学校だより

学校だより
石岡市立石岡小学校
第8号
平成27年12月24日
互いのよさを認め合い,高め合う石岡小の子どもたち
あと1週間ほどで今年が終わろうとしています。そんな中,今
学期の子どもたちはめざましい成長を遂げました。
2年間に渡って取り組んできた学級での話合い活動において集
団討議や決定を繰り返してきたことで,児童の自治的・自発的な
態度が促進されてきたことが挙げられます。その結果,受動的な
生活からの脱却し,「自己決定できる子ども」「自尊感情や自己有
用感のもてる子ども」への成長が見られたことです。これら,話
合い活動の実践により,支持的風土が確立され,「意見を出し合
える」「否定されない安心感」「共感的な人間関係」が醸成された 【2年生:校長室でかけざん九九】
たのではないかと思います。
また,これらの学級での活動や学校行事等での体験が,各教科の授業でも活かされ,学びをよ
り深め,学習への意欲が高まっていることを授業を参観するたびに感じています。これもひとえ
に保護者の皆様の学校教育へのご理解とご支援の賜と感謝しております。そして,本校職員の地
道な努力があったことも確かです。これからも家庭と学校が意思疎通を図りながら子どもたちの
健全育成に取り組んでまいりますので,今後もご協力,ご支援のほどよろしくお願いいたします。
たくましい力を~子どもたちの健康と体力づくりを進めています
健康・体力は,人間の活動の源であり,健康維持のほか,学力を
はじめとした子どもの意欲や気力の充実に大きく関わる基本的な要
素です。子どもの運動機会の減少と体力の低下という状況を改善し
ていくことは必要かつ欠かせないことです。また,食生活等の生活
改善については心身の健康の保持増進のための基礎を培う上で重要
な要素となります。
本校では,玉渕養護教諭による保健・健康に関する授業,12月
に入ってからは「歯の染め出しやブラッシング指導」を通して,虫
歯の予防と早期治療への意識化を図っています。食育の推進につき 【登り棒で腕力強化するぞ】
ましては,後藤栄養教諭により給食の時間や各教室での食に関する
授業を通して食の大切さについて指導しています。
また,体力づくりにつきましては,パワーアップタイムや季節に
応じて持久走や縄跳び等に取り組んでいます。パワーアップタイム
は週1回の業間休みに,ロケット投げ,タイヤ跳び,登り棒,竹馬,
一輪車等,投力アップや跳躍力アップ,バランスの向上に全児童,
教師一丸となって取り組んでいるところです。
さて,11月25日(水)に実施しました持久走記録会の1~3
位までの児童を紹介いたします。記録会当日のご家族の皆様の子ども 【自己記録に挑戦!頑張れ】
たちへのご声援,ありがとうございました。
女子の部
2位
手塚莉音さん
冨田日南乃さん
関口桃さん
山本成美さん
櫻田三和さん
信田明日香さん
3位
山本幸那さん
森麻希亜さん
磯山遥さん
青田寧々さん
永井杏菜さん
小松﨑佳奈さん
1位
色川城志さん
井坂晴輝さん
工藤圭太さん
石橋尚士さん
岡﨑大樹さん
川又健吾さん
男子の部
2位
田﨑倭都さん
粟野泰成さん
檜山太一さん
金山統さん
樫村章太さん
粟野浩大さん
3位
小松﨑汐優さん
坂田信之さん
嶋田光さん
石﨑叶真さん
佐藤攻輔さん
萩原啓吾さん
近年,全国で子どもたちがいじめを苦に自らかけがえのない命を絶つという痛ましい事件が相
次ぐなど,いじめ問題は社会問題となっており,いじめ問題の根絶を目指して,学校・家庭・地
域・関係機関等の連携の中で,未然防止・早期発見・早期対応・再発防止に努めなければなりま
せん。いじめ問題根絶を啓発する目的で,11月13日(金)石岡市中央公民館を会場に「石岡
市いじめ防止フォーラム」が開催されました。そこでは,いじめゼロをめざしての標語発表やい
じめ防止推進校の発表,講演があり,「いじめは絶対許されない」という市民意識の高揚が図られ
るなど,意義ある開催となりました。本校からは,「いじめゼロをめざしての標語」に次に紹介す
る2名の児童が優秀作品に選出されました。とても素晴らしい標語です。
「友達に やさしくすれば いい気持ち」~【3年 武井茉璃亜さん】
「思いやりは いじめゼロへの第一歩 見えてくるのは みんなの笑顔」~【6年 芹澤梓さん】
体験してはじめて身につくんだなあ~相田みつをさんの言葉より
子どものたちは具体的な体験や事物とのかかわりをよりどころとして,感動したり,驚いたり
しながら『なぜ,どうして』と考えを深める中で,実際の生活や社会,自然の在り方を学んでい
きます。そこで得た知識や考え方を基に,実生活のさまざまな課題に取り組むことを通じて,自
らを高め,よりよい生活を創り出していくことができるようになっていきます。体験活動は子ど
もたちの成長の糧であり,『生きる力』をはぐくむ基盤となっており,本校でも推進しています。
2学期に行った体験学習を2つほど紹介いたします。
◆環境教育の推進~知識と体験でより確かな力を身に付ける
平成7年に「第6回世界湖沼会議-霞ヶ浦95」が本県で開催され,
21世紀の行動指針となる「霞ヶ浦宣言」が世界に向けてアピールさ
れました。霞ヶ浦宣言の精神を受け継ぎ,「人と自然の共生する環境
の保全・創造」を実現するため,環境保全に関する調査研究に取り組
むとともに,環境学習や市民活動を実施しているのが霞ヶ浦環境科学
センターです。4年生は環境学習の一環としてこの施設訪問と実際に
船に乗っての湖上体験をしました。霞ヶ浦の水質問題や自然環境の在
り方につて学ぶいい機会になりました。地域社会で行われる自然探索
会や美化活動等に積極的に参加して,よりよい環境を創造していこう 【船上体験「霞ヶ浦の水質」】
とする態度を育む体験となりました。
◆地域の先生と米作り・食体験活動
米作り体験を通して食と農に関心をもち,私たちの食生活を支える
日本の農業について,その生産の様子を地域の農家の方々(地域の先
生)から学び,体験活動を通して実感させ,農家の方が生産を高める
工夫をしたり努力をしていることに気付かせる。また,自ら生産した
ものを加工し,食することを通して食への関心を高めることをねらい
として,本校ではこの体験活動を実施しています。地域の先生として
農家の森戸さんには米作りを,友遊クラブのみなさんには餅つきや餅
づくりを教えていただきました。当日は保護者の皆様にもご協力をい 【杵と臼でもちつき体験」】
ただき,日頃できない体験をすることができました。皆様のご協力に心より感謝いたします。
学校自慢
1年
2年
3年
4年
5年
6年
1位
以後﨑由依さん
青田望々さん
久米ゆなさん
鈴木小春さん
粟田はるかさん
夘城千夏さん
石岡市いじめ防止フォーラム
◇「4年生いつもありがとう会」これは,1年生の話合い活動で実施された議題で
す。4年生が,入学当初から1年生の教室を訪問し,「朝の歌」を教えてくれたり,
給食の後片付け手伝ってくれたことへの感謝の気持ちの表れです。4年生が1年生
を思いやり,1年生が4年生への尊敬の念を抱くというとても素晴らしい姿です。
先日「ありがとう会」が実施され,1年生からのもらった,折り紙の勲章をうれし
そうに見せてくれた4年生の成長した姿がとても晴れ晴れしかったです。