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平成 28 年 11 月号 保育職員向け保健衛生資料 (第 16 号)
<発行>
那覇市こどもみらい課
TEL 098-861-6903
シ
ズ
乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)は、12 月以降の冬期に発症する傾
向が高いことから、厚生労働省は平成 11 年度から 11 月を SIDS 対策強化月間としています。
SIDSとは
SIDSの発症は年々減少傾向にありますが、平成 26 年には全国で 146 人が亡くなっており、乳児
(0歳)の死亡原因の第3位となっています。同年、沖縄県では7人の赤ちゃんがこの病気で亡くなっ
ています。
SIDSの症状としては、一見ごく健康に育っているようにみえる乳児が、何の前触れもなく睡眠中に突
然呼吸が停止し死亡します。通常は苦しんだ様子も見られません。
原因は不明ですが、男児、低出生体重児、早産児、冬季、早朝から午前中に多いことや、あたためすぎ、
うつぶせ寝、両親の喫煙、人工栄養児で多いことがわかっています。また、保育園での発症は入園後の 1 週
間が最も起こりやすく、約1か月間は特に注意が必要と言われています。
SIDSの予防対策
0,1歳児保護者会では、以下のような育児環境等に留意することで、SIDS 発症リスクが少なくなること
を保護者に伝えましょう。
①仰向け寝で育てる
うつぶせに寝かせたときの方が、あおむけ寝の場合に比べてSIDSの発症率が高いと
報告されています。
②タバコをやめる
両親が喫煙する場合、両親が喫煙しない場合の約 4.7 倍SIDSの発症率が高いと報告されてい
ます。
③できるだけ母乳で育てる
母乳で育てられている赤ちゃんは、人工乳(粉ミルク)で育てられている赤ちゃんと比
べてSIDSの発症率が低いと報告されています。
④あたためすぎない
着せすぎや高温環境による体温上昇→うつ熱→体温をそれ以上上げないように筋肉を弛緩(筋緊
張低下)→呼吸運動抑制→低酸素状態→SIDS
⑤赤ちゃんを一人にしない
よく眠っているからといって赤ちゃんを一人にしないこと。
上記のほか、保育園では以下の予防対策をとり、保護者へも伝えます。
● よだれかけ、おしゃぶりは外して寝かせる
● 顔や布団の周囲にガーゼやビニールなど物を置かない
● 敷布団は硬めにし、枕は使用しない
● 室内の照明は顔色が確認できるような明るさにする
● 睡眠中の呼吸状態を観察し、睡眠時チェック表に記録を残す
● 目が覚めてしまうこともあるが、寝返りしたときには仰向けにする(家庭でも仰向けで寝るように協力)
<もしも、無呼吸に気づいたら・・・>
すぐにその子の背中を叩いて刺激する→大声で他の職員に知らせ、119 番、保護者へ連絡→口腔内に異物がない
か確認し、気道確保、心肺蘇生を実施。
*普段から小児救急のトレーニングを積んでおく必要あり。
(参考)
・厚労省 HP ・沖縄県 HP
・今日から役立つ保育園の保健のしごと(赤ちゃんとママ社)