水生植物公園みずの森運営事業(PDF:746KB) - 草津市

事業番号1-1
事業シート(概要説明書)
事業名
水生植物公園みずの森運営事業
担当部局名(部・所属)
産業振興部 水生植物公園みずの森
事業開始年度
平成8年度
根拠法令
草津市都市公園条例、草津市都市公園条例施行規則、草津市立水生植物公園みずの森管理運営実施要綱、都市公園の実施について
■直接実施
実施方法
■業務委託(委託先:松栄産業、烏丸地区リゾート推進協議会 、有限会社 玉川造園、株式会社マンアップ ほか)
□補助金〔直接・間接〕(補助先: 実施主体:
)
□貸付(貸付先: )□その他( )
琵琶湖の新しい観光拠点として、多くの人を集客するとともに、草津市の知名度と高感度のアップを
目 的
図る。誰もが、安心して快適に利用できるよう、施設を管理する。また、利用者が、生きた植物に接
(何のために) し、植物への理解を深められるよう、植物を栽培し、情報を提供する。
対 象
(誰・何を対象 市民及び市内外の入園者
に)
○水生植物の栽培、展示
○熱帯スイレン及び温室植物の栽培
○園内樹木の管理
○花壇の植栽及び管理
○絶滅危惧植物の栽培、啓発
事業内容
○稀少植物の栽培、展示
(手段、手法な ○ハンギングバスケットやコンテナなどによる装飾
ど)
○丘の上の花園の管理(ボランティアによる)
○友の会の運営
○展示会の開催(園芸愛好団体との協働を含む)
○講習会の開催
○施設の維持管理
○受付案内
事
業
概
要
事業の必要性
全国レベルの水生植物園として、遜色ない内容を維持するため、施設を整備し、入園者をもてなすこ
と。また、入園者が満足し、再び来園するだけでなく、知り合いを連れて来れるよう、魅力的な内容を
継続して提供するために必要である。
平成21年度
コ
ス
ト
人件費
事業費
177,126
千円
職員構成
人件費
55,453
千円
担当正職員
40,950 千円
4.96
人
総 計
232,579
千円
臨時職員他
14,503 千円
7
人
年 度
事業費
(財源内訳・
単位千円)
平成21年度
事業費内訳
総 額
(千円)
概算人件費
従事職員数
財源内訳
国・県支出
市債
その他
(受益者負担等)
一般財源
H18(決算)
202,226
40,293
161,933
H19(決算)
187,395
35,851
151,544
H20(決算)
180,300
30,974
149,326
H21(予算)
177,126
39,450
137,676
・講師等謝礼報償費 1,086 ・旅費 197
・需用費 48,591(消耗品費9,836 燃料費231 食料47 印刷製本費1,139
光熱水費30,767 修繕料6,561 医薬材料費10)
・役務費 1,108(通信運搬費922 手数料169 保険料17)
・委託料 123,623
・使用料及び賃借料 1,390
・備品購入費 1,015 ・負担金補助及び交付金 116
事業番号1-1
事業シート(概要説明書)
事業名
水生植物公園みずの森運営事業
担当部局名(部・所属)
産業振興部 水生植物公園みずの森
事業開始年度
平成8年度
【活動指標名】/ 年度実績・評価
入園者数
単位
H18年度
H19年度
H20年度
人
156,294
138,871
123,693
円
1,293
1,349
1,457
活動実績
単位当りコスト
(事業費/活動指標)
事業費/入園者数
水生植物公園みずの森は、平成18年度までは、年間15万~16万人という入園者数で
推移してきた。草津市の人口規模や園面積を鑑みると、全国の植物園の中では、特筆すべき
数値であり、有料入園者の割合も高い。マスコミに取り上げられることも多く、草津市を知
らしめる貢献をしている。また、入園者からの評価も高く、リピーター率も高い。このこと
成果目標
は、市のイメージアップにも繋がっていると考えている。ボランティアの参加や市民の活動
(現状の成果及び今
協力も積極的に取り入れている。
後どのようにしたい
しかしながら、平成19年度以降、気候変動による猛暑や不況により入園者は減少してい
か、定量的な評価で
る。また、烏丸半島内の誘致地区の利用も決まらぬまま、レイクフロントセンターが解散す
示す)
るなど、周辺の状況は必ずしもよくない。
本年は、昨年比で入園状況は好転しているものの、継続する不況を考慮すると、入園者の
飛躍的な増加は想定しにくい。このため、入園料金以外での収益性の向上を図っていきた
い。
単位
成果実績
入園者数
(成果指標の目標達
展示会開催数
成状況等)
マスコミ取材回数
H18年度
H19年度
H20年度
人
156,294
138,871
123,693
回
26
30
32
件
未調査
未調査
222
観光施設としての役割としては、対象を国内だけでなく、中国など海外へ拡大するなど、
その時の社会、経済状況に合わせた対応が必要と考える。また、老舗の京都府立植物園など
に比べるとまだまだ知名度は低く、認知度が上がれば集客の余地は残っており、引き続きPR
に努めたい。
事業の自己評価
文化教養施設の役割としては、学習効果を高めるため、ITを活用するなど、少ない経費
(今後の事業の方向 で効果があがる工夫をしていく。また、第三次生物多様性国家戦略においても植物園の役割
性、課題等)
が明確に位置付けられており、絶滅危惧植物の保全や啓発など社会的役割にも応える必要が
ある。
問題点は、人口密集地から離れた場所にあるため、景気の影響を強く受けること。また、
屋外施設であるため、天候の影響を大きく受けること。特に近年の夏の高温、熱中症などは
夏に入園者の多い当園に大きくマイナスの影響がある。
比較参考値
(他自治体での類似
事業の例など)
特記事項
(事業の沿革等)
琵琶湖リゾートネックレス構想の重点施設として、平成元年に基本構想を策定、平成3年
から工事着工し、平成8年に開園した。建設費約50億円。開園のために新たに植物専門の
職員を採用して、滋賀県で初めての植物園となる。開園から平成18年3月までは市の職員
が出向し、草津市コミュニティ事業団が管理運営を受託していたが、平成18年度から市の
直営となる。
面積3.7haの小さな植物園であるため、(社)日本植物園協会では専門植物園として位置
付けられている。隣接してヨシ群落保護地があり、この地にハスが群生している。
植物園の概要
面積
駐車台数
建物面積
保有植物数
池面積
植栽面積
花壇面積
約3.7ha
97台
下記参照
約2,000種
2,140.8㎡
15,300㎡
200㎡
建物名称
面積
ロータス館(アトリウム含む) 3,252.06㎡
正面ゲート棟
42.88㎡
休憩棟
69.4㎡
トイレ棟
76㎡
あずまや
33.64㎡
1号温室
323.14㎡
2号温室
294.07㎡
倉庫棟
180㎡
1号温室裏休憩棟
27.97㎡
研修棟
58.21㎡
アトリウム内の植物の概要
木本
50種
草本
100種
熱帯スイレン
40種
スイレン以外の水生植物
15種
アクアリウム内の植物
100種
主なアトリウム内の樹木
サラノキ
インドボダイジュ
ムユウジュ
メディニラ スペキオサ
ペトレア ウォルビリス
ドンベア
カリアンドラ
プルメリア
日本の絶滅危惧水生植物
オニバス
ガシャモク
ガガブタ
イチョウウキゴケ
ハイハマボッス
タコノアシ
ヒメビシ
ヌマゼリ
ミズアオイ
ヒシモドキ
アサザほか
主な水生植物の品種数
主なイベント
ルイジアナアイリス 約100品種 4~5月 ハンギングバスケット
ハナショウブ
約130品種 10月 &コンテナ展
スイレン
約140品種
春の山野草展
5月
ハス
約60品種
イワチドリ展
ハナショウブ展
6月
主な園内の水生植物
植物画同好会作品展
パラグアイオニバス
6~7月 スイレン展
キボウホウヒルムシロ
7月
ハス祭り
ミミモチシダ
10月 秋の洋ラン展
オロンチウム アクアティクム
押し花サークル作品展
レースソウ
11月 クリスマスリース
コンテスト
パピルス
ミズカンナ
1月
洋らんフェスタ
みずの森フォトコンテスト
主な庭園の樹木
2月
滋賀の花めぐり
シダレエンジュ
3月
雪割草展
フイリユリノキ
ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャノキ)
主な講習会
ハンカチノキ
寄せ植え講習会
4月
ベニバナトチノキ
盆栽教室(盆栽展)
モモ ‘源平枝垂れ’
5月
スイレンの育て方
スイショウ(水松)
クリスマスアレンジ講習会
12月
スイレン ギガンテア
パラグアイオニバス試乗会
日本で初めて公開したオーストラリアの野生のスイ
レン。日本のスイレンブームの先駆けとなった。
南米原産で葉の直径が1.6mにもなる大型の水生
植物。世界の珍しい植物に子どもたちも感激。
サラノキの花(沙羅双樹の花)
テレビ撮影の様子「所さんの目がテン」
日本で唯一花が見られる「沙羅双樹」の花。開花時
期は3月、大変よい香りがする。
2006年は、「おもいっきりTV」など全国の人気番
組でとりあげられた。
ミズアオイ開花の様子
H9年に滋賀県で4年ぶりに発見されたミズアオイ
を継続して栽培、保存、啓発に取り組んでいる
干支とポインセチアの展示
ハンギングバスケットとコンテナの装飾
園内の展示だけでなく、コンテストも開催。花の街づ
くりの普及、啓発を行っている。
ブルーアマリリスの展示
西日本では初めて、日本ではめったに見られない
稀少植物の展示に大勢の人々の注目が集まった。
現在の展示。毎年多数の取材を受けるが、今年は
Yahooのトップページでも紹介された。