2016年5月17日 トルコの金融市場動向 Weekly Report 【2016年5月7日~2016年5月13日の推移】 【1】為替動向 【トルコ・リラ 為替推移】 先週のトルコ・リラ相場は対米ドルで下落、対 円で横ばいでの推移となりました。5月5日(現 地)にダウトオール首相が辞任する旨を発表し て以来、政治的な不透明感が意識されやすい 環境にあることや、トルコ国内でテロが行われる など、治安面の懸念が嫌気され、1週間を通し て見ると、対米ドルで下落、対円では米ドル高 円安が進展したこともあり、ほぼ横ばいでの推 移となりました。 今週は2月の失業率が発表されます。トルコの 政治動向に注目が集まりやすい環境が続くと考 えられます。 (2016年4月15日~2016年5月13日) (円/トルコ・リラ) (トルコ・リラ/米ドル) 44.0 2.75 42.0 2.80 トルコ・ リラ 40.0 2.85 高 36.63 38.0 36.0 2.95 円/トルコ・リラ(左軸) 4/15 4/22 4/29 安 2.97 トルコ・リラ/米ドル(右軸、上下反転) 34.0 2.90 5/6 3.00 5/13 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。 【2】金利動向 【トルコ 金利推移】 先週のトルコ2年国債金利は上昇となりました。 ダウトオール首相の辞任を受け、政治的な懸念 が高まっていることや治安面での懸念などを背 景に、トルコの2年国債金利は上昇しました。 今週は2月の失業率が発表されます。治安面 での懸念は残るものの、当面は政治動向に左 右されやすい環境が続くと想定されます。特に 市場での注目は新首相候補および新政権下で も市場からの信認が厚いシェムシェキ経済担当 副首相などが現職を維持するか、などに集まり やすいと考えられます。 (2016年4月15日~2016年5月13日) (%) 12.0 2年国債 11.0 10.0 9.76 9.0 8.0 4/15 4/22 4/29 5/6 5/13 【3】主要経済指標 発表日 5/10 5/16 発表頻度 月次 月次 期間 3月 2月 指標名 経常収支 失業率 データ -36.8億ドル 10.9% (参考)前回 -19.7億ドル 11.1% (出所:ブルームバーグより大和投資信託作成) 当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、 各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、 図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績 等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。 販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212(営業日の9:00~17:00) HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1
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