SIDS家族の会オープンフォーラム開催趣意書 2014 年 4月 日 NPO法人SIDS家族の会 オープンフォーラム in 北海道実行委員会 私共 NPO法人SIDS(Sudden Infant Death Syndrome=乳幼児突 然死症候群)家族の会(http://www.sids.gr.jp/)は、流産・死産・新生児死・ SIDSやその他の病気で赤ちゃんを亡くした家族の方々を精神的な面からサ ポートする自助グループです。 SIDS家族の会には、日本各地に11の支部があります。各地でビフレン ダー(友達になる人)と呼ばれる、遺族と同じ経験を持つボランティアが、遺 族からの電話やメールによる相談、ミーティング(遺族が顔を合わせ思いを分 かち合うお話し会)の開催などを行っています。 赤ちゃんは無事に産まれ、育つことが当然と考えられている中で、突然に赤 ちゃんを亡くす悲しみ・辛さは、経験者でなければ理解しにくいものです。遺 族はどこに助けを求めたらよいかもわからず自分を責め、周囲から孤立しがち です。 私たちは実際の活動の中で、周囲の方々に遺族の思いがなかなか伝わってい ない現実が多いことを経験してきました。特に、悲しみの直後の遺族と関わる 機会が多い医療関係者の方々には、遺族の思いを理解して頂くとともに、私た ちのような自助グループの存在を知って頂きたいと切に願うようになりました。 赤ちゃんを亡くす場は病院ばかりではなく、自宅や保育所など様々です。関 係者の方々もどのように対応したらよいか悩んでいるとの声も聞いています。 特に突然の赤ちゃんの死の場合には、遺族の十分な心のケアもできないまま関 係が終わってしまい、いつまでもお互いの心に傷が残ったままになってしまい がちです。 これらのことから SIDS 家族の会では、1)遺族と関係職種の方々をつなぐ 自助グループが存在している事を知ってもらう、2)医療従事者や保育士にグ リーフケアの意義や重要性を認識してもらい、お互いの立場から、より良いグ リーフケアについて共に考えていく、3)解剖の説明をする医師の役割として、 遺族の気持ちを理解してもらうこと、4)保育する上での予防や安全啓発、の 4 点を目的に、赤ちゃんの死に接しうるすべての職業に就く方々(それを志す学 生も含む)や、ご遺族、グリーフケアに関心のある一般の方を対象としたフォ ーラムを企画致しました。 フォーラム概要 フォーラムタイトル:「大切な赤ちゃんを亡くしたとき」 ~知ってほしい、私たちの思い~ 1.目的:1)遺族と関係職種の方々をつなぐ自助グループが存在している事 を知ってもらう。 2)医療従事者や保育士にグリーフケアの意義や重要性を認識して もらい、お互いの立場から、より良いグリーフケアについて共 に考えていく。 3)解剖の説明をする医師の役割として、遺族の気持ちを理解して もらう。 4)保育する上での予防や安全啓発を行う。 2.日時:2014 年 10 月 4 日(土)13:00~17:30(時間は予定) 3.場所:北海道医師会館 札幌市中央区大通西6丁目 4.形式:基調講演、シンポジウム 5.主な講師 仁志田博司氏 (東京女子医大名誉教授、北里大学客員教授、慈誠会病院名誉院長、 弊会医学アドバイザー) 小保内俊雅氏 (弊会医学アドバイザー、東京都保健医療公社多摩北部医療センター小児科) 中村徳子氏 (託児ママ マミーサービス) 6.参加費: 医師 1000円 医師以外(看護師・保育士・保健師他) 500円 学生 無料 7.参加方法:メールにより事前登録
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