戦が合意されるなど地政学リスクが後退したことから金利低下となりました。今週は、貿易収支や消費者物価指数が発表されます。バシュチュ中央銀行総裁の任期は4 月までとなっており、後任人事をめぐる動向には注意が必要だと考えます。当面は引き続き、米国経済などから影響を受けやすい相場展開が想定されます。【トルコ金利推移】（2016年1月29日～2016年2月26日）（%） 13.0 2年国債 12.0 10.99 11.0 10.0 9.0 1/29 2/5 2/12 2/19 2/26 【3】主要経済指標発表日 2/23 2/23 2/23 2/29 3/3 3/3 発表頻度月次月次月次月次月次月次期間 1月 2月 2月指標名 1週間物レポ金利翌日物貸出金利翌日物借入金利貿易収支消費者物価指数（前年同月比）消費者物価指数（前月比）データ 7.50% 10.75% 7.25% -37.6億ドル - （参考）前回 7.50% 10.75% 7.25% -62.1億ドル 9.58% 1.82% （出所：ブルームバーグより大和投資信託作成）当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212（営業日の9:00～17:00） HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1