離散数理工学 (8) 2014 年 12 月 2 日 演習問題 岡本 吉央

離散数理工学 (8)
演習問題
2014 年 12 月 2 日
岡本 吉央
提出締切: 2014 年 12 月 9 日
復習問題 8.1 (離散) 確率空間 (Ω, Pr) を考える.事象 A, B
補足問題 8.9 (離散) 確率空間 (Ω, Pr) を考える.2 つの自
が排反であるとき,Pr(A ∪ B) = Pr(A) + Pr(B) となるこ
然数値確率変数 X, Y と定数 c に対して,次が成り立つこと
とを証明せよ.
を証明せよ.
復習問題 8.2 公平なサイコロ 1 つの出目を確率変数 X で
1. E[X + Y ] = E[X] + E[Y ].
表すとき,以下の量が何であるか,答えよ.
2. E[cX] = cE[X].
2. E[X 2 ].
1. E[X].
補足問題 8.10 (離散) 確率空間 (Ω, Pr) を考える.2 つの自然
復習問題 8.3 (離散) 確率空間 (Ω, Pr) を考える.事象 A, B
数値確率変数 X, Y が独立であるとき,E[XY ] = E[X]E[Y ]
が Ω = A ∪ B と A ∩ B = ∅ を満たすとき,
が成り立つことを証明せよ.
E[X] = E[X | A] Pr(A) + E[X | B] Pr(B)
追加問題 8.11 確率変数 X を次で定義する
が成り立つことを証明せよ.
Pr(X = 0) =
復習問題 8.4 (離散) 確率空間 (Ω, Pr) を考える.事象 A, B
Pr(X = 1) =
1
,
3
Pr(X = 2) =
1
.
3
このとき,以下の量が何になるか,答えよ.
に対して
Pr(A ∪ B) ≤ Pr(A) + Pr(B)
1. E[X].
が成り立つことを証明せよ.
2. E[X 2 ].
3. E[2X ].
追加問題 8.12 独立な確率変数 X, Y を次で定義する
復習問題 8.5 (離散) 確率空間 (Ω, Pr) を考える.非負自然
1
,
2
1
Pr(Y = 0) = ,
2
数値確率変数 X ≥ 0 と正実数 t > 0 に対して,E[X] が存
Pr(X = 0) =
在するとき,
Pr(X ≥ t) ≤
1
,
3
E[X]
t
また,Z = X + Y (mod 2) として定義する.
が成り立つことを証明せよ.
復習問題 8.6 公平なサイコロを独立に 100 回振ったとき,
その出目の総和が 500 以上になる確率が
100
( 21
32 )
以下とな
3. 次の等式が成り立つか,成り立たないか,答えよ:任
意の x, y, z ∈ {0, 1} に対して Pr(X = x かつ Y =
1. i 回目に振ったサイコロの出目を Xi とする.このと
き,E[2Xi ] が何であるか,答えよ.
y かつ Z = z) = Pr(X = x) Pr(Y = y) Pr(Z = z).
2. E[2X1 +···+X100 ] が何であるか,答えよ.
3. マルコフの不等式を用いて,
(
21
32
1. X と Z が独立であることを示せ.
2. Y と Z が独立であることを示せ.
ることを,以下の手順に従って証明せよ.
Pr(X1 + · · · + X100 ) ≤
1
,
2
1
Pr(Y = 1) = .
2
Pr(X = 1) =
)100
となることを示せ.
補足問題 8.7 (離散) 確率空間 (Ω, Pr) を考える.このとき,
Pr(Ω) = 1 と Pr(∅) = 0 が成り立つことを証明せよ.
補足問題 8.8 (離散) 確率空間 (Ω, Pr) を考える.任意の事
象 A に対して,Pr(Ω − A) = 1 − Pr(A) が成り立つことを
証明せよ.
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