挨 拶 埼玉県立川口北高等学校 第16代 校長 遠藤 修平 前任の渡邉秀昭校長先生の後任として、4月1日に着任いたしました。この伝統 ある川口北高校の校長として着任したことを誇りに思うとともに、責任の重さをひ しひしと痛感しています。 本校は昭和49年(1974年)に開校し、今年で42年目を迎えます。この間、 1万4千人を超える社会に有為な人材を輩出して参りました。本校では、あらゆる 教育活動を通して、人を思いやる気持ちを持った生徒の育成及び社会に貢献できる 生徒の育成を目指して、文武両道を掲げ、 「学力の向上」と「体力・精神力」の充 実を図るために、教職員が一丸となり、教育活動に当たっています。 特に、授業においては、教養主義に基づく授業を推進しています。今日のグロー バル化、科学技術の急速な進展、加速する超少子高齢社会、世界各地で頻発するテ ロの脅威にさらされる激動の世の中を生き抜くためには、豊かな教養と幅広い知識 を複合的に結びつける能力が必要です。そこで、教養主義(リベラルアーツ)に基 づく授業とともに、2年生まで全員幅広く学習する教育課程を組むことで、単に受 験にとどまらず、将来を見据えた教育を展開しています。 こういった取組が実り、ここ数年、本校はめざましい進路実績を上げ、埼玉県内 のみならず全国から注目されている学校の一つとなりました。国公立大学合格者を 急速に伸ばすだけでなく、難関私立大学にも高い進学実績を誇るようになり、生徒 の自己実現・進路実現を図っています。 一方、本校では、部活動も非常に大切な教育活動として位置づけています。部活 動では、強い精神力、異年齢での交流による人間性の涵養、コミュニケーション能 力の育成、協調性、礼儀、挨拶、人を思いやる心、マナーや社会に出てからも必要 な良識など、人間として成長するための多くの力が育まれます。このような教育が 実を結び、運動部・文化部ともに、多くの部活動が関東大会・全国大会に出場して います。まさに、文武両道を体現している学校といえます。 校長として、川北生には、 「高い志」を持ち、品格ある生徒になってほしいと願 っています。そのために、知性のある挨拶を行うこと、品格ある服装でいること、 清掃を丁寧に、心を込めて行うこと、時間を守ること、要するに「凡事を徹底」し て行うことを求めています。 教職員は「教える覚悟」 「育てる覚悟」を持って全力で誠心誠意、生徒の教育に 取り組んで参ります。保護者の皆様、地域の皆様には、今後とも今までと変わらぬ ご支援とご協力をお願いいたしまして、着任の挨拶といたします。 (平成27年4月1日)
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