小型管理機の安全操作 小型管理機使用上の注意点 1.作業時の服装 ・長袖、長ズボン、長靴 ※腰にタオル等をつけない。 主な操作レバー 2.運転前の点検 ① ①(副変速) (主変速) ② ⑥ ⑤ ③(右) ・燃料の量や、燃料もれ、燃料パイプの損傷がないか (床にオイル漏れがなくか) ・レバーがスムーズに動くか、損傷、変形がないか ・エンジンをかけて、エンジン音、排気ガスの色をチェッ クする ・停止ボタンを押してエンジンが停止するかどを確認しま す。 ※取り扱い説明書をよく読むこと。 3.主な操作レバー等 ④ ③(左) ⑧ ⑦ 始動時の注意 ①変速レバー(主変速、副変速の2本あるのが普通) ②主クラッチレバー ③サイドクラッチレバー(右、左) ④ロータリークラッチレバー ⑤スロットルレバー ⑥エンジン始動スイッチ(始動ボタン)等 ⑦燃料コック 4.始動順序 (主クラッチ切り、変速レバーニュートラルを確認) ①燃料コックを開く ②エンジン始動スイッチ(始動ボタン)を「ON」にする。 ③スロットルレバーを始動位置 ④チョークレバー閉 ⑤スタータロープを引く (エンジンがかかる) ⑥チョークレバー開 ※スタータロープは、戻るまではなさない。 ※⑤の時に管理機が動かないように足などで管理機 を押さえながら行う。 5.発進・走行 走行時の注意 尾輪の調節 後進時の注意点 (ハンドルの持ち上がり) ①主変速レバーを入れる。 ②副変速レバーを入れる。 ③スロットルレバーで回転数の調整をする。 ④主クラッチレバーをゆっくり入れる。(走り出す) ※ロータリークラッチレバーが切りの状態を確認する。 ※尾輪を調節して、ロータリーがあたらないように調 整します。 ※自分の歩くスピードにあった無理のないスピードを 選します。 【カーブを曲がるとき】 ①ハンドルを持ち上げます。 ②曲がりたい方向のサイドクラッチレバーを握ります。 【変速するとき】 ①主クラッチを「切り」にします。 ②希望の主変速レバーに入れます。 ③希望の副変速レバーに入れます。 【後進の注意点】 ※後進時には、ハンドルが持ち上がるように力が加わ ります。回転数をさげて操作します。 ※変速レバーは、「低」にして後方に充分注意する。 (ハウスに挟まれたり、転倒に注意) 【畑への出入りでの注意点】 傾斜のある畑への出入りは充分注意してください。 ①低速で行う。 ②傾斜に直角に走行して出入りする。 6.ロータリ耕での作業 ハウスに挟まれ 【耕うん方法】 ①尾輪を調節し、耕耘の深さを決める。 ②エンジンを始動。 ③耕うんに適した変速レバーにセットする。ロータリの 斜面での出入 回転数を変えるレバーがある場合は、適切なレバー にセットする。 ④スロットルレバーを操作し、適当な回転数にする。 ⑤主クラッチを入れて、前進開始。 ⑥ロータリクラッチレバーを「入り」にする。 ※土が固いときには、耕うんできなくて、ロータリを支 点にして急に前に飛び出すこと(ダッシュ)がありま ダッシュがおこる す。 前が壁であったり、土手であったりした場合には重大 な事故につながります。 最初から、深く、細かく起こさないで、荒おこし、仕上 げというように2∼3回で、仕上げるように作業しましょ う。 【旋回時の方法】 ①ロータリクラッチレバーを「切り」にする。 ②ハンドルを上げ、旋回したい方のサイドクラッチレバ 車へ激突? ー を握ぎって旋回する。 ③サイドクラッチレバーをはなす。 ④ロータリクラッチレバーを「入り」にする。 ※旋回時には、ロータリクラッチレバーを「切り」にす る。 【後進時の注意事項】 ①後進時には、ロータリクラッチレバーを「切り」にす る。 ②後進時には、ハンドルが持ち上がるように力が加わ ります。回転数をさげて操作します。 7.停止順序 ①主クラッチ、ロータリクラッチ、の「切り」を確認する。 ②スロットルレバーを「低」にする。 ③エンジン始動スイッチを「OFF」にする。 (エンジン停止)) ④燃料コックを閉じる。 8.事故例 *旋回中にバランスを崩す。 死亡事故は、平成11年全国で42件発生。その主な ものは、機械と立木やハウスの支柱等との挟まれ、機械 の転落・転倒によるものとなっている。 ①管理機を使って田を耕し中、 バランスを崩し、滑って 転んで、膝の下を機械に挟まれ、 打撲と挫傷する。 ②自宅前の狭い農道にて、農機をバックで圃場に入る ため操作していたところ、ギヤがニュートラルで止ま り、 急に農機がバックし 、避けようとしたが、ロータリーが 左足甲を通過、骨折と甲の部分を裂傷した。家族が救 急車を呼び、病院に搬送される。
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