平成 24 年 11 月1 4日 於・ 10 0 1会 議室 (1 0 階) 第985回 電 波 監 理 審 電波監理審議会 議 会 目 1. 開 次 会 …… …… … …… …… … …… …… …… …… … …… …… …… … …1 2. 諮問 事 項( 総合 通信 基 盤局 関係 ) (1 ) 電波 の利 用状 況 の調 査等 に 関す る省 令の 一部 を 改正 する 省令 案 につ いて (諮 問第 3 4号 )… …… … …… …… … …… …… …… …… … …… …1 (2 ) 周波 数割 当計 画 の作 成案 に つい て (諮 問第 3 5号 )… …… … …… …… … …… …… …… …… … …… …6 3. 付議 さ れて いる 異議 申 立て に関 す る審 議… …… …… … …… …… …… … 17 4. 閉 会 …… …… … …… …… … …… …… …… …… … …… …… …… … 58 開 ○前 田会 長 会 そ れで は、 た だい まか ら 審議 会を 開催 した い と思 いま す。 職 員に 入室 する よ うに 依頼 下さ い 。 (総 合通 信 基盤 局職 員入 室 ) ○前 田会 長 そ れで は、 た だい まか ら 審議 会を 開催 いた し ます 。 諮問事項(総合通信基盤局関係) (1 )電 波 の利 用状 況の 調 査等 に関 す る省 令の 一部 を改 正 する 省令 案に つ いて (諮 問第 3 4号 ) ○前 田会 長 そ れで は、 審 議を 始め ま す。 最 初に 、 諮問 第3 4号 「 電波 の利 用 状況 の調 査等 に関 す る省 令の 一部 を 改正 する 省令 案 につ いて 」に つ きま して 、 竹内 電波 政策 課長 か らご 説明 をお 願 いい たし ます 。 ○竹 内電 波 政策 課長 そ れ では 、ご 説 明を 申し 上げ ます 。 お手 元資 料の 諮 問第 34 号説 明 資料 をご 覧い た だき たい と 思い ます 。 本 件は 、 アナ ログ テレ ビ ジョ ン放 送 の終 了に 関連 いた し まし て、 電波 の 利用 状況 調査 の 調査 区分 の変 更 につ いて お 諮り する もの でご ざ いま す。 諮 問の 概 要の とこ ろに 書 いて ござ い ます が、 電波 の利 用 状況 調査 につ き まし ては 、全 周 波数 帯を 3つ の 区分 に分 け まし て、 ①7 70 M Hz 以下 、② 7 70 MH z超 3.4G H z以 下、 ③ 3.4 G Hz 超、 この 3つ の 周波 数帯 の区 分 に分 割い たし ま して 、お おむ ね 3年 ごと に 、局 数が 減っ たの か 増え たの かと い うこ とを 実際 に 各免 許人 に調 査 票を 送付 い たし まし て回 答い た だく など の形 で 分析 -1- して いる も ので ござ いま す 。今 般、 ア ナロ グ放 送が 終了 い たし まし て、 デ ジタ ル放 送の リ パッ クに つき ま して も、 東 北地 方で 今年 度末 に は終 了す ると い うこ とで ござ い ます ので 、こ の 状況 変化 を 踏ま えて 区分 の見 直 しを した いと い うも ので ござ い ます 。 具 体的 に は、 次の ペー ジ をご 覧い た だき たい と思 いま す 。A 4横 の資 料 にな って おり ま すが 、電 波の 利 用状 況の 調 査の 周波 数帯 の区 分 の見 直し の概 要 とい うタ イト ル がつ いて ござ い ます が、 上 のと ころ に書 いて ご ざい ます が、 現 行の 区分 は、 今 、ご 説明 申し 上 げま した ① 、② 、③ に分 かれ て おり ます 。こ れ が下 の図 にご ざ いま すよ うに 、 周波 数の 再 編に より まし て7 0 0M Hz 帯の 従 来、 放送 に使 っ てい たも のを 携 帯電 話用 、 ある いは IT S用 に 変更 する とい う こと で、 この 割 当て の変 更に つ いて は既 に 当審 議会 で答 申を い ただ いて 公布 ・ 施行 した とこ ろ でご ざい ます け れど も、 こ れま では この 利用 状 況調 査を 再編 前 の周 波数 のと こ ろに 、中 ほど に ござ いま す が、 77 0M Hz の とこ ろで 区分 を して おり まし た 。こ の意 味は 、 77 0M H z以 下の とこ ろに 放 送が 含ま れる と いう ことです。そして、770MHzから上のところに携帯電話の周波数帯が3. 4G Hz ま での 間に 全て 含 まれ ると い うこ とで 、こ うい っ た区 分を する こ とが 調査 を受 け る免 許人 にと っ ても 、あ る いは 調査 を行 う行 政 側の 費用 を考 え ても 合理 的だ と いう こと で、 こ こで 区分 を して いた わけ でご ざ いま すが 、今 回 、周 波数 再編 を 行っ た結 果、 デ ジタ ル放 送 につ きま して は再 編 後の 周波 数で お 示し して おり ま す7 10 MH z まで に圧 縮 され ると いう こと で ござ いま す。 デ ジタ ル放 送の 帯 域で は、 下に ご ざい ます よ うに ホワ イト スペ ー スと いう 形で ラ ジオ マイ クな ど が共 用す る形 で 運用 され る こと にな りま すの で 、こ のラ ジオ マ イク につ きま し ては 71 0M H zか ら7 1 4M Hz まで の帯 域 にお いて も割 当 てを して おり ま すの で、 これ ら を一 体的 に 管理 する とい う観 点 から 、一 番低 い 帯域 につ いて は 71 0M Hz ま でに する の では なく 、7 14 M Hz まで を一 番 低い -2- 帯域 のグ ル ープ とし て区 分 する こと が 適当 と考 えて おり ま す。し た がい まし て、 改正 後の 区 分に つき まし て は、 この 資 料の 右上 にご ざい ま すが 、一 番低 い グル ープ は7 1 4M Hz 以下 、そ れ から 中ほ どの グ ルー プは 7 14 MH z超 3.4 G Hz 以下 と いう ふう にい た した いと 考 えて おり ます 。 そ の次 の ペー ジは 制度 の 概要 でご ざ いま す。 これ はも う 皆様 、よ くご 存 じの こと かと 思 いま すの で、 説 明は 割愛 さ せて いた だき ます 。 そ の後 に 意見 募集 の結 果 をお 付け し てご ざい ます 。2 枚ほ どで ご ざい ます が、 委員 限り と いう ふう に右 肩 にお 付け し てお りま すけ れど も 、本 年9 月1 5 日か ら1 0月 1 5日 まで の間 、 本改 正案 に つい て意 見募 集を 行 いま した とこ ろ 、4 件の 意見 の 提出 がご ざい ま した 。そ の 概要 につ いて ご報 告 を申 し上 げま す 。 ま ず、 1 件目 、2 件目 、 3件 目に つ いて は同 趣旨 のご 意 見で ござ いま す 。ソ フトバンクモバイル等3社、それから2件目が株式会社ウィルコム、3件が Wireless City Planningで ござ いま す 。い ずれ も一 番高 い ほう の周 波数 帯 につ いて は、今回 は 変更 せず 、3 .4 G Hz 超と い うこ とに し てお りま すが 、この 一 番高 いと こ ろに つい て、4.2G Hz 超 に変 更す べき だと 考 えま すと いう 意 見で ござ いま す 。理 由と いた し まし ては 、 携帯 電話 用周 波数 と して 、現 在、 こ の帯 域に つい て 新た な割 当て を 検討 して い ると いう こと であ る ので、4.2G H zま で一 体の も のと して 扱っ て はど うか と いう 提案 でご ざい ま す。 ただ 、こ の 帯域 につ きま し ては 、現 在、 ま だ割 当て を して いる とい う状 況 には 至っ てお り ませ んの で、 総 務省 の考 え方 と いう とこ ろ に書 いて ござ いま す が、 今後 、こ の 導入 状況 を勘 案 して 、実 際に この 4.2 GH z帯 ま で実 際に 割 当て を終 了し て、そ の 導入 が始 ま ると いう 時期 に 変更 する こ とが 適当 とい うふ う に考 えて おり ま す。 最 後、 4 点目 の意 見で ご ざい ます が 、4 点目 はイ ー・ ア クセ ス株 式会 社 の意 見で ござ い ます 。前 半部 分 では 、こ う いっ た調 査に つい て は賛 同い たし ま すと なっ てご ざ いま す。 それ か ら、 次の ペ ージ にま いり まし て 、一 番低 いと こ ろの -3- 帯域 を7 1 4M Hz まで に する こと に つい ても 賛同 いた し ます とな って お りま す。 ただ 、 最後 のパ ラグ ラ フで ござ い ます が、 よっ てで 始 まる 段落 でご ざ いま すが 、3.4 GH zを 今、一 番高 いと ころ の 区分 にし てご ざ いま すが 、こ れを 4. 9G Hz 、 より 高い 帯域 に 変更 、同 一 調査 が可 能に なる よ うな 検討 も必 要 では ない かと い うご 意見 でご ざ いま す。 こ れは 先ほ どの 1件 目 から 3件 目ま で の意 見と 類似 し てお りま すけ れ ども 、よ り 高い 周波 数帯 まで 、 4.9 G Hz 帯ま で、 私ど もと し ては 将来 の第 4 世代 移動 通 信シ ステ ムの 候補 周 波数 とい うこ と で検 討し てお る とい う実 態が ご ざい ます の で、 そう いっ たこ と も踏 まえ て、 よ り長 期的 には こ うい った 幅広 い 帯域 につ い ても 視野 に入 れて 検 討し ては どう か とい うこ とで ご ざい ます 。こ れ につ いて の 総務 省の 考え 方は 、 先ほ ど同 様に 割 当て の変 更状 況 を踏 まえ て、 こ のあ たり は 今後 検討 して まい り たい とい うこ と でご ざい ます 。 資 料の 1 ペー ジ目 にお 戻 りい ただ き まし て、 こう いっ た 区分 の変 更に つ きま して 、ご 答 申が いた だけ れ ば、 施行 期 日で ござ いま すが 、 本年 12 月に 公 布・ 施行 して ま いり たい と。 平 成2 5年 度 の調 査か ら適 用し て いき たい とい う ふう に考 えて お りま す。 ご 審議 の ほど 、ど うぞ よ ろし くお 願 い申 し上 げま す。 ○前 田会 長 ど うも あり が とう ござ い まし た。 そ れで は 、た だい まの 件 につ きま し て、 ご質 問、 ある い はご 意見 ござ い ます でし ょう か 。 ○原 島代 理 今 年が ちょ う ど① の調 査 に該 当し てい て、 ② 、③ は関 係な い 、し たが って 、 その 区分 が動 か せる とい う こと だと 思い ます が 、も し将 来、 上 のほ うの 3. 4 GH zを 動か す とな ると 、 2年 後、 また は5 年 後と いう ふう に タイ ミン グが 限 られ てし まう 、 それ と第 4 世代 の動 向を 見る と いう 、そ うい う こと にな るん で しょ うか 。 -4- ○竹 内電 波 政策 課長 こ の 点に つき ま して は、 利用 状況 調 査に つき まし て は基 本的 にお お むね 3年 ごと と いう こと で やら せて いた だい て おり ます が、 前 回、 利用 状況 調 査の ご報 告を 本 審議 会で ご 説明 申し 上げ まし た 際に 、例 えば 地 デジ 跡地 など の 非常 に一 般国 民 の関 心の 高 い帯 域な どに つい て は、 一律 3年 置 きと いう ふう に 、単 に機 械的 に やる だけ で はな く、 必要 なも の につ いて は継 続 的に やる よう な こと も考 えた ら どう かと い うご 意見 も頂 戴し て おり ます ので 、 そう いっ た重 要 な帯 域に つい て は、 私ど も 、今 後、 継続 的に 、 です から 、地 デ ジの 跡地 のよ う なと ころ につ き まし ては 、 でき るだ け3 年に 1 回と いう こと で はな くて やっ て いき たい とい う ふう に考 え てお りま すの で、 こ うい った 機械 的 に次 の周 期が 来 るぎ りぎ りま で 放置 する と いう こと では なく 、 具体 的な 割当 計 画を 明確 に、 私 ども とし て決 め た時 点で 速 やか に変 更を あわ せ て実 施し てい き たい と考 えて お りま す。 ○原 島代 理 あ りが とう ご ざい まし た 。 ○前 田会 長 ほ かに はご ざ いま すで し ょう か。 特に はな い です かね 。本 件 は、 諮問 の趣 旨 も極 めて 明確 で 単純 だと い うよ うな こと もあ り ます ので 、こ の 諮問 第3 4号 は 諮問 のと おり 改 正す るこ と が適 当で ある 旨の 答 申を 行う こと に して はい かが か と思 いま すが 、 よろ しい で しょ うか 。 (「異 議 なし 」の 声 あり ) ○前 田会 長 ご 異議 がな い よう です の で、そ の よう に決 す るこ とと いた し ます 。 答 申書 に つき まし ては 、 所定 の手 続 によ り事 務局 から 総 務大 臣宛 てに 提 出し てく ださ い 。 (2 )周 波 数割 当計 画の 作 成案 につ い て( 諮問 第3 5号 ) ○前 田会 長 そ れで は、次に 諮 問第 35 号「 周 波数 割当 計 画の 作成 案に つ いて 」 -5- につ きま し て、 引き 続き 竹 内電 波政 策 課長 から 説明 をお 願 いい たし ます 。 ○竹 内電 波 政策 課長 そ れ では 、引 き 続き ご説 明を 申し 上 げま す。 お手 元 の資 料、 諮問 第 35 号説 明資 料 に基 づき ま して ご説 明を 差し 上 げま す。 本 件は 、 国際 電気 通信 連 合、 IT U の本 年1 月か ら2 月 に開 催さ れま し た世 界無 線通 信 会議 、い わゆ る WR C- 1 2と いう ふう に呼 ば れて おり ます が 、そ の結 果に 基 づき まし て、 世 界的 な周 波 数の 分配 に変 更が ご ざい まし たの で 、こ の国 際的 な 分配 の変 更に 合 わせ て国 内 の割 当表 の変 更を し たい とい う内 容 でご ざい ます 。 内容 は多 岐に わ たり ます の で、 恐縮 です が、 資 料を 2枚 おめ く りい ただ きま し て、 後ろ に参 考 資料 とい う こと でA 4横 の4 枚 もの の資 料が ご ざい ます ので 、 こち らの 参考 資 料に 沿っ て ご説 明を 差し 上げ た いと 思い ます 。 今 、申 し まし たが 、W R C- 12 に つき まし ては 、こ の 資料 の2 のと こ ろに ござ いま す が、 本年 1月 2 3日 から 2 月1 7日 、ス イス の ジュ ネー ブで 開 催さ れた もの で ござ いま す。 こ のW RC に おき まし ては 、I T U憲 章、 それ か ら条 約に 規定 す る無 線通 信規 則(Radio Regulations)の 一 部改 正が 来 年1 月1 日に 発効 する こ とと なっ てご ざ いま す。 こ れを 受け まし て、 我 が国 で割 り当 て るこ とが 可能 で ある 周波 数の 表 でご ざい ま す周 波数 割当 計画 に つい て、 この 無 線通 信規 則( R R) に整 合す る よう 、無 線 通信 規則 の一 部改 正 の発 効に 合わ せ まし て割 当計 画 を変 更し よう と する もの で ござ いま す。 変更 点 は非 常に 多岐 に わた りま すの で 、こ れを 改め る とい う形 で 改正 いた しま すと 、 これ の数 倍の ボ リュ ーム にな っ てし まっ て、非常 に 煩雑 にな って し まう とい う こと もご ざい ま して 、 形式 上は 現 行の 周波 数割 当 計画 を廃 止 いた しま して 、新 た な周 波数 割当 計 画を 作成 する と いう 形式 で変 更 させ てい た だき たい と考 えて お りま す。 これ は 前回 のW RC の 際も 同様 のや り 方を とら せ てい ただ いて おり ま す。 そ れで は、それ ぞ れご 説明 を 申し 上げ ます 。3 の変 更点 と いう とこ ろで 、( 1) から (1 2 )ま でご ざい ま すの で、 そ れぞ れポ イン トを ご 説明 申し 上げ ま す。 -6- ま ず、(1 )8 .3 ~1 1.3k H zで すけ れ ども 、こ の3 k Hz の幅 、赤 で 塗 って ある と ころ でご ざい ま すが 、こ こ が雷 観測 のた めの 受 信専 用の 気象 援 助業 務の 周波 数 とし て国 際分 配 され るこ と にな りま した ので 、 国内 でも 同様 の 追加 をし たい と いう もの でご ざ いま す。 落 雷の 際に 発射 され る 電波 ノイ ズを 複 数箇 所に 設置 さ れた 受信 セン サ ーで 観測 し て、 落雷 位置 を特 定 する とい う研 究 がイ ギリ スな ど で行 われ てい る とい うこ と で、 ヨー ロッ パ提 案 に基 づい て分 配 され たも ので ご ざい ます 。な お 、こ れに 伴 いま して 、周 波数 割 当表 の下 限周 波 数、 これまでは無線航行の下限に合わせて9kHzが下限でございましたが、8. 3k Hz が 下限 にな ると い うこ とと し てお りま す。 ここ か ら下 につ いて は 分配 され てい な いと いう こと に なり ます 。 そ れか ら、2 点目、( 2)でご ざ いま すが 、4 72 ~4 7 9k Hz の7 k Hz の幅 、こ れ も赤 で塗 って あ ると ころ で ござ いま すが 、こ こ は二 次業 務と し てア マチ ュア 業 務に 国際 分配 さ れる こと と なり まし たの で、 こ れと 合わ せて 国 内分 配を 行い た いと いう もの で ござ いま す 。な お、 アマ チュ ア 業務 用の 周波 数 とし ては 、平 成 21 年に 分配 い たし まし た 13 6k Hz とい う のが 一番 低い 周 波数 でご ざい ま すが 、こ れに 次 ぐ2 番目 に 低い 周波 数帯 の分 配 とい うこ とに な りま す。 そ れか ら、次 の3 点目 、1 枚 おめ くり い ただ きま して 4 ペー ジ目 、( 3)でご ざい ます 。 4~ 25 MH z 帯の 海上 移 動業 務の 周波 数の 削 除及 び追 加と い うこ とで ござ い ます が、 この 周 波数 帯は 船 舶の 安全 航行 のた め の業 務に 使用 さ れて おり ます が、モー ル ス用 の周 波 数と いう のが こ れま で1 ,6 00 波 用意 して お り まし たが 、 モー ルス につ い ては 、ご 案 内の とお り、 利用 が 非常 に減 って お りま すの で、これ に つい ては 削 除す ると 、1 ,6 0 0波 を削 除 いた しま して 、改正 後 はゼ ロ波 に する とい うこ と で、 その か わり にデ ータ 通信 用 が広 く使 われ て おり ます ので 、 これ を4 70 波 追加 する と いう こと で変 更し た いと いう こと で ござ -7- いま す。 本 件は 航行 の安 全 に関 する と いう こと で、 一定 の 周知 期間 、準 備 期間 も必 要で ご ざい ます ので 、 平成 29 年 1月 1日 から 適用 す るこ とを 考え て おり ます 。 右 側に ま いり まし て、 (4 )の 3~ 5 0M Hz の無 線標 定 業務 の追 加で ご ざい ます。こ れも 赤で 塗 って ある と おり、① から ⑧の 周波 数を 海 洋レ ーダ ーと し て、 海の 上で 、 例え ば船 の事 故 で重 油が 漏 れ出 した とき に、 ど こに 広が った の かで ござ いま す とか 、巨 大な 漂 流物 が来 て いる とき に、 これ は どっ ち方 向に 流 れて いる のか 、 こう いっ たこ と を陸 上か ら 検出 する ため の装 置 でご ざい ます が 、こ れま では 国 際分 配は ござ い ませ んで し たが 、今 回、 第三 地 域で は8 つの 分 配が され まし た ので 、我 が国 も これ に合 う 形で 国内 分配 をし た いと いう もの で ござ いま す。 現 在、 国、 大学 な どが 海洋 レ ーダ ーの 実験 局と い う形 で、 非常 に ステ ータ スが 曖 昧な 形で 運用 し てき てお り まし たが 、今 回、 実 用と いう こと で の周 波数 の確 保 が可 能に なり ま した ので 、 今後 、こ うい った 分 野の 安定 的な 運 用と いう もの に 期待 がさ れて い ると いう も ので ござ いま す。 次 に、 5 番目 でご ざい ま す、 資料 の 左下 でご ざい ます 。 15 0M Hz 帯 の周 波数 の追 加 でご ざい ます 。 この 15 0 MH z帯 につ きま し ては 、海 上移 動 業務 で船 舶の 自 動識 別装 置( A IS :Automatic Identification Systemと いう )、 これ はど こ の船 籍の 何と い う船 でど ち ら方 向に 動い てい る かと いっ た情 報 を船 が自 動的 に 発信 して 、相 手 の船 がそ れ を検 出し て、 衝突 防 止な どに 役立 て ると いう こと で、現 在、広 く 普及 が進 ん でお りま す が、こう いっ た 情報 につ いて は 、 船同 士で や りと りす るだ け では なく 、 周回 衛星 、宇 宙の 衛 星で もこ れを 受 信で きる よう に する 、あ るい は 航空 機で 捜 索救 難す る際 に、 こ うい った 情報 を 飛行 機で 受け ら れる よう にす る 、安 定的 に 受け られ るよ うに す るた めに は、 こ れを 国際 分配 し て保 護す る必 要 があ ると い う観 点で 、移 動衛 星 で地 球か ら宇 宙 方向 の利 用、 そ れか ら航 空機 の 航空 移動 業 務( OR )― ―O R は定 期航 空路 以 外の -8- オフ ルー ト とい う意 味で ご ざい ます が 、定 期航 空路 以外 の 場所 で、 いわ ゆ る捜 索救 難の 場 所で 使う とい う こと で、 航 空移 動の OR 業務 へ の追 加と いう こ とで ござ いま す 。国 際的 な合 意 と合 わせ た 形で 、我 が国 でも こ の分 配を 行い た いと いう もの で ござ いま す。 次 に、 1 枚お めく りい た だき まし て 5ペ ージ 目、( 6 )で ござ い ます 。2 .5 GH z帯 に おけ る無 線測 位 衛星 業務 の 世界 的な 一次 業務 格 上げ でご ざい ま す。 この 業務 は 、ふ だん 使わ れ てい る代 表 例で 言え ばG PS の よう な業 務で ご ざい ます 。宇 宙 から の信 号で 地 上の 場所 を 特定 する とい う業 務 でご ざい ます 。 実際 にG PS は この 周波 数帯 を 使っ てお り ませ んで 、こ の半 分ぐ らい の 1.2 G Hz 帯と か、 そ うい った とこ ろ を使 って い るわ けで ござ いま す が、 この 帯域 は 中国 の衛 星が 実 際に は現 在は 利 用し てお り ます。こ の帯 域の 周 波数 につ きま し ては 、 従来 は国 際 的な 分配 につ い ては 、第 一 地域 、ヨ ーロ ッパ で は分 配な し、 第 二地 域、 北米 ・ 南米 では 一次 業 務、 それ か らア ジア 太平 洋の 第 三地 域に おき ま して 二次 業務 と いう こと で、 地 域に よっ て 、実 はス テー タス が 大き く異 なっ て おり まし た。 し かし なが ら、 こ うい った グ ロー バル な測 位衛 星 シス テム でご ざ いま すの で、 こ うい った ステ ー タス の違 い とい うの がい かに も 不合 理だ とい う こと で、 一次 業 務に 統一 され ま した ので 、 国内 的に も一 次業 務 への 格上 げと い うこ とで 変更 し たい と考 えて お りま す。 7 点目 、 右上 でご ざい ま すが 、5 G Hz 帯の 航空 移動 業 務の 分配 でご ざ いま す。 無人 航 空機 シス テム 、 UA Sと 呼 ばれ 、Unmanned Aircraft Systemsの 略で ござ いま す が、 この UA S の安 全運 航 のた めの 周波 数を 確 保す るた めに 、 5G Hz 帯で 5,03 0 ~5,0 91 MH z 帯に 航空 移動(R )、これ は定 期航 空 路の R、 ルー ト のR でご ざい ま すが 、の 周 波数 が国 際分 配さ れ まし たの で、 こ れと 合わ せて 国 内分 配を 行う と いう もの で ござ いま す。 この 航 空移 動を Rで や ると いう こと は 、要 は定 期航 空 路で ござ い ます ので 、い わゆ る 貨物 便な どの 自 動離 -9- 発着 にも 将 来的 には 使え る よう な形 で の分 配が 行わ れた と いう こと でご ざ いま す。 そ れか ら、(8 )で ご ざい ます 。今 度 は7 GH z帯 の気 象 衛星 業務 の拡 大 でご ざい ます 。既 存の 7,75 0 ~7 ,8 50 MH z 帯の 気象 衛 星業 務の 周波 数 が7 , 90 0M H z帯 まで 、こ の赤 で 塗っ たと こ ろで ござ いま す。現 在は 7,75 0~ 7,8 5 0で ござ い ます が、この 赤の 部 分を 拡大 する とい う こと で国 際的 に 分配 され まし た ので 、こ れに 合 わせ て国 内 的に も変 更し たい と いう こと でご ざ いま す。 背景 と いた しま して は 、こ れは 周 回衛 星で 用い られ る 周波 数帯 でご ざ いま すが 、欧 州 の気 象衛 星機 関 がこ の帯 域 での 高機 能化 、高 性 能化 とい うこ と を計 画し てい る とい うこ とで 帯 域を 広げ た いと いう 提案 があ り 、合 意さ れた も ので ござ いま す ので 、今 後、 こ うい った も のの 利用 が広 がる と いう 期待 がご ざ いま す。 ( 9) で ござ いま す、 1 5G Hz 帯 の無 線標 定業 務の 拡 大で ござ いま す 。こ れは 既存 の 15.7 ~1 7.2G Hz 帯 の無 線標 定業 務の 周 波数 と連 続い た しま して 、こ れ は右 下の 灰色 で 塗っ てあ る 部分 、1 5.7 G Hz まで ご ざい ます が、 それ と連 続 して 、そ の下 側 に赤 で塗 っ た部 分を 拡大 する と いう こと で国 際 分配 され まし た ので 、国 内的 に もそ れに 合 わせ ると いう こと で ござ いま す。 こ の広 帯域 を使 用 する こと で、 よ り解 像度 の 高い レー ダー シス テ ムの 導入 が期 待 され てい ると こ ろで ござ いま す 。 次 に、6ペ ー ジ目、( 10 )で ご ざい ます が、22 GH z 帯の 宇宙 研究 の 業務 の追 加で ご ざい ます 。こ れ は国 内的 に はセ レー ネと いう 月 探査 衛星 が既 に 運用 され て、研究 成果 を 上げ てい る わけ でご ざい ま すが、J AX Aに お きま して は 、 今後 、そ の 後継 機で ござ い ます セレ ー ネ2 とい う衛 星の 開 発を 進め てい る とこ ろで ござ い まし て、 1号 機 は2 00 7 年に 打ち 上げ でご ざ いま した が、 次 世代 機は 20 1 7年 の打 ち上 げ に向 けて 、 今、 開発 が進 んで い るわ けで ござ い ます -10- が、 その た めの 周波 数と し て、 この 帯 域を 我が 国か ら提 案 いた しま して 、 国際 合意 がさ れ まし たの で、 国 内的 な分 配 も行 いた いと いう も ので ござ いま す 。 次 に、 1 1番 、資 料の 右 上で ござ い ます が、 24 GH z 帯の 固定 衛星 の 業務 拡大 でご ざ いま す。 これ は 既存 の2 4 GH z帯 の固 定衛 星 の周 波数 と連 続 して 下側 に赤 で 塗っ てあ る部 分 を拡 大す る とい うこ とで 、こ れ も国 際合 意が あ りま した ので 、 これ に合 わせ て 国内 分配 を した いと いう こと で ござ いま す。 下 の絵 のオ レン ジ で塗 って ある と ころ をご ら んい ただ きた いん で すが 、こ の2 1 GH z帯 、あ る いは 24 GH z 帯は 、も と もと 放送 衛星 用の 周 波数 とし て、 古 くか ら検 討が さ れ、 国際 的に も 分配 され て おり ます が、 これ ま での とこ ろ、 こ の2 1G Hz 帯 の衛 星放 送は 実 施さ れて お りま せん 。例 えば 国 内的 に言 いま す と、 NH Kが ス ーパ ーハ イビ ジ ョン を実 用 化す ると すれ ば、 こ うい った とこ ろ が候 補に なる ん では ない かと い うこ とで 、 今、 研究 が進 めら れ てい る段 階で ご ざい ます が、 帯 域と して 、も と もと 60 0 MH z帯 とい う非 常 に広 い帯 域が ダ ウン リン ク、 衛 星か ら下 りて く るほ うに 確 保さ れて おり まし た 。と ころ が、 こ れと ペア にな る 上り 方向 の分 配 につ いて は 、実 は5 00 MH z 帯し か確 保さ れ てお りま せん で 、ア ンバ ラン ス でご ざい ま した ので 、今 回、 1 00 MH z幅 を 新た に追 加す る とい うも ので ご ざい ます 。 これ によ りま して 、 現在 の衛 星放 送 は1 2G Hz 帯 で行 われ てお り ます が、 こ れよ りも 広帯 域の 帯 域が 確保 され る とい うこ とで 、 今後 、ス ーパ ー ハイ ビジ ョ ンを はじ めと した 新 しい 衛星 放送 の 実現 につ なが っ てい くも のと い うふ うに 期 待が され てい るも の でご ざい ます 。 次 に、 左 下、 12 番、 3 7G Hz 帯 の航 空移 動業 務の 削 除で ござ いま す 。こ こは 固定 業 務等 を保 護す る ため に航 空 移動 業務 を削 除す る とい う国 際合 意 がご ざい ます の で、国 内 的に もそ れ に合 わせ た変 更 を行 うと い うも ので ござ い ます 。 W RC - 12 の結 果を 受 けた 周波 数 割当 計画 の変 更に つ いて は以 上1 2 点と なり ます が 、こ れ以 外の も のと して 、 27 MH z帯 の無 線 操縦 用簡 易無 線 局の -11- 削除 とい う もの がご ざい ま す。 これ は ラジ コン 用の 周波 数 とし て2 7M H z帯 を割 り当 て てお りま した が、最 近で は無 線L A Nで 使わ れ てお りま す2 .4 G H z帯 など の 利用 が広 がっ て おり まし て 、こ の2 7M Hz 帯 での 利用 とい う もの は現 在ご ざ いま せん 。今 後 も計 画は な いと いう こと で、 今 回削 除し たい と いう ふう に考 え てい るも ので ご ざい ます 。( 13 )でご ざい ま す。これ はア クシ ョ ン プラ ンの 際 も、 そう した ご 説明 を差 し 上げ てい たか と存 じ ます 。 以 上が 周 波数 割当 計画 の 主な 変更 で ござ いま すが 、あ わ せま して 、そ の 他規 定整 備と し て2 点行 いた い と考 えて お りま す。 これ は参 考 資料 がつ いて お りま せん ので 、 新旧 対照 表で ご らん いた だ けれ ばと 思い ます 。 ダブ ルク リッ プ でと めて ある も のが 2つ ござ い ます が、 下 のほ うに 新旧 対照 表 のA 4横 の表 が ござ いま すが 、 ダブ ルク リッ プ を外 して い ただ きま すと 、ホ チ キス でと めた も のが 10 個程 度 に小 分け され て おり ます の で、 その 上か ら3 つ 目の 資料 、ご ざ いま した でし ょ うか 。 2 点の 規 定整 理を 計画 し てお りま す 。1 点は 、こ れま で 無線 局の 目的 と いう 欄の 中に 、実 は利 用 の条 件の よ うな こと を一 緒 に記 載し て おり まし た。例え ば 、 放送 業務 で (ラ ジオ マイ ク 用) とか 、 そう いっ た業 務の 目 的と いう とこ ろ に条 件を 一緒 に 記載 して おり ま した ので 、 こう いっ た条 件に 類 する もの につ い ては 周波 数の 使 用に 関す る条 件 とい う欄 が ござ いま すの で、 そ ちら に一 括し て 記載 する よう 変 更し たい とい う のが 1点 で ござ いま す。 それ か ら、 もう 1点 は 周波 数の 使用 期 限を 割当 計画 表 の中 に書 い てい るも のが 多々 ご ざい ます 。本 年 内に 使用 期限 が 満了 する もの が 9カ 所ご ざ いま すの で、 この 9 カ所 につ いて 削 除し て、 来年 1 月1 日時 点で の 現行 化を 図 りた いと いう こと で 、こ の2 点の 規 定整 備を あわ せ て行 いた いと 考 えて いる も ので ござ いま す。 本 件に つ いて 、パ ブリ ッ クコ メン ト を実 施い たし まし た ので 、そ の意 見 の概 要と 考え 方 につ いて ご説 明 差し 上げ ま す。 先ほ どの 参考 資 料の 次に 6ペ ー ジも -12- のの 別紙 と いう もの がご ざ いま す。 意 見募 集は 本年 10 月 4日 から 11 月 2日 にか けて 実 施い たし まし て 、1 1件 の 意見 提出 がご ざい ま した 。こ のう ち 9件 がア マチ ュ ア無 線に 関す る 意見 でご ざ いま した 。主 な意 見 につ いて 、ご 説 明を 差し 上げ ま す。 ま ず、 別 紙の 1番 から 3 番に つき ま して は、 アマ チュ ア 業務 への 分配 に 賛成 とい うご 意 見で ござ いま す 。 そ れか ら 、意 見の 8番 に つき まし て は、 日本 でア マチ ュ ア業 務に 分配 さ れて いる 帯域 が 国際 分配 より も 少な いの で 拡張 して ほし いと い うご 意見 でご ざ いま す。 特に 電 波利 用ホ ーム ペ ージ の情 報 検索 で検 索す ると 、 アマ チュ ア以 外 の局 は極 めて 少 ない ので 拡張 が 可能 では な いか とい うご 意見 で ござ いま す。 こ れに つい ては 考 え方 の欄 に記 載 して おり ま すが 、情 報検 索の 性 格上 、全 ての 無 線局 につ いて 検 索は 可能 とし て おり ませ ん 。平 たく 申し ます と 、例 えば 自衛 隊 の周 波数 でご ざ いま すと か、 あ るい は警 察 の周 波数 につ いて は 検索 可能 にな っ てい ない 部分 が ござ いま すの で 、そ うい っ た理 由か ら少 なく 見 えて いる とい う こと を記 載し て いる もの でご ざ いま す。 そ れか ら 、意 見の 4番 か ら7 番に つ きま して は、 これ も 大変 細か い意 見 で恐 縮で すが 、 例え ば4 番の 4 行目 でご ざ いま すが 、中 華人 民 共和 国や ロシ ア 国境 から 80 0 km 以上 離れ た 地域 では 出 力を 5W まで 増加 さ せる こと がで き ると いう ふう に 国際 分配 の脚 注 には 書い て ある ので 、国 内で も その よう に8 0 0k m以 上離 れ たと ころ では 5 Wを 認め て ほし いと いう こと で ござ いま すが 、 これ を5 Wま で 増加 させ た場 合 には 、他 国 に対 する 干渉 とい う こと では 問題 な いん でご ざい ま すが 、国 内の 他 の無 線局 と の混 信の 可能 性が あ ると いう こと で 、こ れに つい て は原 案ど おり 1 Wに した い とい うこ とで ござ い ます 。 そ の他 、 事実 関係 での 誤 認で ござ い ます とか 、そ うい っ た点 もご ざい ま すの で、 それ は 総務 省の 考え 方 とい うと こ ろに 事実 関係 の説 明 等を 記載 して い るも -13- ので ござ い ます 。 そ れで は 、最 初の 説明 資 料、 A4 縦 の資 料の 2ペ ージ 目 にお 戻り いた だ きま して 、3 番 の施 行期 日を ご らん くだ さ い。 本件 に係 るス ケ ジュ ール につ き まし ては 、答 申 をい ただ きま す れば 、速 や かに 周波 数割 当計 画 を変 更し 、官 報 に掲 載す るこ と を予 定し てお り ます 。現 行 の周 波数 割当 計画 は 本年 12 月3 1 日に 廃止 いた し まし て、 新し い 割当 計画 は 改正 無線 通信 規則 の 発効 日で ござ い ます 来年 1月 1 日よ り施 行す る こと とし た いと 存じ ます 。 説 明は 以 上で ござ いま す 。ご 審議 の ほど 、ど うぞ よろ し くお 願い 申し 上 げま す。 ○前 田会 長 あ りが とう ご ざい まし た 。 そ れで は 、た だい まの 諮 問案 件に つ きま して 、ご 質問 、 ご意 見等 あり ま すで しょ うか 。 ○原 島代 理 W RC の動 向 に合 わせ て 周波 数割 当計 画を 作 成し 直す とい う のは 当然 で、 非 常に もっ とも な こと だと 思 いま すが 、ち ょっ と 個人 的な 興味 と いう こと でお 聞 きし たい んで す けれ ども 、 今回 、割 当て の周 波 数の 下限 が9 k Hz から 8.3k Hz に なり まし た よね 。こ の下 の 周波 数、波長 が 長い 、低 い周 波 数 は、 物理 的 には すご くお も しろ い周 波 数で して 、大 地と か 水中 も通 過す る とい うこ とで 、 潜水 艦と か、 昔 、鉱 山で 使 われ てい たと いう 話 があ るん です が 、そ れは 割当 て はな くて 使っ て いる 、勝 手 に使 って いい とい う 周波 数な んで し ょう か。 ○竹 内電 波 政策 課長 い え 、そ うで は ござ いま せん 。こ の 点に つき まし て は、 もと もと 国 際分 配も そう で ござ いま す し、 国内 の割 当表 に も注 とい うこ と で記 載を して お りま して 、下 限 の周 波数 よ り低 い周 波数 帯の 割 当て では 、割 当 てが ある 周波 数 帯に 有害 な混 信 が生 じな い とい う条 件で 使っ て よろ しい と、 そ うい う条 件に し ます よと いう こ とを 書い て ござ いま すの で、 そ うい った 水中 と か地 -14- 中深 くと か 鉱山 等で 使う 場 合に は、 そ うい った 既に 高い 周 波数 で割 当て を して いる とこ ろ に悪 さを しな い とい う条 件 で使 って よろ しい と いう こと で、 利 用を 禁止 して い ると いう 意味 で はご ざい ま せん 。 ○原 島代 理 禁 止し てい る とい うわ け では ない けれ ども 、 そう いう 配慮 は きち んと され て いれ ば認 めて い ると 。 ○竹 内電 波 政策 課長 使 っ てよ いと い うこ とで すか 。こ れ まで もそ うい う こと でご ざい ま す。 ○前 田会 長 ほ かに はい か がで しょ う か。 今 回の W RC 関連 で1 2 件と 、そ れ から その 他1 件、 そ れか ら最 後に 、 その 他、 細か い 変更 があ りま し たね 。そ れ が今 回の 修正 の全 て とい うこ とな ん です ね、 てに を はの 修正 はあ る かも しれ ま せん が。 ○竹 内電 波 政策 課長 ○前 田会 長 て に をは 等は あ りま すが 、そ れが 全 てで ござ いま す 。 そ うで すか 。 あ と、 先 ほど 原島 先生 が 個人 的興 味 があ ると おっ しゃ っ たの で。 先ほ ど の中 国と ロシ ア の国 境か ら8 0 0k m云 々 と言 って いる 、出 力 の制 限が あり ま した けれ ども 、 これ はど ちら 側 のニ ーズ で そう いう 制限 をし て いる んで すか 。 何を 言っ てい る かと いう と、 例 えば こち ら から だと する と、 そ うい うよ うな 電 波が 向こ うに 届 くと すれ ば、 何 らか の情 報 を向 こう 漏ら すよ う なこ とを 禁止 し てい ると いう こ とな のか 、あ る いは 向こ う 側か らそ うい うこ と で何 らか の妨 害 をさ れて は困 る とい うふ うに 言 われ てい る のか とい う。 ○竹 内電 波 政策 課長 こ う いっ た規 定 を置 く場 合に は、 基 本的 には 中国 、 ロシ アの 国内 で 、こ の周 波数 帯 域、 ある い は隣 接帯 域で 別業 務 があ り、 それ に 対す る影 響が 生 じ得 る場 合に 、 その 距離 と 出力 の関 係で 5W で 80 0k mで 計 算い たし まし て 、入 って くる 受 信点 入力 感 度以 内で あれ ば他 業 務に 対し て混 信 が生 じな いと い うこ とで 、両 国 の国 内で の 他業 務に 対す る影 響 の除 去と いう 観 点で -15- こういった規定が置かれて、ほかにもこういったものが800kmとか、1, 00 0k m とい う距 離で 置 かれ てい る 例は ほか にも 幾つ か ござ いま す。 ○前 田会 長 相 手国 側の ニ ーズ であ る と、 そう いう こと で すね 。 ○竹 内電 波 政策 課長 ○前 田会 長 はい。 こ れま たパ ブ コメ の中 に 関連 して なの かも し れま せん 。弱 腰 外交 云々 と書 い てあ った もの で すか ら、 ど うい う関 係に ある の かな と不 思議 に 思っ たわ けで あ りま す。 済み ま せん 。 ○竹 内電 波 政策 課長 こ こ の点 につ き まし ては 、む しろ 、 国際 間の お話 で はな く、国 内 の他 業務 と の関 係で 混 信が 生じ 得る 可 能性 があ る ので、5 Wに する と 、 中国 、ロ シ アと の間 では 問 題は 生じ な いん でご ざい ます が 、国 内の 他業 務 に影 響が 行く と いう こと で、 国 内事 情で の 制約 で5 Wに しな い とい うこ とで ご ざい ます 。決 し てロ シア とか 中 国に 混信 を 起こ して 苦情 が来 る のを 心配 して 5 Wま で認 めな い とい うこ とで は ござ いま せ ん。 ○前 田会 長 逆 に日 本側 か ら勝 手に そ うい う大 きな 出力 で 情報 を流 すこ と 自体 が問 題で 、 それ を禁 止し て いる のか と 思っ たり した ので 、 そん なこ とは な いで すか 。 ○竹 内電 波 政策 課長 ○前 田会 長 そ ん なこ とは ご ざい ませ ん。 失 礼し まし た 。 ほ かに ご ざい ます でし ょ うか 。あ り ませ んか 。 そ れで は 、そ のほ かの ご 意見 、ご 質 問な いよ うで ござ い ます ので 、諮 問 第3 5号 は諮 問 のと おり 定め る こと が適 当 であ る旨 の答 申を 行 うこ とと して は いか がか と思 い ます が、 よろ し いで しょ う か。 (「異 議 なし 」の 声 あり ) ○前 田会 長 ご 異議 がな い よう です の で、そ の よう に決 す るこ とと いた し ます 。 答 申書 に つき まし ては 、 所定 の手 続 によ り事 務局 から 総 務大 臣宛 てに 提 出し -16- てく ださ い 。 以 上で 、 総合 通信 基盤 局 関係 の審 議 を終 了い たし ます 。 どう もあ りが と うご ざい まし た 。 (総 合通 信 基盤 局職 員退 室 ・資 料配 付 ) 付議されている異議申立てに関する審議 ○前 田会 長 そ れで は、 審 議を 再開 し たい と思 いま す。 付 議さ れ てい る異 議申 立 てに 関す る 審議 とい うこ とで ご ざい まし て、 最 初に PL Cに 関 する 異議 申立 て の決 定案 に 関す る審 議を 始め ま す。 先 日の 審 議で 皆様 から い ただ いた ご 指摘 をお 手元 の決 定 案に 反映 して い るは ずで ござ い ます が、山本 委員 か ら修 正箇 所の 説 明を お願 い でき れば と思 い ます 。 ○山 本委 員 そ れで は修 正 箇所 です が 、基 本的 には 字句 の 修正 です 。前 回 ご指 摘が あっ た 点に つき まし て 、ま ず、29 ペ ージ のあ たり で すが、 「 失当 」と いう 言葉 につ い てご 指摘 がご ざ いま して 、 これ につ きま して は 「是 認で きな い 」と いう 形に 直 して ござ いま す 。こ れは 2 9ペ ージ と、 それ か ら後 にも 若干 出 てく るか と思 い ます 。 あ とご 指 摘が ござ いま し たの は「 受 忍義 務」 とい う言 葉 でし て、 22 ペ ージ の5 行目 で すけ れど も、「受 忍 すべ きも の」 と いう 表現 に 改め てご ざい ま す。 そ れか ら、 「信 用で き ない 」と い う言 葉が ご ざい まし て、こ れは 30 ペ ージ の 4行 目か ら 5行 目あ たり で すけ れど も、 「 信 頼性 が高 いと 評 価す るこ とは で きな い」 とい う 表現 に改 めて ご ざい ます 。 あ と、 同 様の 箇所 が幾 つ かご ざい ま す。 以 下、 3 5ペ ージ の④ の 国際 CI S PR の記 述に つき ま して も、 現在 、 審議 がと まっ て いる とい うこ と でご ざい ま した が、 審理 時の 事 情と 現在 の事 情 を一 -17- 緒に した よ うな 表現 があ っ たの で、それ を 分け まし て、 「乙 15 5号 証 」と 書い てあ ると こ ろの 前ま では 審 理時 の状 況 、そ れで 「こ の点 に つい ては 、現 在 まで のと ころ 状 況に 変化 はな い 」と いう 形 で、 現在 の状 況と い うふ うに 書き 分 けて おり ます 。 4 0ペ ー ジの 「も っと も 」の セン テ ンス は前 回な かっ た 部分 です けれ ど も、 前回 の原 文 です と、 「 電 波監 理審 議 会の 委員 が 直接 審理 を する 可能 性が あ る」と いう こと が 見え にく くな っ てい た、 そ れが 極め て例 外的 な 場合 であ るか の よう な表 現が 使 われ てい たも の です から 、 はっ きり と電 波監 理 審議 会が 委員 に よる 直接 審理 を 行う 可能 性も あ るの だと 。 ただ 、本 件で はそ う いっ たこ とを す る必 要は ない と いう 形に して ご ざい ます 。 そ れか ら 、前 に戻 って 恐 縮で すけ れ ども 、今 の関 連で 3 9ペ ージ の( 9 )の 「な お」 と いう 最初 の段 落 です が、「付 言す る 」と 表現 を 改め てお りま す 。 そ れか ら 、最 後の 元の 付 加意 見の 部 分に つい ては 、ク リ ップ でと めて ご ざい ます 案の 最 初の 2ペ ージ 目 に要 望と い う形 にし てお りま し て、 内容 につ き まし ても 前回 出 まし た国 際C I SP R委 員 会に 関す る記 述を 若 干削 って おり ま す。 原文 では 、 3の とこ ろに 国 際的 な動 向 の記 述が あっ たの で すけ れど も、 こ れは 削り まし て 、4 のと ころ で 、後 ろか ら 3行 目の 後段 につ い ては 、現 在ま で のと ころ 国際 C IS PR 等の 国 際標 準化 機 関に よる 規格 化・ 標 準化 には 至っ て おら ず、 必ず し も議 論が 進ん で いる とい う 条件 を満 たし てい る わけ では ない け れど も、 欧州 に おい て議 論が あ るこ とは 確 かで ある と、 これ は 、元 は「 見直 し に関 する 動き が ある こと は確 か であ る」 と いう 記述 だっ たの で すが 、そ こま で 言う こと はで き ない ので 、議 論 があ ると い う漠 然と した 表現 を 使っ てお りま す 。 以 上で ご ざい ます 。 ○前 田会 長 あ りが とう ご ざい まし た 。 そ れで は 、特 に変 わっ た とこ ろは 、 今の 案の 別紙 とし て つけ たと ころ は 全体 -18- が変 更に な って いま すの で 、そ れら を 含め て何 かご 質問 、 ご意 見等 があ れ ば。 ○山 本委 員 そ れか ら、 一 つ、 当事 者 の主 張の 中で 相手 の 言い 分に つい て 「失 当で ある 」 と言 って いた 箇 所が 1カ 所 あっ たの です が、 そ こは 当事 者の 主 張な ので 直し て おり ませ ん。 ○前 田会 長 わ かり まし た 。い かが で しょ うか 。別 紙と い う形 にす るこ と につ いて 、中 に 入れ ると いう 案 もあ った わ けで すけ れど も、 こ うい う形 にす る こと につ いて は よろ しい です か 。 ○原 島代 理 大 分前 にも ち ょっ とこ こ で議 論が あっ たか と 思い ます が、 別 紙と いう 形で 、 場合 によ って は 本文 の議 決 書が どこ まで 外に 出 るの か。 外に 出 るの は決 定書 だ けだ とす ると 、 こち らで こ うい う要 望し たの が 、総 務大 臣だ け が見 て、 関係 者 は見 るこ とが で きな いと い うこ とな のか どう か 、ち ょっ と確 認 だけ させ てい た だき たい と思 い ます けれ ど も。 ○事 務局 議決 書( 案) は 大臣 に対 し て出 され ます ので 、 一応 、そ こで と まり ます 。で す から 、表 にな る とす ると 、 いわ ゆる 情報 公開 、 開示 請求 があ っ た場 合に は出 て くる でし ょう け れど も。 あ と、 もう 一つ 、こ の 要望 の中 身を 明 らか にす る方 法 とい たし まし て は、 審議 会 後に 会長 が会 見を な され ます ので 、 その とき に結 果 を伝 える とと も に、 紙を 配 るな り、 内容 を読 み 上げ るな りし て 知ら しめ ると い う方 法も ござ い ます 。 ○山 本委 員 前 回は 議事 録 にと どめ る とい う。 ○原 島代 理 会 長が 場合 に よっ ては 読 み上 げる とい う。 ○前 田会 長 こ の審 議会 の 中で 今、 読 むと 、そ うい うこ と です ね。 ○原 島代 理 読 み上 げれ ば 議事 録に 載 ると いう こと にな る わけ です ね。 ○事 務局 ○原 島代 理 そう いう こと も ござ いま す 。 や はり 、こ れ だけ は要 望 した とい うこ とは き ちん と残 った ほ うが いい と思 い ます ので 、何 ら かの 方法 を とっ てお いた ほう が いい です ね。 -19- ○榮 審理 官 ち ょっ と1 点 だけ よろ し いで しょ うか 。 ○前 田会 長 は い、 どう ぞ 。 ○榮 審理 官 中 身的 には 問 題な いと 思 って いま すが 、今 日 初め て見 せて い ただ い た 4 0 ペ ー ジ の も っ と も の 部 分 で ご ざ い ま す 。「 先 に 引 用 し た 法 8 7 条 但 書 は」 のと こ ろで ござ いま す けど 、条 文 その もの はこ うい う ふう に書 かれ て いま す。 「 審 理は 、電 波監 理 審議 会が 事 案を 指定 し て指 名す る 審理 官が 主宰 す る。た だし 、事 案 が特 に重 要で あ る場 合に お いて 電波 監理 審議 会 が審 理を 主宰 す べき 委員 を指 名 した とき は、こ の限 りで ない 。」と 書い てい ま す。そう する と、委 員 がこ の審 理 にか かわ ると い うの は、 常 に主 宰す る立 場で 指 名さ れた 委員 が 関与 する とい う こと を予 定し て いる のか な とい うふ うに 私は 理 解し たの です け れど も。 後半 の ほう のし かし 以 下は 条文 ど おり 書い てあ るの で すが 、も っと も 云々 のと ころ が 何か ちょ っと 条 文と ずれ て いる よう な表 現が あ るの かな と。 ち ょっ とご 提案 で すが 、8 7条 但 書は 、そ の 後に 電波 監理 審議 会 が指 名し た委 員 が審 理を 主宰 す る余 地も 認め て いる とい う ぐら いに して しま う と、 ほぼ 条文 の ダイ ジェ スト に なる のか なと い うふ うな 。 ○前 田会 長 電 波監 理審 議 会そ のも の がや るの では ない と いう こと です ね 。 ○榮 審理 官 え え。 審議 会 が委 員に よ る直 接審 理を 行う と いう と、 何か ち ょっ と表 現と し ては 委員 会そ の もの が直 接 やる よう な感 じに も とれ るの です が 、そ うい う余 地 も、 ある いは 理 論上 ある の かも しれ ない けれ ど も、 条文 の範 囲 でい きま すと 、 とい うふ うな 感 じで ござ い まし て、 その 後の 「 しか し」 以下 の 文に おい ては 委 員が 直接 審理 を 主宰 すべ き 理由 とな る事 情は な くと いう ふう に お書 きい ただ い て、 まさ にこ の 条文 に従 っ てご 判断 をな さっ て いら っし ゃる の かな と思 いま し たの で。 今、 ち ょっ と見 た 限り のこ とで ござ い ます が、 内容 的 には 全く 異論 は ござ いま せん 。 ○山 本委 員 案 件に より 電 波監 理審 議 会が 指名 した 委員 が 直接 審理 を主 宰 する -20- 可能 性… … 。 ○榮 審理 官 可 能性 とい う より 、余 地 と言 って も。 ○山 本委 員 主 宰す る余 地 も認 めて い ると 。 ○榮 審理 官 あ るい は「 場合 が ある こと を認 め る」と か でも よろ し いで すけ ど 。 ちょ っと 余 地だ と絞 り過 ぎ かも しれ ま せん し。 ○山 本委 員 確 かに そう で すね 。案 件 によ り電 波監 理審 議 会が 指名 した 委 員が 直接 審理 を 主宰 する 場合 が ある 。 ○榮 審理 官 こ とも 認め る 。 ○山 本委 員 す るこ とも 認 める 。 ○榮 審理 官 「 場合 があ る こと も認 め てい る」 でも よろ し いか と思 いま す 、山 本委 員が お っし ゃる とお り で。 ○山 本委 員 「 する こと も 」で いい で すか ね、「案 件に よ り」 です から ね 。 ○榮 審理 官 あ るい は「 こ とも 可能 」 でも 、そ こは 。 ○山 本委 員 わ かり まし た 。あ りが と うご ざい ます 。 ○榮 審理 官 失 礼し まし た 。 ○前 田会 長 先 ほど の読 み 上げ る云 々 は読 み上 げず に、 こ こで 決定 案の 議 決に かか わる 総 務大 臣へ の要 望 をこ の審 議 会と して この 議決 書 に添 付を する と いう こと で、 議 事録 とし ては あ ると いう こ とで いか がで しょ う か。 この 中身 に つい ては 会見 の とき に配 布す る とい うこ と でい かが でし ょう か 。よ ろし ゅう ご ざい ます か。 (「異 議 なし 」の 声 あり ) ○前 田会 長 ほ かに はい か がで しょ う か。 ○山 田委 員 緻 密に ご検 討 いた だき 、 お忙 しい 中、 あり が とう ござ いま し た。 先 ほど の 榮審 理官 ご指 摘 の箇 所で す が、 87 条但 書を 前 に持 って きた の で、 ちょ っと 文 言が どう かな と いう こと だ った と思 うの です け ど、 この 87 条 但書 -21- を後 のほ う に括 弧書 きで 入 れれ ば、 趣 旨は 伝わ るの かな と 。 ○山 本委 員 な るほ ど、 そ うで すね 。 ○山 田委 員 我 々、 審議 会 とし て本 件 を指 名委 員に よる と いう 判断 をし な かっ たと いう 趣 旨も 含め て、 「も っと も 」の とこ ろ の文 章を 、起 案 いた だい た よう に 思う ので 。 もっ とも 、案 件 によ り電 波 監理 審議 会が 委員 に よる 直接 審理 を 行う こと とす る 可能 性の とこ ろ、言 葉を 置き か えて もい いと 思 いま すが 、 「 も認 めて いる 」で 、 括弧 で、 法8 7 条但 書と す れば 。 ○原 島代 理 主 宰す る場 合 もあ る、 認 めて いる とい うの は 、こ れは 但書 で すか ら、但書 が 括弧 とい う こと は 、む しろ 、 「 認め てい る」を 除い て 、主 宰す る 場合 もあ り得 る とか 、そ うい う 表現 にな るの で しょ う。 「 認 めて いる 」の 主 語が 見え なく なっ て しま うと いう こ とで す。 ○山 田委 員 あ と、 信用 と いう 言葉 を 信頼 性等 に置 きか え てい ただ いた の は、 多分 、判 決 なん かで は同 じ 意味 だと 思 いま すが 、受 け取 る 側か らす れば 、 言葉 を替 えて い ただ いた のは 非 常に 適当 か なと いう ふう に感 じ まし た。 ○松 﨑委 員 信 用で きな い とい うと 、 全否 定と いう 感じ が しま すも のね 。 ○山 田委 員 証 拠の 信用 性 とい う発 想 から いく と疑 わし い と。 ○原 島代 理 人 格的 な問 題 を含 んで い るよ うな 感じ が一 般 的に はし ます の で。 ○山 田委 員 司 法文 書と し ては 同じ こ とか なと 。 ○原 島代 理 か つ、 今回 の 場合 、デ ー タの 信頼 性で すか ら 。 ○前 田会 長 山 本委 員、 そ の直 前に 言 われ た「 もっ とも 」 のと ころ の話 は どう しま しょ う 。主 語が ない と いう こと に 対し て、 電波 法で は とか そう いう よ うな こと で入 れ る。 ○山 本委 員 主 語が なく な って しま う とい う問 題が あり ま すか ね。 ○山 田委 員 そ うし ます と 、元 に戻 し て、 審理 官の ご指 摘 の形 で修 文い た だい て。 -22- ○榮 審理 官 私 は山 田委 員 の形 でも よ ろし いの かと 思い ま すけ ど。 法は と 書け ば、 これ は たし か全 部、 電 波法 にか け てあ りま すの で、 そ れで 括弧 書き を 後ろ に持 って い くと いう 形で 。 ○山 本委 員 そ うし ます か。「 もっ とも 、法 は 」と して 。 ○榮 審理 官 8 7条 但書 は 括弧 。 ○松 﨑委 員 文 末は 「認 め てい る」 な んで すか 、そ れと も 「こ とも 可能 と して いる 」? ○山 本委 員 「 こと も可 能 とし てい る」、 「 認め てい る」、ど っち がよ ろ しい です かね。 「 こと も認 めて い る」のほ うが 認 める 余地 が広 いよ う な印 象は あり ま すか ね。 「 可 能で ある 」よ り は、ニュ アン ス の問 題 なの でし ょ うけ ど、やや 広 い感 じ はし ます か ね。案件 によ り と言 って いる か ら、 「認 めて いる 」と書 いて も、誤 解 され る余 地 はな いで すか ね 。 ○前 田会 長 も っと 積極 的 にそ ちら を やる 感じ です かね 。 ○山 本委 員 積 極的 に言 う ので あれ ば、認め て いる とい う のが 一番 強い 感 じで 。 ○山 田委 員 「 案件 によ る 」と 「認 め てい る」 のセ ット で 押さ える ので 適 当か なと 感じ て いる ので すが 。 ○山 本委 員 「 もっ とも 、 法は 案件 に より 電波 監理 審議 会 が指 名し た委 員 が直 接審 理を 主 宰す るこ とも 認 めて いる ( 87 条但 書)。」 ○山 田委 員 下 から 3行 目 の「 上記 の 原則 の例 外と して 」 とい うの は、 こ れは あっ たほ う がい いで すか 。 ○山 本委 員 そ うで すね 、 なく ても 構 いま せん ね。 ○前 田会 長 よ ろし ゅう ご ざい ます か 。そ れで は、 今ま で 挙が った よう な ご意 見を 反映 し てい ただ いて 、 最終 的な 決 定案 を1 1月 28 日 の電 波監 理審 議 会で 決定 した い と思 いま すが 、 いか がで し ょう か。 (「異 議 なし 」の 声 あり ) -23- ○前 田会 長 そ れで は、 そ のよ うに 進 めた いと 思い ます 。 山 本委 員 には 、本 日の 委 員の ご指 摘 を決 定案 に反 映し て いた だき たい と 思い ます 。そ の 後、 メー ルで 各 委員 に事 務 局の ほう から 決定 案 を送 付し て了 承 いた だい た上 で 最終 案を 確定 す ると いう こ とで 、2 8日 にか け たい と思 いま す 。 よ ろし ゅ うご ざい ます か 。 (「異 議 なし 」の 声 あり ) ○前 田会 長 異 議が ない よ うで すの で 、そ のよ うに させ て いた だき ます 。 そ れで は 、そ の次 に株 式 会社 ひの き から 申請 され た総 務 大臣 裁定 の申 請 に対 する 拒否 処 分に 係る 異議 申 立て の決 定 案に つい て審 議を 始 めま す。 決 定案 に つい て、 山田 委 員よ りご 説 明を お願 いい たし ま す。 ○山 田委 員 松 﨑委 員と と もに 起草 委 員に 指名 いた だき ま して 、山 田か ら 簡単 にご 説明 さ せて いた だき ま す。 ま ず、 主 文に 相当 する と ころ 、取 消 しの 対象 たる 処分 に つい て、 特定 の 方法 につ いて 、 総情 域第 14 4 号と いう 、 これ が文 書番 号で 、 これ で特 定さ れ ると 思い ます の で、日付 を入 れま し て、 「 総 務大 臣が 平成 23 年 10 月2 0日 付 け総 情域 第1 4 4号 によ り行 っ た裁 定拒 否 処分 は、 これ を取 り 消す 」と いう 主 文で 準備 させ て いた だき まし た 。 そ の前 に 結論 と論 旨の 展 開に つい て は意 見書 に沿 って と いう 前提 で、 と いう 理解 でよ ろ しい です か。 ○前 田会 長 は い。 ○山 田委 員 主 文に つい て はそ うい う 形で 準備 をさ せて い ただ きま した 。 流れ につ きま し ては 、意 見書 の 目次 に沿 い まし て、 意見 に当 た る結 論部 分が 今 の主 文で ござ い ます 。 第 2、 事 実及 び争 点に つ いて 、異 議 申立 ての 趣旨 、申 立 人側 から 主文 と 同旨 の決 定を 求 める とい うこ と で準 備し ま した 。 -24- 2 以下 に つき まし ては 、 基本 的に 意 見書 その まま であ り まし て、 私が 手 を入 れた 部分 に つい て何 点か 申 し上 げま す と、 10 ペー ジ、 ⑤ のと ころ 、2 3 年以 降。 同年 2 月1 5日 に会 合 を持 った こ とは 事実 であ るが 、 その 内容 は異 な ると いう 意見 書 のと ころ 、ち ょ っと わか り にく かっ たの で、 異 議申 立人 の主 張 する 事実 と異 な ると いう ふう に 加筆 させ て いた だき まし た。 そ れか ら 、1 1ペ ージ も 形式 的な と ころ です が、 証拠 関 係の とこ ろ、 意 見書 のほ うは 何 号証 の提 出と い う言 葉を つ けて あっ たの を、 提 出さ れた 証拠 の リス トア ップ と いう こと で、「の 提 出」 を消 させ て いた だい た んで すが 、榮 審 理官 、 これ は。 ○榮 審理 官 提 出し た証 拠 と書 いて あ りま すか ら、 わざ わ ざ後 ろで 提出 と 書か なく ても よ ろし いと 思い ま す。 ○山 田委 員 あ りが とう ご ざい ます 。 そ れか ら 、7 、主 な争 点 のと ころ で 、異 議申 立人 が参 加 人の テレ ビ放 送 の再 放送 同意 を 求め たこ とに つ き、「参 加人 が協 議 に応 じず 」、 又は 両 者間 で「 協 議 が調 わな い とき 」に 該当 す るか どう か であ ると いう 意見 書 の「 どう か」 の とこ ろを 「否 か 」と いう こと で 改め させ て いた だい たん です が 、皆 様の ご意 見 があ れば 元に 戻 す、 ある いは 別 途の 表現 を ご検 討い ただ きた い と思 いま す。 そ れか ら、1 7ペ ージ 、3、 「 協 議が 調わ な いと き」に該 当 する かの( 1)の 末尾 の行 で、 「 継 続的 に一 貫 して 表示 さ れて きて いる」と いう 意見 書 の表 現を「継 続的 かつ 一 貫し て」 に改 め させ てい た だき まし た。 そ れか ら、1 7ペ ージ 、( 3)の一 番 下の 行は 山本 委員 が 入れ てく ださ っ たの です ね。 ○山 本委 員 そ うで すね 。 ○山 田委 員 山 本委 員の ご 指摘 が1 7 ペー ジ末 尾の 行の 青 字で あり まし て 、入 れて いた だ いた ほう がい い と。 この あ たり 、青 のと ころ を 山本 委員 がさ ら に手 -25- を加 えて く ださ った とこ ろ で、 起草 委 員と して はこ のと お りで いい かな と 思っ てお りま す が、 なお ご意 見 があ れば と いう とこ ろで す。 そ れか ら 、1 8ペ ージ 、( 4)「言 う べき であ ろう 」を 断 定的 な表 現に 改 めさ せて いた だ いて おり ます 。 そ れか ら 、1 9ペ ージ の とこ ろ、 こ こが 多分 、ご 意見 が あろ うか と思 わ れる とこ ろで す が、 19 ペー ジ 、上 のほ う です 、通 常の 企業 間 取引 にお いて と いう こと で、 意 見書 にあ りま す とこ ろ、 非 常識 とい うふ うに 言 うの はち ょっ と きつ いか なと 思 った もの です か ら、 「 常 識的 」を「 通常 」と いう 言 葉に 改め さ せて い ただ いた の です が、 括弧 の 頭の とこ ろ にも 通常 とあ るの で 、ち ょっ と重 な って しま って お りま して 、ほ か の方 から も ご意 見が あろ うか と 思い ます ので 、 ご検 討い ただ け れば と思 いま す 。 青 字の と ころ 、山 本委 員 がご 指摘 い ただ いた 部分 だと 思 いま すの で、 山 本委 員か らお 願 いし ます 。 ○山 本委 員 若 干書 き加 え てお りま し て申 し訳 ない ので す が、 形式 的な こ とは とも かく と いた しま して 、 これ はメ ー ルで も指 摘を させ て いた だき まし た けれ ども 、例 え ば1 2ペ ージ か ら1 3ペ ー ジの 協議 が調 わな か った とき とは ど うい う場 合な の かと いう こと の 説明 の部 分 です ね。 そ れか ら 同様 に、 先ほ ど ご指 摘の ご ざい まし た1 7ペ ー ジの 終わ りか ら 18 ペー ジの 初 めの 部分 、こ こ も協 議が 調 わな かっ たと きに 当 たる とい う認 定 が書 かれ てい る 部分 です が、 こ こを 整理 す ると 、両 者間 の同 意 がな い、 意思 の 一致 がな いと い うこ とと 、両 者 間に 現在 意 思の 一致 がな い、 し かも 今後 も客 観 的な 今ま での や りと りの 経緯 等 から 判断 し て、 とて も意 思の 一 致に 至る 見込 み がな い、 余地 が ない とい うこ と と、 それ か ら、 これ は総 務大 臣 が主 張し てい る こと だと 思い ま すけ れど も、 意 思の 一致 が ない 、協 議が 調わ な いこ とを 、当 事 者が 確認 をし た とい うこ との 3 つが あり 、 審理 官の 意見 書に お いて は、 最後 の 、意 -26- 思の 一致 が 実現 でき る見 込 みが ない こ とを 当事 者が 確認 し ない とい けな い かと いう と、 そ こま では 必要 あ りま せん と 書か れて いて 、そ れ はそ のと おり で あろ うと 。ただ 、現在 、意思 の一 致 がな いと い うこ とと 、現在 、意思 の一 致 がな く、 やり とり を した けれ ども 、 その 見込 み がな いこ とと の区 別 が、 表現 の上 で あら われ てい な いと ころ があ っ て、 若干 誤 解を 招く かと 思い ま した ので 、全 体 に、 意思 の一 致 が現 在な いと い うだ けで な く、 今ま での 当事 者 間の やり とり か ら見 て、 今後 も 、そ れが とて も 見込 めな い 状況 にな った とき を 、協 議が 調わ な かっ たも のと す る趣 旨を 明確 に させ てい た だき まし た。 そ れか ら 、こ れは 直前 の 提案 で申 し 訳な かっ たの です が 、最 後の 20 ペ ージ で行 政裁 量 の話 が出 てき ま して 、や や 唐突 な感 じが あっ た ので 、見 直し て みま すと 、こ れ は総 務大 臣の 側 が、 8ペ ー ジの 一番 上の とこ ろ で言 って いる 主 張に 対応 する 記 述で あろ うと 思 うの です が 、た だ、 8ペ ージ の 一番 上で 言わ れ てい るこ とは 、 行政 裁量 の話 で はな く、 む しろ 、総 務大 臣が 当 初、 裁定 を受 け 付け たと きに 申 立人 から 提出 さ れた 証拠 が 十分 でな かっ たの で 、裁 定申 請の 要 件を 満た すこ と を確 認で きな か った 、し た がっ て、「裁 定を 拒 否し た処 分は 適 法だ 」 とい う主 張 にウ エイ トが あ って 、裁 量 があ る、 ない とい う のは 最後 に書 か れて いる ので す が、 どう も総 務 大臣 がこ こ で言 って いる 主張 の 内容 とは 食い 違 って いる と思 い まし たの で、 そ うだ とす る と、 むし ろこ こで は 、確 かに 当時 、 そう いう 事情 が あっ たか もし れ ない 、こ れ は本 件で 直接 、そ こ まで 認定 する 必 要が ない ので 断 言は して いな い わけ です け れど も、 仮に そう だ とし ても 、こ の 異議 申立 てに 対 する 決定 の手 続 にお いて は 、手 続の 中で 出て き た当 事者 の主 張 、あ るい は証 拠 を総 合し て、 結 局、 協議 が 調わ ない 状況 にあ る と認 定し たの で ある と。 それ か ら、 当初 、総 務 大臣 が裁 定 を受 け付 けた とき に 、そ れが わか っ たか わか らな か った かと いう こ とは 本件 で は関 係が ない とい う 形に して いま し て、 国家 賠償 法 上の 違法 性云 々 とい うの は 書き 過ぎ かも しれ ま せん が、 裁量 と 言っ -27- てし まう と 、総 務大 臣が 言 って いる こ とと ずれ てし まう か と思 った もの で すか ら、 書き か えて みた とい う こと です 。 ○原 島代 理 こ この とこ ろ で、 本決 定 は異 議申 立て 手続 に おい て提 出さ れ た主 張及 び証 拠 に基 づき 協議 が 調わ ない と きに 当た る旨 を判 断 する もの であ り とい うこ とは 、 その 後の 本件 審 議の 過程 で の当 事者 間の やり と りの 経緯 とい う のは 考え てな い とい うふ うに と られ てし ま うよ うな 気が しま す けれ ども 、む し ろ、 逆な んじ ゃ ない かと いう 気 がし ます け れど も。 本決 定は 、 審議 の過 程で の 当事 者間 のや り とり の中 で、 も う協 議が で きて いな いと いう 判 断も あっ たと 。 ○山 本委 員 さ らに その 問 題が ある か と思 いま す。 これ は 今日 の資 料で 、 まさ に会 長が 指 摘を され てい る と思 うの で すが、私 がと りあ え ずこ こに 書い た のは 、 審理 官の 意 見書 に書 かれ て いる こと を 前提 にす ると 、こ う いう こと であ ろ うと いう 趣旨 で す。 仮に 、こ の 手続 の間 の やり とり まで 含め て 協議 が調 わな い 状況 にあ ると い う認 定だ とし て も、ここ に書 いた こ と自 体が お かし いわ けで は なく 、 さら に加 え て、 この 手続 に おけ る事 情 まで 考え てと 2つ 重 なっ てく ると 思 いま す。 協議 が 調わ なか った こ とを 判断 す る事 情と して 、ど の 時点 の事 情ま で 考え るか とい う 問題 が両 方あ る と思 いま す ので 、も しご 指摘 の よう なこ とを 明 確に する とす れ ば、 さら に加 え る必 要が あ るこ とに なろ うか と 思い ます 。 ○原 島代 理 実 際、 意見 書 の中 での 判 断が どう であ った か 、佐 藤審 理官 の 判断 がど うで あ った かと いう こ とに なる か と思 いま すけ れど も 、ど うな んで し ょう か。 ○山 本委 員 こ れは 意見 書 の中 に直 接 書か れて いま すか 。 ○原 島代 理 1 5ペ ージ の ⑭。 ○山 本委 員 こ こで すか ね 。 ○原 島代 理 本 件異 議申 立 ての 審理 終 結の 時点 にお いて 。 ○山 本委 員 そ うで すね 、 確か にこ こ に書 かれ てい ます ね 。 -28- ○原 島代 理 え え、 書い て いま すね 。 ○山本委員 19ページの最後の「しかし」の段落で、⑭項に記載のとおり、 「終 結日 に おい ても 」と あ るの で、 こ こに 言及 はあ るの で すね 。1 9ペ ー ジの しか しと い う部 分の 前ま で のと ころ で 、も う協 議が 調わ な いと いう 結論 は 出て いて 、し か しと いう 部分 は 、こ うし た 回答 があ った とし て も、 とい う。 ○原 島代 理 こ れは まさ に むす びの 前 の文 章で すよ ね。 ○山 本委 員 全 体と して は、( 6) の前 まで で 結論 は出 て いて、( 6) のと こ ろ で仮 に⑮ の よう なこ とを 言 った とし て も、 ⑭の よう なこ と があ るの で、 そ れは 成り 立ち ま せん とい う、 こ の文 章の 流 れは そう いう 感じ で すね 。 ○山 田委 員 意 見書 自体 は もう 調わ な い状 況に ある と。 そ れに 加え てと い うこ とで 、ま だ 引き 続き 協議 に 応ず る意 思 があ ると 言い なが ら 、バ ツだ から と いう こと で、 だ め出 しの よう な 形で これ を 使っ てい るの が意 見 書の スタ ンス で すよ ね。 ○前 田会 長 そ うで すね 。 ○山 本委 員 も しこ れを 、 むし ろ積 極 的に 協議 が調 わな い こと を根 拠づ け る事 実と して 使 うと する と、 少 しこ こは 書 き直 さな いと 。 ○山 田委 員 そ うい う決 定 案と する の か否 かと いう とこ ろ をま ずご 審議 い ただ くと いう こ とだ と思 うの で すが 。 確 かに 異 議申 立て 以降 の 後発 の事 実 を判 断の 材料 に使 う こと はで きる と 思う ので すが 、 基本 的に は申 立 て時 のほ う が大 きく なけ れば お かし いと 思う ん です ね。 とい う のは 、混 沌と し た状 態で の 申立 てを 前提 とす る 手続 かど うか と いう 部分 で、 仮 に審 理終 結の 時 点で 、い や 、ま だ協 議に 応ず る 余地 があ りま す よと 参加 人が 言 った とし ても 、 結論 は変 わ らな い案 件だ と思 う んで すね 。 ○前 田会 長 私 もこ れを 書 いて いて 、 審議 の過 程で 新た に わか った こと っ て、 ここ に書 い てあ るこ とぐ ら いし か見 あ たら ない ので 、ほ か に証 拠書 類み た いな -29- もの があ る のか なと 思っ て 、読 んで み たら ない とい うこ と なの で、 すご く 弱い なと は思 っ たん です けど 。 審議 の過 程 でさ らに 協議 が調 わ ない 、そ うい う こと がよ り明 白 にな った とい う 、そ の1 行 だけ でも いい のか も しれ ませ んけ ど ね。 ○榮 審理 官 よ ろし いで し ょう か。 ○前 田会 長 ど うぞ 。 ○榮 審理 官 非 常に 複雑 な 要素 が織 り 混じ って いる よう な 形で 、特 に2 0 ペー ジの とこ ろ はあ れで すけ れ ども 、私 は 青字 の中 のこ とで す けれ ども 、異 議 申立 人が 「協 議 が調 わな い状 況 」に ある こ とに つき 十分 な主 張 や証 拠を 提出 し なか った ため 、 総務 大臣 が、 協 議が 「調 わ ない とき 」に 当た ら ない と判 断し た こと は適 法で あ ると の趣 旨の よ うで ある と いう とこ ろで すけ れ ども 、普 通、 判 決な んか です と 、判 決釈 明的 に 趣旨 と解 す るこ とが でき ると 、 そう いう ふう に 普通 裁い てし ま うや り方 をす る こと があ り ます 。よ うで ある と いう より は、 こ ちら の審 理体 と して は、 この 主 張は こう 受 けと めた んだ よと い うこ とを 趣旨 と 解す るこ とが で きる と、 こう 読 んだ よと い うこ とを 裁断 的に 述 べて しま う。 次 のと こ ろで すけ ど、 こ うし た主 張 はと いう 裏付 けは あ るの です けれ ど も、 むし ろ、 こ この 論理 的に は 、本 決定 は 、異 議申 立て 手続 に おい て提 出さ れ た主 張及 び証 拠 に基 づき 、 「 協議 が調 わ ない とき 」に あた る旨 を 判断 した もの で ある とか 、だ か らま さに 総務 大 臣と は違 う 判断 をし たの だよ と いう 、そ れだ け のこ とな のか な と。 今の 解さ れ る部 分に 対 する 打ち 返し とし て はで すね 。あ と の裁 量の 判断 と かい うこ とに つ いて は、 ち ょっ とこ この 論理 的 には 別の 観点 な のか なと 。そ れ が混 在し てい る よう に読 め るの で、 この 2つ の 軸な り、 3つ の 軸の こと がま と めて 書か れて し まっ てい る よう な受 けと め方 を した ので すけ れ ども 。 一つ 一つ 書 かれ てい るこ と は、 多分 、 ご判 断で よろ しい の だろ うと 思う の です けど 、読 み 取り にく くな っ てい るの は 混ざ って いる から な のか なと いう ふ うに ちょ っと 受 けと めま した 。 -30- も う1 点 は、 そも そも の その 前の ペ ージ の1 9ペ ージ の 例の 山田 委員 が おっ しゃ られ た 通常 のと いう と ころ でご ざ いま すけ れど も、 こ れも 今の とこ ろ につ なが って く るだ ろう と思 い ます けど 、 佐藤 前審 理官 は括 弧 書き でお 書き に なっ たん です け れど も、 判決 で 書く とす る と、 拒否 回答 すべ き 義務 があ った こ とは 確か であ る と、 こう あっ て 、ち ゃん と 答え るべ きだ った の だと 。そ の後 、 普通 だっ たら 、 こん な放 って お くな んて こ とは あり 得な いじ ゃ ない か、 そし て 、本 件の 場合 、 「 して み ると 」と いう 判 断に つな が って いく 。だ か ら、括弧 内で は な いの では な いか と。 つま り 、義 務が あ った 。普 通だ った ら 、こ んな 放っ て おく はず ない じ ゃな いか と。 た だ、 この 括 弧内 のと ころ で、 判 決だ と、 多分 、 こう 書く と思 い ます。通 常の 取引 に おい て、一方 があ る契 約の 申 込み をし てか ら 4、 5年 も経 て いる のに 、自 社 の社 内稟 議 が終 わっ てい ない と して 明確 な回 答 をし ない など と いう こと は許 さ れな いは ず であ ると か、 一般 常 識だ と、 こん な 放っ たら かし に して 柳に 風と 受 け流 して い く拒 否的 な正 面か ら 答え ない で、 生 煮え の状 況で 放 った らか して い くな んて こ とを やっ てい なが ら 、拒 否し てな い なん て言 うな ん てい うの は許 さ れな いと か、黙視 さ れな いと か、許容 さ れな いと か 、 何か そん な ニュ アン スな の かな と。だか ら、常識 的に あり 得 ない とい うよ り も、 今さ らそ ん なこ と言 うな ん て禁 反言 と いう か、 信義 則に 反 する とい うか 、 とい うふ うな こ との 評価 的な 表 現に なる の かな と。 そう いう こ とを 前提 に、 本 決定 では もう 協 議は 調わ ない 状 況だ とい う 主張 にい つま でも こ だわ って いる の はお かし いと い う、 そう いう ふ うな 軸足 で ご判 断な さっ たの か なと 。こ の1 9 ペー ジの あた り の処 理の 仕方 と 後ろ の部 分 はつ なが って くる の かな と思 った の で、 ちょ っと だ け申 し上 げま し た。 ○原 島代 理 通 常の 企業 間 の取 引に お いて あり 得な いの か 、企 業間 の取 引 に一 番詳 しい の は会 長か と思 う ので すけ ど 。 ○榮 審理 官 企 業じ ゃな く ても よろ し いの かな と。 -31- ○前 田会 長 そ うで すね 、 何回 催促 さ れて も回 答し ない と いう こと は拒 否 の意 思を 示し て いる のと 同じ こ とで ある と いう こと は言 える と 思い ます ね。 ○山 田委 員 こ こで 言い た いこ とは 何 かと いう と、 18 ペ ージ の( 4) の 頭の とこ ろに 対 して の評 価で す よね 。つ ま り、 何回 も何 回も 積 極的 に申 し入 れ しな かっ たじ ゃ ない かと いう こ とに 対し て 、答 えを 待っ てい る 間、 待た され て いる 間だ とい う こと で言 って い るの で、 も う少 し簡 潔に 削っ て もい いの かな と いう 気は しま す ね。 ○山 本委 員 私 は、 ここ は 削っ てい い ので はな いか とい う 感じ がし て、 確 かで ある とい う とこ ろま でで は っき り言 っ てい るこ とで すの で 、あ えて そう い う人 によ って 受 けと め方 が変 わ るよ うな フ レー ズを 使う のは 。 ○原 島代 理 あ る種 の企 業 間で はあ り 得る とか 。 ○山 本委 員 結 論を 出す の に必 要な フ レー ズで あれ ば残 す 方向 で考 える べ きだ と思 いま す が、 必ず しも そ うで もな い 感じ がし ます 。 ○山 田委 員 確 かで 「あ る 」で 切っ て しま って 、括 弧以 下 を削 って して み ると で、 ここ で 言い たい こと は 何か とい う と、 積極 性が ない と は言 えな いと い うこ とを 。 ○原 島代 理 文 脈か ら言 う とそ うな の です が、 今の ご指 摘 は、 むし ろ、 決 定に それ が一 番 大き く影 響し て いる ので は ない かと 。つ まり 、 これ だけ 長い 期 間が ある ので 、 もう それ は協 議 が調 わな い とい う。 ○山 田委 員 た だ、 「 5 年近 くも 」とい うと こ ろは 、そ の前 に も出 てき て いま す し。 ○原 島代 理 4 年9 カ月 間 、協 議が 調 わな いこ とは 明白 で ある と。 ○山 本委 員 こ れは 直接 に は異 議申 立 人側 が協 議し てく れ とし か言 って い なく て、 18 ペ ージ の( 4) の 最初 です け れど も、 積極 的に 、 例え ば自 分は こ うい う条 件が あ るか らど うだ ろ うか とい う とこ ろま で積 極的 に 協議 をす るこ と まで -32- はし てい な いと 、ど うな っ てい るの か とし か言 って ない 。 それ では 不十 分 では ない かと い う主 張に 対し て 、何 も回 答 して いな いの だか ら どう なっ てい る のか とし か言 え ない じゃ ない か とい うこ と です ね。 ○原 島代 理 確 かに 4年 9 カ月 とい う のは 前の ほう にし っ かり 書い てあ る わけ です から 、 ここ の文 脈か ら はこ この 文 章は 、こ の括 弧内 は 除い ても いい か もし れま せん 。 ○山 本委 員 5 年間 、そ れ が続 いた こ とと 、そ の後 でデ ジ アナ 変換 の暫 定 措置 でど うか と いっ たこ とが セ ット にな っ てい て、 デジ アナ 変 換の 暫定 措置 、 経過 措置 でと い った こと は、 協 議を 継続 す る意 思で はな く、 単 に諦 めさ せよ う とい う意 思で あ った と認 定し て いる ので す ね。 ○前 田会 長 そ れで は、 こ の部 分は 削 る方 向で 。 ○原 島代 理 そ の点 はそ れ でよ ろし い でし ょう か。 ちょ っ と元 に戻 って 、 むす びの 中に あ る文 章で すけ れ ども 、総 務 大臣 は云 々と いう の は、 ちょ っと む すび の中 にこ れ がわ ざわ ざ取 り 上げ られ て いる とい うこ とに ち ょっ と違 和感 が あり まし て、 場 合に よっ ては 前 のと ころ の 6の 次の (7 )と い う形 で書 いて も 、あ るい はい い のか なと 。む す びだ と、 何 かち ょっ と強 過ぎ る よう な。 ○山 本委 員 確 かに 総務 大 臣や 参加 人 の主 張に 対し て答 え てい る項 目が ず っと 続い てい る ので、( 4)、(5 )、(6 )の 最後 に 手続 全体 に かか わる こと と して 。 ○原 島代 理 ち ょっ と表 現 が少 し変 わ るか もし れま せん け れど も。 ○山 本委 員 表 現は 、先 ほ ど直 前に 慌 てて 書い たも ので す ので 、全 然練 れ てい ない もの で 、申 し訳 ない で す。 ○原 島代 理 む すび は非 常 に単 純に し て、上と 下を つな げ て、 「 協議 が 調わ ない とき 」に 該 当す る状 況に あ る、 と認 め るこ とが でき る。 よ って 、本 件裁 定 申請 はと つな げ ても おか しく な いよ うな 気 はし ます けれ ども 。 ○松 﨑委 員 7 にあ った ほ うが すっ き りし ます ね。 -33- ○山 本委 員 さ きほ どの 異 議申 立て 手 続の 間の 発言 です ね 、そ れを どう 位 置づ ける かと い うと ころ は実 質 的な 話に な りま すの でど うす る のか と。 ○山 田委 員 判 断し ます と すれ ば、 む すび じゃ ない とこ ろ で触 れた ほう が いい です よね 。 むす びに つい て は、 上記 の とお り、 本件 の再 放 送同 意申 込み に 関し ては 、異 議 申立 人と 参加 人 との 間で 「 協議 が調 わな いと き 」に 該当 する 状 況に ある 、と 認 める こと がで き る。 よっ て 、本 件裁 定申 請は 放 送法 云々 の要 件 を満 たし てい る から 、こ れを 認 容し なか っ た本 件裁 定拒 否処 分 は、 取消 しを 免 れな いと 。こ れ だけ にす る。 ○原 島代 理 そ のほ うが シ ンプ ルだ と いう 気が しま すね 。 ○山 田委 員 そ うす ると 、 山本 委員 が むす びに 入れ てい た だい た青 字の と ころ を( 7) で 書く かど うか で すね 。 ○山 本委 員 書 くか どう か です ね。 ○山 田委 員 こ れに つい て 、判 断を 示 した とこ ろは 全く な かっ たで すか ね 。 ○山 本委 員 直 接に はな か った よう に 。で も、 どこ かほ か のと ころ に入 れ たほ うが、落 ち着 きが い いか もし れ ませ ん。代替 案ま で考 えて い なか った ので す が。 ○前 田会 長 さ っき の、 ち ょっ と話 が また 元に 戻る かも し れま せん 、私 の 言っ たも のを も し入 れる とす れ ばと いう こ とで、( 6)のと ころ で、最 後の パラ グ ラ フの とこ ろ 、し かし 、参加 人 云々 って あり ま す よね 。そ の とき に 、上 記2( 1) 云々 記載 の とお りと いう 、 その 修飾 語 とし て、 この 審議 の 過程 で新 たに わ かっ た事 実と し てと いう 上記 2( 1)の ⑭項 に記 載 のと おり 、終 結 日に おい て… … 、 わか りま す か。 ○山 田委 員 こ の3 行を 1 9ペ ージ の 4行 目。 ○前 田会 長 下 から 8行 目 の右 側の ほ うか ら上 記2 (1 ) の⑭ 項に 記載 の とお り、 これ は 新た に意 思が な いこ とが わ かっ たと 言っ てい る とこ ろで すよ ね 。で すか ら、 こ れの 修飾 語と し て、 審理 の 過程 にお いて 新た に 上記 2何 とか 何 とか -34- って いう の が、 それ と語 尾 を変 えな き ゃい けな いの です け ど。 その 2行 下 の意 思を 明示 し てあ りと いう と ころ 、意 思 が明 らか にな って お りと かと って い う。 ○山 田委 員 2 (1 )の ⑭ と内 容は 一 緒で すね 。1 5ペ ー ジの ⑭、 これ を 上記 2( 1) の ⑭項 に記 載の と おり とあ る ので 、同 じこ とが 重 なっ てし まう … …。 ○前 田会 長 そ うじ ゃな く て、 言っ て いる のは 審理 の過 程 でと いう 、そ の 一言 だけ なの で すよ 、意 味が あ るの は。 だ から 、上 記2 (1 ) とい うと ころ は その まま 残し て 、そ の前 に審 理 の過 程で 新 たに 上記 2何 とか 何 とか に記 載の と おり とい うこ と と、 その 2行 下 ぐら いに 明 示し てい ると いう の は、 明ら かに な った とい うか 、 変わ った とい う 意味 合い が 出る よう な表 現を す れば いい かな と 思う んで すけ れ ども 。 ○松 﨑委 員 そ うす ると 、 青字 の部 分 とい うの は、 その 前 に入 れな いと 。 ○前 田会 長 そ うで すね 。 ○松 﨑委 員 協 議が 調わ な いと いう 、 (5 )の下 。新し い(6 )に 青字 を入 れ て、 そし て今 の (6 )が (7 ) にな って 、 新た にわ かっ たこ と とい うふ うに 線 引き する 。 ○山 田委 員 済 みま せん 、 まず 、会 長 ご指 摘の 点は 、1 9 ペー ジ( 6) の 4行 目、 しか し 、参 加人 に協 議 継続 の意 思 が残 って いる とし て も。 ○前 田会 長 そ うで す、 そ の後 です ね 。 ○山 田委 員 審 理の 過程 で 新た にを 加 えて 、上 記2 (1 ) の⑭ 項に 記載 の とお り、 参加 人 は本 件審 理の 終 結日 にお い ても 、デ ジタ ル放 送 以下 明示 して い るの であ り。 ○前 田会 長 し てい ると い う意 思が 明 らか にな って おり と いう 。 ○原 島代 理 デ ジタ ル放 送 の同 時再 放 送に つい ては 同意 し てい ない 旨の 意 思が 明ら かに な って おり 。 ○前 田会 長 え え。 過程 で 明ら かに な った と、 そう いう こ とで すか ね。 -35- ○山 田委 員 意 思が 明ら か にな り。 ○松 﨑委 員 そ れか ら、 そ の解 決の 方 向が 異議 申立 人と 全 く異 なる こと が 明ら かで ある と いう 、長 いか ら この 辺で 切 って 。 ○前 田会 長 ど こか で切 ら ない とい け ない かも しれ ませ ん 。 ○松 﨑委 員 ち ょっ と明 ら かが ダブ る 、重 複す るの で。 ○前 田会 長 そ うで すね 。 ○原 島代 理 そ れに つい て は、 また 考 えて いた だく とい う こと でい いん じ ゃな いで すか 。 ○松 﨑委 員 明 示し てい る ので 明ら か だと 。 ○山 本委 員 ( 4)、(5 )、(6 )の 部 分は 、主 張に 対す る 応答 であ って 、 積極 的に 協議 が 調わ ない とき に 当た ると 言 って いる のは (2 ) のと ころ です 。( 2) を受 けて 、( 3)のと ころ で 法的 に評 価 する と協 議が 調う 状 況に なか った と 言っ てい るの で 、事 実と して の 根拠 で、 一 番中 心に なっ てい る のは (2 )の 部 分で す。です から 、もし 強調 する の であ れば 、( 2 )の 最後 のと こ ろで 、ず っと 同 意 する 意思 は 示さ れて いな い 、そ れは 本 件異 議申 立て の審 理 終結 時ま で変 わ って いな いと い う言 い方 をし て いる ので す が、 その 前の とこ ろ も自 主的 に諦 め るだ ろう と期 待 して いた 節が 推 認で きる と いう 言い 方を して い ます ので 、要 す るに そう いっ た 態度 が審 理終 結 時に は、さき ほど の ⑭の よう に 意思 とし て示 さ れた 、 明白 にな っ た、 明ら かに な った とい う ふう に論 理を 運ぶ と 、そ の当 時、 や る気 がな かっ た こと が後 の態 度 から 明ら か にな りま した とい う 言い 方に なり ま す。 ○事 務局 実は 甲5 6号 の 2号 証で ひ のき の代 理人 宛て に 参加 人の ほう か らの 回答 で、 今 回明 らか にな っ たも のと 同 趣旨 のこ とが 内容 証 明の ほう で送 ら れて いる ので す ね。 ○前 田会 長 ○事 務局 そ の時 点で ? 23 年6 月の 段 階で 。こ の 主張 と同 じこ とを 審 理の 終結 場面 で 参加 -36- 人の ほう が 申し 出た ので 、 新た に明 ら かに なっ たと いう よ りは 、そ れが 再 確認 され たと い うこ とで しか な いか と。 ○山 田委 員 意 見書 のス タ ンス はそ う いう ふう に。 ○山 本委 員 ⑬ のこ れで す ね。 ○事 務局 ○山 本委 員 ○事 務局 はい 、そ うで す 。 ち ょっ と違 う か。 これ は ひの きが 言っ たこ と ? ええ 、向 こう が 。 ○山 本委 員 向 こう が言 っ てき たの だ けれ ども 、こ ちら は …… 。 ○山 田委 員 こ れは ⑬の こ とで すよ ね 。 ○事 務局 ○山 本委 員 ○事 務局 ○原 島代 理 ⑬で す。 こ れで すよ ね 。要 する に 、こ れ以 外に は困 難 であ ると 。 この 部分 が全 く 同じ で何 ら 受け 入れ の余 地は 。 ⑬ と⑭ は趣 旨 が違 うか ど うか 。困 難で ある と いう 回答 と意 思 はな いと いう 違 いが ある かど う か、 そう い うこ とで すね 。 ○山 本委 員 意 思は ない と いう こと は 困難 であ るこ と。 ○榮 審理 官 拒 否で すね 。 ○原 島代 理 意 思は ない は 客観 的拒 否 、困 難で ある とい う のは 客観 的事 実 を言 って いる に すぎ ない 。 ○榮 審理 官 外 交的 修辞 用 語な のか も しれ ませ んけ ど。 ○原 島代 理 意 思は ない は 完全 な意 思 です 、こ れは 。 ○山 田委 員 困 難で ある と いう 表現 は 事実 上拒 否だ とは 思 うん です けれ ど も、 一応 分け た ほう が無 難な よ うに 思い ま すね 。 ○原 島代 理 そ う思 いま す。し たが って 、⑭ は⑬ と必 ずし も 同じ 意味 では な い、 厳密 に言 う と違 う。 分け て 考え て。 ○山 田委 員 関 西と 東京 で は受 け取 り 方も 違う とい う言 葉 です ので 。 -37- ○山 本委 員 そ うで すね 、 今、 ご指 摘 があ った ので すが 、 ⑭と ⑮が 、多 分 、⑬ と⑭ を対 比 する ため に⑬ 、 ⑭と 並べ て ある ので すが 、時 系 列か ら言 うと 、 ⑬、 ⑮、⑭の 順番 な ので すね 。⑭ は、審 理終 結の 時 点だ から 、つ い この 間で すよ ね 。 ○山 田委 員 そ うで すね 、 ちょ っと ⑭ と⑮ 、文 章を 入れ か えた ほう が。 ○原 島代 理 わ かり やす い か。 ○山 田委 員 ほ かは ちゃ ん と時 系列 で 来て いる こと をち ょ っと 確認 しな い と。 ○山 本委 員 な おと いう 形 でつ なが っ てい るの です が、 こ こだ け「 なお 」 にし て分 ける 意 味が ない とす れ ば、 入れ か えた ほう がい いで す よね 。 ○山 田委 員 「 なお 」を 取 って 、⑮ を ⑭に し、 ⑭を ⑮に す るこ とで 、不 都 合な けれ ば、 ち ょっ とそ のほ う が。 ⑬ま で は時 系列 で来 てい ま す。 ○山 本委 員 そ うで すね 、 そう した ほ うが 、⑮ のと ころ で は、 いや 、ま だ 協議 は終 了し て いな い、 可能 性 があ る云 々 と言 って いる けれ ど 、⑭ では もう 意 思は ない と言 っ てい るの で、流れ と して はや はり 入 れか えた ほ うが よさ そう で すね 。 ○山 田委 員 そ うで すね 。 ○原 島代 理 基 本的 な方 針 は、 私は 賛 成で すの で、 ちょ っ とそ れを 入れ か えた とき に、 細 かい てに をは が どう なる か とか 、そ うい うこ と が起 こり 得る と 思い ます が、 こ れは ちょ っと 検 討し てい た だい て、 メー ル等 で 伺う よう にし た らい かが でご ざ いま しょ うか 。 基本 的な 、 この 審議 会の 審議 と して は細 かい と ころ まで 全部 で なく ても いい よ うな 気が い たし ます 、方 針が き ちん と出 れば 。 ○山 田委 員 む すび は、 山 本委 員に 青 字で 入れ てい ただ い たと ころ を削 っ て、 その 削っ た もの をど うす る かに つい て 、ま だち ょっ と結 論 が出 てな いと 思 うの です が。 ○松 﨑委 員 ( 6) の前 に 入れ るの で はな いで すか 、青 字 の部 分を 入れ る 。そ うす ると 、( 6) ま でが 協議 が 調わ なか った 。 ○山 田委 員 私 は6 の次 に (7 )で も いい と思 うん です が 。 -38- ○山 本委 員 内 容か ら言 う と、手続 の話 で、事実 がど うだ っ たか とい うの が( 6) まで のと こ ろで、 ( 7)は事 実が ど うだ った か とい うよ り は、むし ろ、手続 な の で、( 7 )で いい か と。 ○山 田委 員 む すび の前 に (7 )で 。 そし て、 その 文章 に つい ては 。 ○山 本委 員 ち ょっ と考 え ます 。 ○前 田会 長 読 んで いて 、 意味 がわ か らな かっ たと ころ が 。1 6ペ ージ の ②の 終わ りの ほ うな ので すけ ど 、a 、b 、 c、 dと 、そ れぞ れ 同意 を得 たと い った 際に 、そ の 都度 、そ こか ら です が、 そ の旨 を参 加人 に対 し 報告 して 、再 送 信の 同意 を得 た って、こ の同 意っ て 何の こと なの か なと 思っ た ので すが 。そ の都 度 、 参加 人に 報 告し て。 ○山 田委 員 求 めた でし ょ うね 。 ○前 田会 長 そ うと 私は 思 いま した 。 ○原 島代 理 こ れは 元々 の 主張 です か ら、 委員 の私 たち は 元を ちゃ んと 見 ない とわ から な いで すね 。 ○松 﨑委 員 異 議申 立人 の 心を ちゃ ん と確 認し て。 ○原 島代 理 確 認し ない と 、類 推す る わけ には いか ない 。 ○事 務局 要請 した です ね 。こ の部 分 にな ろう かと 。 ○山 本委 員 そ うで すね 、 要請 です ね 。 ○榮 審理 官 今 のと ころ は、 「こ れ らの 主張 を」とか、 「 これ らの 事実 を」と か。 ○山 本委 員 「 これ らを 」 とい うと こ ろで すね 。 ○榮 審理 官 こ れら の主 張 を直 接に 裏 付け る証 拠は ない 。 要す るに 、a 、 b、 c、 dは 全 部、 裏付 け証 拠 はな いよ と 、こ うい うこ とを 言 って いる わけ で しょ う。 ○原 島代 理 こ れら の要 請 を行 った こ とを 直接 裏付 ける 証 拠は ない 、意 味 的に はそ うだ と 思い ます けれ ど も。 -39- ○山 本委 員 ま あ、 そう で すね 。 ○原 島代 理 誤 解を 生じ な い表 現で あ れば 、結 構だ と思 い ます 。 ○前 田会 長 ど うで しょ う か、 ほか に 。 ○雨 宮審 理 官 もし 内容 に つい て、 特 にな いよ うで した ら 、ち ょっ と。 こ の異 議申 立書 を もう 一度 改め て 読み ます と 、異 議申 立て の趣 旨 のと ころ に、 異 議申 立て に係 る 処分 を取 り消 し 、再 送信 同 意を すべ き旨 の裁 定 を求 める と、 後 段が つい てお り ます 。こ の決 定 案で は、 自 明の こと とし て処 分 の取 消し まで し か触 れて ない ん です けれ ども 、 再送 信同 意 をす べき 旨の 裁定 を 求め ると いう こ とに 対し て、 こ れを 却下 する こ とを 明示 的 にむ すび なり 、主 文 なり に書 いた ほ うが よろ しい か どう か。 自明 の こと とし て 意見 書に は書 かれ て いな かっ た。 調 書を 読み ます と 、こ うい うこ と があ るけ れ ども 、今 回の 審理 で はそ れは 対象 外 です けど 、よ ろ しい です かと い うや りと り はあ るん です が、 こ の審 理官 の意 見 書で はそ こま で 言及 した 内容 に はな って い なか った ので 改め て 確認 いた だき た いと 思い ます 。 ○山 田委 員 ○雨 宮審 理 官 主 文に 盛り 込 めと いう ご 趣旨 です か。 いや 、い ず れの 方法 も ある のか なと 。異 議 申立 書に は再 送 信同 意す べき 旨 の裁 定を 求め る と書 いて お りま すの で、 それ に つい ては 却下 す ると いう こと 。 ○原 島代 理 裁 定を 求め る と。 ○山 本委 員 行 政不 服審 査 法上 は処 分 に対 して 異議 申立 て をす ると いう 形 にな って いて 、 訴訟 のよ うに 取 消請 求と 変 更請 求が はっ きり 区 別さ れて いな い ので はな いか と 。異 議申 立て に 対す る決 定 の場 合に は処 分の 変 更を 行う 決定 ま でで きる ので す が、 ただ 、不 服 申立 てに 対 する 回答 とし ては 、 これ でい いよ う な気 がす るの で すけ ど。 ○原 島代 理 要 する に、 門 前払 いを し たこ とに 対す る回 答 です よね 。 -40- ○山 本委 員 訴 訟の 場合 で すと 、義 務 付け 請求 はは っき り 区別 して 立て ら れる ので すけ ど 、異 議申 立て の 場合 はそ う では ない …… 。 ○原 島代 理 誤 解さ れな い よう に、 こ こで はこ の判 断し か して ない とい う のは 明記 した ほ うが いい かも し れな い。 ○山 本委 員 え え、 主文 と いう より は 、2 0ペ ージ の最 後 のな お書 きで 書 いて ある のが 、 いわ ば回 答だ っ たわ けで す ね、 おそ らく 。申 立 人が 言っ てき た こと に対 して 、 もう 一回 やり 直 しま すと 。 だか ら、 もし この 趣 旨を 明記 する と すれ ば。 ○榮 審理 官 佐 藤前 審理 官 がこ れは 申 立て 対象 外で すと 言 った とす ると 、 その 時点 でこ の 申立 ての 趣旨 は いわ ば訂 正 させ てし まっ た、 取 り消 すこ とだ け しか 求め てな い 、余 計な こと を 書い てあ る 。そ れが ちょ っと 審 理の 記録 に残 っ てい るか どう か わか らな いん で すけ ど、 取 り消 すこ とだ け。 確 かに 取り 消す こ とだ けし か意 味 がな いと 、山 本 委員 と同 じ です けど 、た だ、 形 式上 残っ てい る とす ると 、行 政 不服 審査 の場 合 でも 、や は り申 立て 主義 です の で、 申立 てが あ った ら、 一応 、 問い に対 して は 答え なき ゃ いけ ない とい うオ ウ ム返 しの あれ は あり ます ね。 で すの で、 撤回 さ せた とい う こと がど こか に記 録 に残 って いれ ば 何も する 必要 は ない ので すけ ど 。 ○山 本委 員 そ うで すね 、 記録 を調 べ たほ うが いい です ね 。 ○榮 審理 官 「 ここ での 審 理に おい て は判 断い たし ませ ん ので」、「 はい 、 済み ませ ん」 っ て言 った ので 、 全部 縮小 し たと 入れ れば いい の か。 ○雨 宮審 理 官 ○榮 審理 官 議事 録は 相 手側 の確 認 をと って いる もの で はな いの で。 判 決釈 明の と きに 、主 文と 同趣 旨 の決 定を 求 める と書 いて あ れば 、 再送 信は す べき 旨の 裁定 を 求め ると い う部 分は 申立 てて な いと いう こと に 読め ます ね。 ○山 田委 員 そ の前 提は 、 意見 書に 上 記第 1と 同種 の決 定 を求 める とあ っ たの -41- で、 推察 し て書 いた とい う こと では あ るの です が。 ○榮 審理 官 手 続の 明確 性 とい う意 味 では どこ かに 残し た ほう がと いう の もあ りま すけ れ ども 、こ の裁 定 の部 分ま で 書く かど うか 。書 い ても 、一 応、 ど こか に蛇 足的 に 。 主 任審 理 官は 異議 申立 人 に対 し、 本 件審 理で は総 務大 臣 が異 議申 立人 の 再放 送に 係る 話 し合 いに 同意 す べき だと か 、同 意す べき でな い とい う点 は審 理 対象 にな らな い と考 えて いる 、 そこ で云 々 整理 して いた だき た いと いう こと で 残っ てい ます の で、 一応 記録 上 、そ の手 続 に対 して 、異 議と か いう こと は出 て いま せん から 、 まあ 、整 理さ れ たと 。あ と は内 部的 なこ ちら の 問題 だけ でし ょ うか ね。 ○原 島代 理 決 定案 の中 に はそ れは 記 す必 要は ない 。 ○山 本委 員 も し、 そこ ま で縮 減し て いる とす れば …… 。 ○榮 審理 官 一 応、 佐藤 審 理官 はこ こ は対 象に しな いと 書 いて あっ て、 そ れに 異議 なく 。 ○原 島代 理 ○事 務局 そ れは オー ソ ライ ズさ れ てい る書 類? 調書 です 。 ○榮 審理 官 外 に出 てい る わけ です ね 。 ○山 田委 員 審 理対 象外 と する 手続 は 審理 の中 で踏 まれ て いる とい うこ と でよ ろし いで す ね。 ○榮 審理 官 こ の申 立書 自 体は 今も 生 きて いる だと すれ ば 、答 える かど う かと いう 問題 も 出て くる ので す けど 。 ○原 島代 理 そ れが 生き て いる かど う かと いう 判断 はど こ で。 ○榮 審理 官 い や、 だか ら 、佐 藤前 審 理官 とい う意 味で し ない と。 ○山 田委 員 対 象外 とい う こと に対 し て承 知し まし たと か 。 ○原 島代 理 そ れも 申立 人 も認 めて い ると 。 -42- ○榮 審理 官 異 議を 全然 言 って ない で すか ら。 黙示 の承 諾 があ って 。 ○山 本委 員 黙 示の 承諾 な ので すね 。 ○山 田委 員 取 下書 があ れ ばあ りが た かっ たの です が。 ○榮 審理 官 あ とは 決定 書 渡す 前に 訂 正印 を押 させ れば 一 番い いん です け どね 。 削除 して 。 ○山 本委 員 い ずれ にし て も、 それ は …… 。 ○榮 審理 官 あ とは 主文 の とお りっ て 書か ない で、 異議 申 立て 処分 の取 り 消し を求 める と もう 一度 、書 き 直す かど う かだ ね。 ○原 島代 理 前 段だ けの こ とを ちゃ ん とき ちん と書 く。 ○榮 審理 官 申 立人 の申 立 ての 趣旨 は こう であ る、 同じ こ とで すけ れど も 。論 理的 には 前 のも のと 同じ 意 味で す。 ○原 島代 理 誤 解を 生じ て 、後 にト ラ ブル が生 じな いか と 、そ れだ けだ と 思い ます けど ね 。 ○山 田委 員 事 実上 、異 議 申立 人は 認 容判 決で すよ ね。 それ に対 し て本 訴提 起と い うの はな い よう に思 いま すね 。 じゃ あ、 総務 省 のほ うで とい う と、 省内 の資 料 でそ こを 落 ちた 過程 は確 認で き ると 。 ○榮 審理 官 異 議申 立人 の 主張 の最 後 のと ころ で、 再送 信 を同 意す べき 旨 の裁 定を 求め る 旨の 記載 部分 に つい ては 審 理の 対象 とし ない こ と、 異議 ない 旨 述べ て、 手続 中 の出 来事 とし て こち らが 書 いて おけ ば、 雨宮 審 理官 のご 指摘 に も正 面か ら答 え るこ とに はな り ます 。 ○山 田委 員 そ れを 入れ る とす れば 、 4ペ ージ の( 3) 本 件異 議申 立て の とこ ろで す。 ○榮 審理 官 5 ペー ジの 最 後で す。 ○山 田委 員 そ うで すね 、 5ペ ージ の 最後 のよ って 云々 、 再放 送同 意を す べき 旨の 裁定 を すべ きで ある と 。こ のと こ ろで 一言 触れ て。 -43- ○榮 審理 官 再 放送 同意 す べき 旨の 裁 定を せよ とい う部 分 はこ ちら の審 査 会の 審理 の対 象 外な わけ です よ ね。 これ を その まま 異議 申立 書 に書 いて いた の で。 ○山 田委 員 触 れる 、触 れ ない につ い ては いか がい たし ま しょ うか 。 ○原 島代 理 う まい 表現 が あれ ば触 れ てお いた ほう が混 乱 は少 ない だろ う とは 思い ます け れど も。 ○山 田委 員 親 切で はあ る 。触 れる と すれ ば、 4ペ ージ の (3 )の とこ ろ に審 理の 過程 で 。 ○榮 審理 官 こ のよ って 書 きの とこ ろ が総 務大 臣は と書 い てあ るか らお か しく なる のか な 。 ○原 島代 理 「 よっ て総 務 大臣 は取 り 消す べき であ る」 で 問題 ない んだ け ど。 ○榮 審理 官 取 り消 すの は 自分 で取 り 消せ とい う話 じゃ な いで すよ ね。だか ら、 よっ て本 件 裁定 処分 は取 り 消さ れる べ きで ある とい うこ と に。 主張 は拒 否 した こと しか 書 いて あり ませ ん よね 、こ こで は。 「よ って 本件 裁 定拒 否処 分は 取 り消 され るべ き であ る」 でま と めれ ば、 申 立て の趣 旨は 成立 す るこ とに なる 。 ○原 島代 理 本 当に 申立 人 は審 理ま で ずっ と行 って きた と いう ふう に言 う かど うか 。も し 言っ てい ると す れば 、場 合 によ って は、 今度 、 最後 の結 論の 前 あた りに なお み たい な形 でつ け 加え ると い う手 もあ りま すね 。 ○榮 審理 官 で も、 山田 委 員が おっ し ゃる よう に認 容で す から 、文 句は 言 わな い。 ○雨 宮審 理 官 この こと に 気が つい た のは 、総 務省 側か ら 仮に こう いう 結 論に なっ た場 合 に、 今後 、裁 定 に入 って い きま すの で、 この 判 断が 同意 のほ う に偏 った 裁定 を 求め るよ うな 決 定案 にな る のか なら ない のか と いう のは 非常 に 気に して いた の で、 私も ちょ っ と。 ○原 島代 理 何 も言 って な いと いう の が本 当で すよ ね。 ○榮 審理 官 本 件裁 定拒 否 処分 は取 り 消さ れる べき であ る と。 -44- ○原 島代 理 裁 定拒 否に 対 する もの で すか ら、 裁定 に対 す るも ので はな い ので すね 、こ れ はね 。 ○前 田会 長 そ うで すね 。 ○山 田委 員 再 放送 同意 を 求め てい た のだ と言 われ たと き には 、審 理の 記 述調 書に 記載 の 部分 を示 して 整 理さ れて い ると いう こと を説 明 すれ ばい いと 。 ○榮 審理 官 そ のこ とは 、 裁定 の申 請 のと ころ は3 ペー ジ 以下 に書 いて あ りま すよ ね。 だ から 、再 放送 同 意を すべ き 旨の 裁定 を求 めた と いう のを 書く の であ れば 、3 ペ ージ の( 2) の 5行 目、 当 事者 間で 協議 が調 わ ない とし て、 再 放送 同意 をす べ き旨 の大 臣裁 定 を求 めた と 、を 申請 した 。 ○山 田委 員 こ れは 元々 の 申請 であ っ て、 異議 申立 ての 対 象が 何か とい う こと とは 別。 ○榮 審理 官 異 議申 立て の 対象 はあ く まで 再送 信同 意を す べき 旨の 裁定 。 同意 をし ない 旨 の裁 定は ない わ けで すか ら 、異 議申 立て の対 象 はな いの です ね 。 ○山 田委 員 い や、 それ に 対し て、 先 ほど 山本 委員 が行 政 不服 審査 の場 合 は裁 定拒 否処 分 を取 り消 しプ ラ スこ うし ろ とい うと ころ まで 求 めら れる 。 ○榮 審理 官 私 が申 し上 げ たの は、 と にか く形 式的 に申 立 ての 趣旨 に前 提 とな る処 分が な い不 適法 な行 政 不服 申立 て があ って も、 一部 、 お答 えす べき 前 提が ない から 、 不適 法な 不服 申 立て 処分 だ から 。本 件の 場合 だ と、 主文 だと 、 もし この 申立 て が対 象と して 残 って いる と する と、 取り 消す と いう 旨の 認容 の 主文 と、 それ か ら後 段の 再送 信 同意 をす べ き旨 の裁 定を 求め た 部分 の不 服申 立 ては 元に なる 対 象が ない から 不 適法 な申 立 てで 却下 と。 だか ら 、認 容と 却下 の 2行 の審 判に な る、 判決 理由 だ とそ うな り ます し。 ○山 田委 員 そ れに つい て 、後 半の ほ うに つい て見 てい た だい て、 外し た とい うこ とで あ れば 。 ○原 島代 理 異 議申 立人 が 外し たの か 、そ れと も審 理官 の ほう が外 した の かと -45- いう こと で 、も し審 理官 の ほう が外 し たの であ れば 、や っ ぱり ここ に理 由 を書 くべ きだ と 思い ます 。 ○山 田委 員 承 諾な り何 な りが あれ ば 、意 見書 の流 れの と おり でい いと 思 うの です が。 ○雨 宮審 理 官 調書 、議 事 録は 一方 的 に主 宰者 側、 審理 官 側が 書い てい る もの です ので 、 私は はい と言 っ た覚 えは な いよ と言 われ てし ま えば とい うこ と もあ り得 る、 そ うい うこ とは な いと 思い ま すけ れど も。 ○原 島代 理 異 議申 立人 が 申立 ての 趣 旨が ちゃ んと 前段 だ けで ある とい う ふう にし てい る かど うか です 。 もし して な いん だっ たら 、そ れ は審 理の 対象 と しな かっ た理 由 を書 かな くち ゃ いけ ない 。 ○榮 審理 官 裁 判所 でや る やり 方と し ては 、や っぱ りそ う いう とき は後 段 撤回 しま すと 、 1行 、調 書に 書 かせ るの が 基本 です 。た だ、 書 かな かっ たと き は、 判決 で判 断 とし て申 立て の 趣旨 はこ の 趣旨 であ ると いう 判 断を 書い てし ま う。 とい うよ り も、 対象 外の も のを 書か な いと いう 形で 、だ か ら、 原案 のと お り、 主文 のと お りで とい うの で も十 分書 い てあ ると いう ふう に 説明 でき るの で 、論 理的 には 欠 陥は あり ませ ん ね。 ○原 島代 理 調 書に 対し て 、き ちん と 異議 申立 人の もの が 残っ てい れば い いけ れど も、 残 って いな い、 変 える とい う こと は残 って いな い とき には 、や っ ぱり 書か なく ち ゃい けな いの で はあ りま せ んか 。 ○榮 審理 官 要 する に、 手 続が どう だ った かと いう 判断 は 主宰 者が 最終 的 に自 己責 任で 判 断す る問 題で す から 、だ か らこ う判 断し まし た よと いう こと を 調書 に残 す形 と 、あ るい は今 回 の意 見書 に 残す やり 方も あっ た でし ょう 。 ○原 島代 理 こ れを 受け て 、異 議申 立 人は 自分 の異 議申 立 てが 間違 って 書 いて ある とい う ふう に主 張し ま すよ ね。 自 分は 、異 議申 立て は 後段 も含 めて 申 立て した のに 、 ここ では 異議 申 立人 の主 張 の要 旨と して 間違 え て解 釈し てい る とい -46- うふ うに 言 う可 能性 があ り ます よね 。 ○榮 審理 官 言 うこ とは で きま すけ ど 、通 らな いで すよ ね 。 ○山 田委 員 2 ペー ジ頭 の とこ ろに 私 ども の判 断の 前提 が 調書 及び 意見 書 に基 づき です よ ね。 ○榮 審理 官 え え。 ○山 田委 員 と いう こと で 、今 、確 認 した 調書 の記 載と 、 それ から 意見 書 、合 わせ れば 、 この 5ペ ージ の 再放 送同 意 をす べき とい うと こ ろは 落ち てい る とい うこ とを 確 認し 、決 定案 を 作成 した と 。 ○原 島代 理 確 認し たの で 、異 議申 立 人を 要旨 の中 から 除 きま した と。 ○山 田委 員 と 言え るこ と は全 部盛 ら れて いる かな とい う とこ ろで 。 ○榮 審理 官 そ うす ると 、わ ざ わざ 説明 は要 ら ない ね。かえ って き れい です ね 。 ○山 田委 員 説 明し ない ほ うが いい か なと 。説 明を 求め て きた とき には 、 きち と答 えら れ る。 ○原 島代 理 場 合に よっ て は、 これ は 基本 的に 異議 申立 人 の主 張を 認め て いる わけ だか ら 、高 裁に 行く こ とは ない の か。 ○榮 審理 官 あ りま せん 。 事実 上は な いと 思い ます 。個 人 の方 で、 好み で こう いう こと を やっ てい る方 は わか りま せ んけ ど、 大丈 夫だ と 思い ます ね。 ○山 田委 員 ○事 務局 ○前 田会 長 「 ひの き」 は 既に 意見 書 は見 てい るの です か 。 閲覧 は来 てい ま せん 。 今 のご 意見 、 山田 委員 の ほう で申 し訳 あり ま せん が、 それ ぞ れ反 映し てく だ さい 。 閉 ○前 田会 長 会 そ れじ ゃあ 、 これ にて 審 議会 を終 了さ せて い ただ きま す。 次 回は -47- 11 月2 8 日1 5時 半と い うこ とで よ ろし くお 願い しま す 。 ど うも あ りが とう ござ い まし た。 -48-
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