朝一小だより - 朝霞第一小学校

朝一 小 だ より
学校教育目標
・やさしい子
・考える子
・たくましい子
「笑顔、元気、感動」あふれる学校
朝霞市立朝霞第一小学校
048-461-0052 http://www.asakadai1shou.city-asaka.ed.jp 平成 23 年 11 月 1 日
燈火親しむ候 ~今どきの読書事情~
校 長
奥秋 惠美子
いつの間にか季節は、
「秋」となり、何をするにもすごしやすい気候です。
「秋」といえば、いろいろ思い浮
びますが、
「読書の秋」もその一つです。
「読書の秋」は、中国・唐の時代に韓愈(かんゆ)という人が、息子
に宛てた手紙に、
「涼しく夜の長い秋は、燈火の下で読書するのに適している。本を読みなさい」と書いたの
が由来となっているそうです。4月に実施した埼玉県小・中学校学習状況調査(5年生対象の質問紙調査)に
よると、「1日にどのくらい読書をしますか」という問いに「全くしない、または、ほとんどしない」と答え
た児童が25.2%(全体の1/4)いました。ちなみに、県では同じ問いに19.7%、朝霞市では22.
9%でした。もちろん、本校にも「本」好きの子どもたちが、たくさんいます。休み時間には、どっぷりと本
の世界に浸っている子も見かけます。ただ、全体としては、読書を楽しむ子どもたちがもっともっと増えてく
れたらと思っています。
本校の図書室には、学校図書館サポートの藤崎さんがいてくれます。蔵書の管理や図書室の整備等、本好き
の子どもたちを育てるために、がんばってくれています。藤崎さんと話していた時に、「なるほどな」と考え
させられたことがありました。
最近、
(本校に限ってのことではありませんが)子どもたちの読む本の傾向として、まず、読みやすいもの
が好まれるということでした。つまり、時間をかけずにすぐ読むことができ、「ああ、おもしろかった」と読
み流しができるような本に人気があるということでした。また、高学年でも、マンガで書かれた本を好んで読
んでいるということでした。私たちは、子どもたちに読ませたい「本」として、物語本であるならば、ストー
リー性があって、読み応えがあってと考えます。ところが、子どもたちは、手っ取り早く、絵と簡単な文(言
葉)で書かれているマンガものに飛びつくということでした。もちろん、本に親しむという初期の段階におい
ては、それもいいのかもしれません。しかし、絵を多用した本や簡単に読める本ばかりを読み慣れている子に
とって、文字ばかりの本やちょっと読み応えのある本に移行するのが、結構難しいハードルになっているとい
うことでした。
「なるほど」と思った次第です。しかし、大人の働きかけによって変わるのもまた、子どもた
ちです。学校では、子どもたちの興味・関心を「本」に向けさせるため、例えば、読み聞かせ、おすすめの本、
読書マラソン、一言感想、学級文庫などと工夫し、読書の楽しさを実感できるようにと考えて取り組んでいま
す。
10月27日から11月9日まで、
「読書週間」となっていますが、本校でも10月11日から11月30
日まで、「読書応援フェア」ということで取り組みます。さあ、心を耕す「良書」をたくさん読みましょう。
なでしこあいさつ運動実施中
「あいさつは
こころのとびらを
ひらくかぎ」
今年度から、朝霞第一中学校区(一中、一小、四小、六小、朝霞西校等)
で、
「人権教育総合推進地域」の指定を受け、各種事業に取り組みます。内
容は、子どもたちの人権意識を培い、人権尊重の精神を高めることをねら
いとしています。地域の方々にも応援をいただくことになっています。ま
ず、校区であいさつ運動に取り組むことになりました。本校では、以前か
らあいさつ運動にPTA校外部、町内会等にご協力いただいて取り組んで
きましたが、
「いつでも、どこでも、だれにでも」というところまでできて
いるかというと、まだまだの感があります。そこで、本校では、毎月のあ
いさつ運動の日とからめて、毎回4クラスずつが当番となり、2日間
<10月の様子から>
「なでしこあいさつ運動」を実施することに、代表委員会の子どもたちが提案してくれました。の
ぼり旗に入れるあいさつ標語を全校から募集し、60数点の中から、5年生の増永 美穂さんの作
品が選ばれました。10月から始めましたが、子どもたちの主体的な活動とすることで、子どもた
ちのあいさつへの意識を高めることができればと思っております。11月は、1日(火)2日(水)
に行います。地域での声かけをよろしくお願いいたします。