CS15 - カーボンブラック製造設備内のタール残渣油加熱器 - CALGAVIN

CASE STUDY
hiTRAN® Technology
カーボンブラック製造設備内のタール残渣油加熱器で25年以上
の運転実績を達成―コーキング、ポリマー化しやすい流体を長期
安定して最小の停止にとどめて運転 CABOT CARBON
プラント
石油化学、
カーボンブラックの製造
サービスの対象・用途
スチーム加熱による残渣タール油 ヒーター
熱交換器
TEMA型式 BEU
19.05 x 2.1 x 4572mm (3/4 in x 14 bwg x 15ft)
導入前の問題点
タール油は高粘度な物質であり、温度に敏感な流体でスチーム加熱すると菅壁でカーボンの析出とポリ
マー化して固着する傾向にありました。
この汚れ物質の迅速な生成は(1)高い伝熱抵抗となる(2)カーボン
ブラック製造の際、菅壁での遅い流速、高温度になり、かつ滞留時間の長さにより急速に広範囲に熱劣化
を起こし不十分な運転時間となり2ヶ月毎にクリーニングが繰り返していた。
解決策
管側の境膜伝熱係数が伝熱支配側であり、評価テスト用の熱交換器にhiTRAN エレメントが装着されテス
トされました。菅内流体の半径方向への混合効果と菅壁での滞留時間が短くなった結果伝熱性能が著しく
向上した。
これは汚れの発生を消滅させたのみならず、交換熱量を増大させました。12ヶ月間にテスト・ト
ライアル期間において伝熱性能が落ちなかったし、
クリーニングの為に運転停止に追い込まれることは無
かった。翌年12基の同様の熱交換器に採用された。8年後に2基の熱交換器により高性能なエレメントに
取替えた以外はそのまま使用されています。
便益
hiTRAN網状エレメントの装着により、極端に汚れの付着を減少させ運転時間の長期化が実現できました。
伝熱性能が向上したお陰で運転コストの減少、
クリーニング停止時間の消滅。菅壁の高温化と滞留時間の
長さによる熱劣化が防止できて製品の品質の向上が果たせました。
設置
RESEARCH. EVALUATION. INNOVATION. SOLUTION.
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CASE STUDY: CS15 / P1193/82
TY YEAR
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1981- 1983 技術報文あります
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