おおい町 友人の家族も自分の家族。人間一人の存在感が大きい。成瀬 康貴さん(おおい町Uター ン) おおい町の若 狭本 郷 駅からほど近い海 沿 いに、複合 レジャー空 間“うみんぴあ大 飯 ” がある。アミューズメント、ホテル、グルメ、 ショッピング、ヒーリングなど、さまざまな施 設 の中 で、ガラス張りの堂 々たる建物 が目 に入 る。2008 年 に完 成した「福 井 県 こども 家 族 館 」だ。京 都から福井 にUターンした成 瀬 さんは、この「こども家族 館 」に児 童 厚生 員 として勤 務 している。 事 務 所 で挨 拶 をするとすぐに館 内を案内 し てくれた。2階 から4階 の吹 き抜けにそびえ る巨 大 帆 船 遊具 は圧巻の一 言 、海をモチ ーフにしたボールプールは、日 本 最大 級 な のだとか。子供 のみならず家 族 みんなで楽 しめる人 々の交 流 の場 となっている。そして、 とても丁 寧 な対 応に成瀬 さんの人 柄を垣 間 見 ることができた。 成 瀬 さんは現 在 、30代前 半 、大 学卒 業 後、県外 で勤 務 したが、両親 のこともあり、い ずれは福 井に戻りたいと考 えていた。「大学 生 活を含 めると京 都に計10年 間 住 んで いました。福祉 系 の大 学に行き、介 護・ヘルパーの相 談 員 として高 齢 者介 護 施 設に勤 めていました。」 京 都 にいた頃に、県 のUターンセンターに登 録 して、福 井 の就 職 情報 を得 ていた。地 元 のおおい町に「こども家 族 館 」ができることになり、職員 を募 集 しているとのことで、こ の機 会に地 元に戻りたいという思 いが一 層強 くなった。「もともと地 元に貢 献 したいとい う思 いがあって、どういった形 で貢献 できるかと考えていました。今 のような家 族 とかお 子 さんとかと関 われる仕事 など、何 ができるのかなと色 々考 えました。」 今 は「ものづくり工房 」という分 野を担 当 しているが、「単にモノを作 るだけでなく、思 い 出 を作 ってほしい。そのお手 伝 いがしたい」、「自分 の子 供の頃 の思 い出はいっぱいあ りますが、やっぱりいいもの。そんな子供 達 の思い出 作りのお手 伝 いができるなんてす ごいこと」、そして、「家 族みんなに居 心 地のいい場 所 が提供 できれば。ここがあってよ かったと言 ってもらえるようにし ていきたい」と、子 供 、そして今 の仕事 に対 する熱 い思 いが伝 わってくる。 新 婚 の成 瀬 さん、奥 様 は京 都 の出 身 で、「妻 にはおおい町 での生 活 を楽 しんでほしい。 そして、この町を好きになってほしい。きっと、そうなってくれると思 う」そして、今 の生活 については、「県 外 で生活 をしていたから、余 計に福 井の良 さがわかるのかもしれませ ん。ずっと、地 元にいたら、わからなかったかもしれませんね」と話 す。 「友 人 が多 く、仲 がいいのは最 高です。友 人の結 婚 式 でも、みんなでひと味 違 うサプラ イズをしようと余 興 の練習 に力が入りました。」友 人 の家族 も自 分の家族 だと感 じると 話 すなど、とても微笑 ましい一 面 を見 せてくれた。 福 井 の生活 は、「抽 象 的ですが居 心 地がいい。食 べ物 はおいしいし、環境 が良 い」、 「都 会 は人 と人 の間の距 離 を感 じるが、福 井だとそれが近い。特におおい町 では近 く 感 じる」と、人 の付き合いの深 さ、人間 一 人 ひとりの存在 感 の大 きさを強く感 じている。 最 後 に、これからの目 標について伺 うと、「こども家 族 館 というからには、子 供 はもちろ んお父 さんももっと気 軽に来 られるようにこれからも努 力 していきたい」そして、成 瀬 さ ん自 身 も子 供が出 来たらこども家 族 館に連れて来 ることが今 から楽 しみなのだそう だ。 ご案 内 :福 井県 こども家族 館 (うみんぴあ大 飯内)http://www.kodomokazokukan.jp [“ふくい”での暮 らし 定 住 についてのお問 い合 わせ先 ] 福 井 県 ふるさと帰 住センター(福 井 県 観 光営 業部 ふるさと営 業 課 内) 〒910-8580 福 井県 福井 市 大 手 3-17-1 電話 0776-20-0387(直 通 )
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